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【独占】平熱先生オーディオブック発売記念インタビュー VOL.02

一人ひとりが尊重される教育

更新日:

平熱
SNSフォロワー数8万人超の特別支援学校教員

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SNSフォロワー8万人超えの現役特別支援学校教員 平熱先生にインタビューVOL.02

SNSフォロワー8万人超えの現役特別支援学校教員平熱先生に独占インタビュー


一人ひとりが尊重される教育

てつなぎ
私が小学生のときは「休み時間はみんな外で遊びなさい」と言われることが多くありました。

当時、物静かな友だちがいて、その子は休み時間はもっぱら読書をしていたんです。
あるとき、その子のお母さんから「休み時間、うちの子も外遊びに誘ってくれる?」と頼まれたことがあり、よく誘ったりしてました。

本書45ページに書かれている「ソロキャンプたのしんでる人を強引に大人数のバーベキューに連れてくの地獄じゃない?」という言葉を読んで、当時悪いことしちゃったなと反省しました。
平熱先生
そうなんですよね。今は違うかもしれないけど、当時はそういう風潮が強かったと思います。「教室で読書してないで、みんなと外で遊びなさい」みたいな。

でもそれって、全然一人ひとりが尊重されてないよなと思います。

本にも書きましたけど、どうしても保護者は、「子どもはみんなと遊べるほうがいい」と思ってしまいがちなんですけど、合唱コンクールの話ではないですが、「なんでそれをしなきゃいけないのか」をちゃんと考えながら子どもたちと接したいですね。
てつなぎ
先生によって指導のやり方が違ったりすることはありますか?
平熱先生
もちろん、先生によって見方も違えば、サポートの方法も全く違います。もっと言えば、価値観も違います。あくまでもこの本とかX(旧Twitter)のポストはわたしの考えなので、「いやいや、まわりの友だちと一緒に遊べなきゃダメだろう」っていう人もいるかもしれない。

(同じ学校だとしても、自分と関係値の小さい)子どもたちや保護者が何を望んで、どういう方向で指導してるのかって、そんなすぐにわかることじゃないですから。

だから、その先生が、わたしの考えとちがうこととか、わたしじゃやらないことをやっていたとしても、よっぽどじゃなければ口を挟むことは基本しないですね。一人ひとりの先生の価値観とか美学を、基本的には信じていますね。

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著者名
平熱
出版社
 かんき出版

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