不登校専門のオンラインプロ家庭教師植木先生へインタビュー VOL.2
「これだけで大丈夫! ずっと不登校でも1年で希望の高校に合格する方法」の著者植木和実先生から不登校の子の保護者様へのメッセージ
学校
不登校専門のオンラインプロ家庭教師植木先生へインタビュー VOL.2
不登校専門のオンラインプロ家庭教師植木先生へインタビュー
#01 植木和実先生が考える可能性を引き出す教育アプローチとは? VOL.1
#02 植木和実先生から不登校の子の保護者様へのメッセージ VOL.2
植木和実先生から不登校の子の保護者様へのメッセージ
てつなぎ
子どもたちの「心」にも向き合った学校・・・とても素敵な学校ですね。そして、子どもたちが先生の授業を受けて、パワーアップして学校へ戻っていく姿が目に浮かびます。子どもたちがパワーアップしていくために何か特別なことをされているんでしょうか。
植木先生
私自身は、特別なことをしているつもりはないのですが、強いて言えば2つのことを意識しながら子どもたちと接しています。
まず、1つ目は「本音を聞くこと」です。最初は本音を見せない生徒たちでも、「大丈夫だよ」「それやろう!」と言い続けていると、ある時、「ぽろっ」と本音をこぼしてくれるのです。これは大きなチャンスです。どんな本音も、その子自身。徹底して拾います。そこから活路を見出した生徒もたくさんいます。思っていることを話しても大丈夫、ここは安心安全な場所なんだと感じると子どもたちはどんどん本音を話すようになります。結果的に「本音が話せるようになること」で自信がついていくようです。
2つ目は「勉強が思ったより簡単だと気付いてもらうこと」です。私たちが思っている以上に、子どもたちにとって「勉強がわかる」ことは大きな意味を持つようです。自信に直結する子も多いです。クラスに戻っていくのに、足をすくませる原因にもなります。
勉強は本当にシンプルです。みんな最初は、「勉強、大嫌い!!」と言うのですが、よく聞くと、勉強自体よりも「勉強しなきゃいけないという圧力が嫌」「勉強を始めるまでの時間が嫌」「わからないと自分がダメな人間だと思うし、やっても点数が上がらないから嫌」という声が多いです。ダイエットもそうなのですが、短期間で結果が出るとやる気が出ますよね。生徒は、「成績が上がると、やる気が出る」ので、そこを一番大事にしています。生徒たちを見ていると、わかると楽しそうな顔をするし、できた時は嬉しそうです。思ったより簡単だと気付いてもらうことを大切にしています。
まず、1つ目は「本音を聞くこと」です。最初は本音を見せない生徒たちでも、「大丈夫だよ」「それやろう!」と言い続けていると、ある時、「ぽろっ」と本音をこぼしてくれるのです。これは大きなチャンスです。どんな本音も、その子自身。徹底して拾います。そこから活路を見出した生徒もたくさんいます。思っていることを話しても大丈夫、ここは安心安全な場所なんだと感じると子どもたちはどんどん本音を話すようになります。結果的に「本音が話せるようになること」で自信がついていくようです。
2つ目は「勉強が思ったより簡単だと気付いてもらうこと」です。私たちが思っている以上に、子どもたちにとって「勉強がわかる」ことは大きな意味を持つようです。自信に直結する子も多いです。クラスに戻っていくのに、足をすくませる原因にもなります。
勉強は本当にシンプルです。みんな最初は、「勉強、大嫌い!!」と言うのですが、よく聞くと、勉強自体よりも「勉強しなきゃいけないという圧力が嫌」「勉強を始めるまでの時間が嫌」「わからないと自分がダメな人間だと思うし、やっても点数が上がらないから嫌」という声が多いです。ダイエットもそうなのですが、短期間で結果が出るとやる気が出ますよね。生徒は、「成績が上がると、やる気が出る」ので、そこを一番大事にしています。生徒たちを見ていると、わかると楽しそうな顔をするし、できた時は嬉しそうです。思ったより簡単だと気付いてもらうことを大切にしています。
てつなぎ
生徒さんの気持ちに寄り添いながら、自信をつけてもらって、勉強の本質を伝えていく。私も先生の授業受けたくなります!
このインタビューを通じて保護者の方へのアドバイスや伝えたいことはございますか?
このインタビューを通じて保護者の方へのアドバイスや伝えたいことはございますか?
植木先生
共働きのご家庭も多いなか、子どもの不登校はご家族様にとって本当に大変なことだと思います。教え子たちのご家族様は、本当に愛情深く、いつも頭の下がる思いです。子どもたちの個性はさまざま、それは遺伝法則に由来する人間の生存戦略の一つでありますが、なかにはご自身を責められるご家族様もいらっしゃいます。責めなくて、大丈夫です。
そして、子どもの「何が好きか」「どんなことをすると嬉しいか」一緒に探してみてください。物心がついていない幼少期の反応は、実は大きなヒントになることがあります。子どもを応援する側に回ることで、生徒は本音を話しやすくなります。どんなことであれ、「将来やりたいことは、これです」と言える子は、強いです。勉強する原動力にもなります。もし今それがなければ、一緒に探しながら、いつかそれができたときのために勉強をして選択肢を広げておくのが良いのかなと思います。
また、勉強できなかったことに対して罪悪感を持たせないことも重要です。「今日これだけできて、昨日よりできたね」と、小さな進歩を認めることはとても効果的です。とはいえ、ご家族様が勉強を教えると、どうして子どもは甘えてしまい、思うように進まないとイライラするので、そこは周りのプロの方にお願いして、ご両親は応援に専念するのも選択肢の一つかなと思います。お天気が晴れの日ばかりではないように、勉強できない日もあります。次の日にまた頑張ればいいんです。子どもに勉強できなかったことに対する罪悪感は持たせない・・・これはとても重要なことだと思います。
そして、子どもの「何が好きか」「どんなことをすると嬉しいか」一緒に探してみてください。物心がついていない幼少期の反応は、実は大きなヒントになることがあります。子どもを応援する側に回ることで、生徒は本音を話しやすくなります。どんなことであれ、「将来やりたいことは、これです」と言える子は、強いです。勉強する原動力にもなります。もし今それがなければ、一緒に探しながら、いつかそれができたときのために勉強をして選択肢を広げておくのが良いのかなと思います。
また、勉強できなかったことに対して罪悪感を持たせないことも重要です。「今日これだけできて、昨日よりできたね」と、小さな進歩を認めることはとても効果的です。とはいえ、ご家族様が勉強を教えると、どうして子どもは甘えてしまい、思うように進まないとイライラするので、そこは周りのプロの方にお願いして、ご両親は応援に専念するのも選択肢の一つかなと思います。お天気が晴れの日ばかりではないように、勉強できない日もあります。次の日にまた頑張ればいいんです。子どもに勉強できなかったことに対する罪悪感は持たせない・・・これはとても重要なことだと思います。
てつなぎ
罪悪感を持たせないこと、とても大切ですよね。最後にですが、この本をどのような方に読んで欲しいと思いますか。
植木先生
実は、60代、70代の方から「読んだ!感動した!!そう、私もこうやって勉強しておけばよかったんだな、って。そしたら、何にでもなれたし、なんでも出来たわね!ワクワクしゃった。私が勉強したくなったわ。」と、嬉そうにご報告をいただき、びっくりしました。その気持ちを届けたくて本を書いたので、とても嬉しかったです。
また、「小学校から不登校で、高校、大学には行きたいけれど、何からしていいかわからなかった。方針がわかってよかった」というご感想もいただいています。不登校の子のご家族様、学校には行っているけれど勉強が苦手な子、なかなか点数が取れない子にもぜひ読んで欲しいと思います。「大丈夫だよ、間に合うよ。勉強は悩まなくていいんだよ」というメッセージが伝わればいいなと思います。そして、勉強が強敵に思えている方、高校受験、大学受験が不安な方にも読んでいただけると、「こんな感じでいいんだ」とちょっと楽になれると思います。
また、「小学校から不登校で、高校、大学には行きたいけれど、何からしていいかわからなかった。方針がわかってよかった」というご感想もいただいています。不登校の子のご家族様、学校には行っているけれど勉強が苦手な子、なかなか点数が取れない子にもぜひ読んで欲しいと思います。「大丈夫だよ、間に合うよ。勉強は悩まなくていいんだよ」というメッセージが伝わればいいなと思います。そして、勉強が強敵に思えている方、高校受験、大学受験が不安な方にも読んでいただけると、「こんな感じでいいんだ」とちょっと楽になれると思います。
てつなぎ
ありがとうございます。不登校の子だけでなく、勉強に悩むすべての子どもたちとその親御さんに向けた本ですね。
先生の温かい指導方法と前向きな姿勢が、きっと多くの人の心に響くと思います。本日は貴重なお話をありがとうございました。
先生の温かい指導方法と前向きな姿勢が、きっと多くの人の心に響くと思います。本日は貴重なお話をありがとうございました。
リンク
PROFILE
あたたかく才能を開花させる不登校専門オンラインプロ家庭教師イエローシードラビー代表。
1976年生まれ。東京大学大学院卒、生命科学修士。認定心理士。学生時代からの家庭教師歴は20年以上、小学生から大学受験生まで学年問わず全教科の指導を行ない、時に一緒に戦略を練り、時に本音をこぼしあいながら伴走してきた。ダウン症の愛娘(師匠)に恵まれ、教育の基礎を学ぶ機会を得る。大好きだった企業の研究職を感謝して卒業し、2020年より不登校専門のオンライン家庭教師イエローシードを立ち上げ、ひとりで年間20人の生徒の指導にあたっている。
記事の内容がよかったら「イイね!」ボタンを押してね