菓子研究家・福田淳子先生インタビュー。お菓子作りは「心の栄養」。
菓子研究家・福田淳子先生に聞く、忙しいパパ・ママのための“気負わない”おやつ習慣
インタビュー
菓子研究家・福田淳子先生インタビュー。お菓子作りは「心の栄養」。
てつなぎ編集部
本日は菓子研究家の福田淳子先生にお越しいただきました。
福田先生は、雑誌や書籍など幅広い分野で新しいお菓子の提案を続けておられます。
今回のインタビューでは、2025年に出版された著書『焼くだけ!冷やすだけ!レンチンだけ! だけ!おやつ』(白泉社)へのこだわりや、忙しい日常の中でおやつ作りを楽しむヒントについてお話をお伺いします。
まず最初に、『焼くだけ!冷やすだけ!レンチンだけ! だけ!おやつ』を執筆された背景や経緯についてお聞かせいただけますでしょうか。
福田先生は、雑誌や書籍など幅広い分野で新しいお菓子の提案を続けておられます。
今回のインタビューでは、2025年に出版された著書『焼くだけ!冷やすだけ!レンチンだけ! だけ!おやつ』(白泉社)へのこだわりや、忙しい日常の中でおやつ作りを楽しむヒントについてお話をお伺いします。
まず最初に、『焼くだけ!冷やすだけ!レンチンだけ! だけ!おやつ』を執筆された背景や経緯についてお聞かせいただけますでしょうか。
リンク
福田先生
よろしくお願いいたします。
きっかけは、お子さんがいらっしゃる方向けのライフスタイル誌『kodomoe』での連載でした。長く連載を続ける中で、読者の方々のリアルな要望が見えてきたんです。その集大成として、より作りやすく、手に取っていただきやすい形にまとめたのが本書になります。
きっかけは、お子さんがいらっしゃる方向けのライフスタイル誌『kodomoe』での連載でした。長く連載を続ける中で、読者の方々のリアルな要望が見えてきたんです。その集大成として、より作りやすく、手に取っていただきやすい形にまとめたのが本書になります。
てつなぎ編集部
読者の声が反映された一冊なのですね。
実際に本を作る際、特にこだわったポイントはどのような点でしょうか。
実際に本を作る際、特にこだわったポイントはどのような点でしょうか。
福田先生
一番は「心理的なハードルを下げること」です。お菓子作りは料理と違って手順の説明が長くなりがちですが、あえて文字数を減らし、誌面に余白を多く持たせました。パッと見た瞬間に「これなら3ステップでできそう」と感じてもらえるような、視覚的な簡潔さにこだわっています。また、特別な道具やオーブンがなくても、身近な材料だけで完成するレシピを厳選しました。
てつなぎ編集部
確かに、驚くほど手順や工程がシンプルで「やってみよう」と思えました。
先生がお菓子作りを始めたきっかけなんですか?
先生がお菓子作りを始めたきっかけなんですか?
福田先生
小さい時に本を読むのが好きだったんですが、そのときの外国の作品に登場する「木いちごのパイ」や「ミンスミートパイ」といったお菓子に「これはどんなお菓子なんだろう?」と強く憧れを抱いたことがきっかけでした。それから、そういったお菓子を作ってみたい、食べてみたいとなって小学生から自分でお菓子を作るようになりました。
てつなぎ編集部
小学生から作られていたんですね。その時に印象に残っているお菓子はありますか?
福田先生
家にオーブンがまだなかったときにオーブントースターでクッキーなどを焼いていましたが焦がしたり、なま焼け、他のお菓子でも色々と失敗したことは今でも覚えていますね。小学6年生ごろにクリスマスプレゼントにオーブンを買ってもらってからは失敗せず作れるようになりました。
てつなぎ編集部
お菓子作りを失敗してしまうとお菓子作りからしばらく遠ざかってしまうなどありますが、続けていくアドバイスなどありますか?
福田先生
塩梅が必要な料理と違い、お菓子作りは、材料をしっかり計って言われた手順で進めれば、そんなに失敗せず、上手くいきます。まずは計量がとっても大事です。なので、風袋付きのスケールなどがあるとより作りやすくなると思います。
てつなぎ編集部
先生ご自身は、普段はどのようなおやつを作られているのですか?
福田先生
仕事での試作がほとんどですが、実は私、かなりの凝り性なんです。一度「マイブーム」が来ると、一ヶ月くらい毎日同じお菓子を焼き続けることもあります。「材料を少し変えたらどうなるか」「焼き時間を微調整したらどうか」と研究を重ねるのが楽しくて、ある日突然飽きるまで続けてしまいますね。
てつなぎ編集部
その探求心が、魅力的なレシピに繋がっているのですね。
今回のレシピ作りの中で、特に印象に残っているエピソードはありますか?
今回のレシピ作りの中で、特に印象に残っているエピソードはありますか?
福田先生
「電子レンジ」を活用したレシピです。正直、今まではオーブンの方が良いと思い込んでいて、レンジ調理をそこまでしてこなかった部分がありました。ですが、今回プリンなどを試作してみると、わずか数分で驚くほど上手にできたんです。時短になるだけでなく、少量だけ作りたい今のライフスタイルにも合っている。自分自身にとっても大きな発見でした。
てつなぎ編集部
プリンが電子レンジでわずか数分で作れるのは魅力的ですね!
※レシピ詳細は福田先生著書『焼くだけ!冷やすだけ!レンチンだけ! だけ!おやつ』の61ページをご参照下さい。
おやつ作りというと少し手間に感じますが、味以外に「手作りならではの良さ」はどこにあるとお考えですか。
※レシピ詳細は福田先生著書『焼くだけ!冷やすだけ!レンチンだけ! だけ!おやつ』の61ページをご参照下さい。
おやつ作りというと少し手間に感じますが、味以外に「手作りならではの良さ」はどこにあるとお考えですか。
福田先生
「香りの記憶」と「変化を楽しむ時間」です。私の母は積極的にお菓子を作る人ではありませんでしたが、春にイチゴジャムを煮ることは毎年していました。その香りだけは今でも鮮明に覚えていて、それは幸せな記憶として心に残っています。また、親子でお菓子作りをするとき、生地が膨らんだり、液体が固まったりする過程などは、大人にとっても子どもにとっても豊かな体験になります。
それと達成感ですね、お菓子作りって失敗するとリカバーできないことも多々あります。そのぶん、次に作ったときに成功したときのやり遂げた感は普通のお料理よりもあると思います。
それと達成感ですね、お菓子作りって失敗するとリカバーできないことも多々あります。そのぶん、次に作ったときに成功したときのやり遂げた感は普通のお料理よりもあると思います。
てつなぎ編集部
普段の料理の香りとは違うお菓子の甘い香りの幸せや、お菓子作りの達成感は普段のお料理からは得られないかもしれませんね。
忙しいお父さんやお母さんが、日常的におやつ作りを楽しむコツがあれば教えてください。
忙しいお父さんやお母さんが、日常的におやつ作りを楽しむコツがあれば教えてください。
福田先生
「自分だけの鉄板レシピ」を1〜2個だけ持つことです。あれこれレパートリーを増やそうと無理にせず、「これなら失敗しない」という自信作を1、2個もつだけで十分です。そういう自分の十八番があればそれだけど気がぐっと楽になります。あと、もし時間がなければ、市販のお菓子をお気に入りの皿に盛るだけでもいいんです。「手作りじゃなくちゃだめ」みたいな気負いを捨てて頑張りすぎないことが一番大切です。
てつなぎ編集部
先生の「頑張りすぎなくていい」というお言葉に救われる方も多いと思います。
今後、新しく挑戦したい活動などはありますか?
今後、新しく挑戦したい活動などはありますか?
福田先生
最近は特にお子さん向けのお仕事に力を入れていますが、今後は大好きな「クッキー」の研究を深めていきたいです。まだクッキーに特化した本は出していないので、いつか形にできればと思っています。動画も分かりやすいですが、やはり紙のレシピ本ならではの見やすさや良さを伝えていきたいですね。
てつなぎ編集部
最後に、読者の方々へメッセージをお願いします。
福田先生
お菓子は、普段のお料理と違って生きていくために絶対に必要というわけではありませんが、「心の栄養」になります。余裕があるときに、ふと漂う甘い香りや可愛らしい見た目を日常に取り入れることで、少しでも心が軽くなってほしいと願っています。夜中に頑張った自分へのご褒美として甘いものを食べるときも、罪悪感なんて持たなくて大丈夫です。ご自身のペースで、お菓子のある生活を楽しんでください。
てつなぎ編集部
お菓子の香りと共に、穏やかな時間が広がっていくようなお話でした。本日はありがとうございました。
リンク
著者
菓子研究家。フードコーディネーター。
カフェなどのメニュー開発や店舗の立ち上げを経験後、書籍や雑誌、広告などで幅広く活躍中。手軽に作れるレシピに定評があり、「簡単で、おいしくて、かわいいお菓子」の作り方を提案している
※当サイトの情報を転載、複製、改変等は禁止いたします。
※当サイトはアフィリエイト広告を掲載しています。
※Amazonのアソシエイトとして、てつなぎは適格販売により収入を得ています。
※当サイトはアフィリエイト広告を掲載しています。
※Amazonのアソシエイトとして、てつなぎは適格販売により収入を得ています。
記事の内容がよかったら「イイね!」ボタンを押してね