子どもの算数力の育て方――算数の偏差値アップで生涯賃金もアップ

算数を「苦手」から「好き」に変え、算数の力を伸ばすことで、子どもの可能性は大きく広がります。 未来を切り拓く算数力を養う、新しい時代に必携の一冊です。

教育

スタンフォード大学・オンラインハイスクール校長/哲学博士/EdTechコンサルタント
  • このお題をXでシェア
  • このお題をLINEでシェア
  • このお題をfacebookでシェア
  • コメントを見る

算数は単なる計算ではありません。本書は、世界をリードする教育現場の知見から、論理的思考や問題解決能力としての「算数の力」を育むメソッドを公開します。変化の激しい時代を生き抜く力を、家庭でどう育むか。
星友啓著書の『スタンフォード大学・オンラインハイスクール校長が教える 子どもの算数力の育て方』から一部転載・編集してお届けいたします。

算数の偏差値10アップで生涯賃金も18%アップ

算数は現代を生き抜くための最重要スキルの一つです。

数を扱うのは多かれ少なかれ、どの仕事にも必要なこと。

そのため、算数の成績の偏差値が10上がれば、平均で18%収入が上がる。

そんな相関が報告されているのも驚きではありません。

また、数字は自分の健康を管理したり、医療リスクや治療の内容を理解したりするのにも欠かせません。

数のスキルが身についているかどうかが、その人の健康リスクを大きく左右するという結果も出ています。

さらに、小学校入学前の段階での算数の能力の差が、子どものその後の将来を左右することも明らかになっています。

まず、未就学の子どもの数字のスキルは、その後の子どもの学習に大きく影響します。

たとえば、未就学のときに数のスキルが十分に身についていないと、算数だけでなく、その後の読み書きや、理系全般の成績が低くなります。

そうした影響が小学校から中学校、高校、大学と積み重なり、子どもの将来、長きにわたって影響が出てしまう。

実に、年長さんのときの「算数スキルテスト」の結果が1点アップすることで、二十代後半での年収が1万円以上アップするという報告もあるほどです。

だからこそ、小さな頃から算数嫌いにならないように、算数を好きになってもらい、さらに、算数の力をアップさせたい。

現代を生きる力を子どもにつけさせてあげたい。そう思うのは非常に自然な親心です。

まずは手始めに、親が意識すべき心構えのコアとなる考え方をご紹介しましょう。

親の9割が陥る4つのワナ――脱「算数嫌い」のために今すぐ捨てるべき思い込み

次の「サクラ」と「ミナト」のストーリーをご覧ください。算数に対する意識が対照的な二人です。

算数嫌いのサクラ。算数の時間が始まるとドキドキして、とてもイヤな気持ちになる。親も自分が小さな頃から算数が苦手だったので、「うちは文系家系だから」とサクラを慰めながら、納得している。それではダメだと、宿題を手伝ったり、家でできることをしたりしているが、サクラの算数嫌いが治る気配はない。

ミナトは小さな頃から算数が得意。算数力がずば抜けているわけではなさそうだけれども、テストの点数や成績はとてもよく、親としても、さらに頑張ってほしいと思っている。小さな成功体験を大事に、いい点をとってきたときはベタ褒めし、もっとスラスラ問題が解けるように、計算表の暗記を徹底したり、ドリル学習を増やしたりしている。

このストーリーから知るべき親がもつべき心構えの基本は次の4つです。

1. 算数の力は誰でも身につけることができる
2. 大人の算数嫌いが子どもにうつる
3. 「できた!」より「やってみた!」を褒める
4. 計算のスピード重視は危険

子どもの算数の力をアップするための第一ステップは、これら4つの基本ポイントを意識すること。

一つずつ詳しく解説していきましょう。

記事の内容がよかったら「イイね!」ボタンを押してね

スタンフォード大学・オンラインハイスクール校長/哲学博士/EdTechコンサルタント

このコラムに関連する書籍はこちら!

  • このお題をXでシェア
  • このお題をLINEでシェア
  • このお題をfacebookでシェア
  • コメントを見る

コラムに関連している掲示板

  1. 子育て本
  2. 教育
  3. 子どもの算数力の育て方――算数の偏差値アップで生涯賃金もアップ

ログインありがとうございます。1ポイントゲット!

ログインありがとうございます。0ポイントゲット!