医学的に正しい食事法!「野菜ジュースは野菜の代わりにならない」 

診察数20万人以上、生活習慣病の専門医が教える、生化学×最新研究から導き出した、医学的に正しい食事法。

食事

AGE牧田クリニック院長。糖尿病専門医。医学博士。
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現代人は「あと100グラムの野菜」が足りない

きゅうりやもやしには、「栄養がない」と思っていませんか?

野菜には、それぞれ健康を維持するうえで欠かせない重要な栄養素が含まれています。

もちろん、きゅうりやもやしも同様です。「栄養がない」はデマです。

代表的な栄養素を挙げてみると、きゅうり1本(約100グラム)には、ビタミンCが1ミリグラム、塩分を調節するカリウムが200ミリグラム含まれています。

もやし1袋(約240グラム)には、ビタミンCが1ミリグラム、食物繊維が1.3グラム含まれています。

あらゆる野菜にはそれぞれ栄養があります。

だから、あらゆる栄養素を得るために、どんな野菜も食べる価値があります。

ただし、糖質の高いじゃがいもやかぼちゃなどはたくさん食べないほうが良いことも覚えておいてください。

ときどき、「ブロッコリーが体に良いって聞いたから」などと、限られた種類の野菜ばかり食べている人を見かけます。

彼らは、「きゅうりやもやしなどの『栄養がない』野菜を食べるなら、ブロッコリーを食べたほうが合理的だ」と考えているのでしょうが、じつは非合理の極みです。

ブロッコリーにはブロッコリーならではの栄養素があるように、きゅうりにはきゅうりならではの、もやしにはもやしならではの栄養素があります。

そうしたものをまんべんなく摂っていくのが頭の良い方法です。

それでも人は、どうしても偏った食材を選びがちです。

だから、ときには意識的に、「今日は、これまで買ったことのない野菜を1つ買ってみよう」と決めてスーパーに行くのも良いでしょう。

なお、厚生労働省が推奨している成人の1日の野菜摂取量は350グラムですが、どの年代の人も、それより少ない量しか摂っていない現状があります。

どの年代もだいたい100グラムくらいの野菜が足りていません。

野菜の100グラムは、トマトや玉ねぎなら半玉程度、キャベツなら1/8カット、きゅうりやなすなら1本くらいが目安です。

基本的に野菜は、加熱するとビタミン類が消失しやすいので、生で食べるのが栄養的には一番です。

ただ、生では量が食べられないので、おひたしや鍋にして、さまざまな野菜を多く食べる工夫も必要です。

著者

AGE牧田クリニック院長。糖尿病専門医。医学博士。

牧田 善二

1917年、北海道大学医学部卒業。ニューヨークのロックフェラー大学医生化学講座などで、糖尿病合併症の原因として注目されているAGEの研究を約5年間行う。この間、血中AGEの測定法を世界で初めて開発し、『The New England Journal of Medicine』『Science』『THE LANCET』等のトップジャーナルにAGEに関する論文を筆頭著者として発表。1996年より北海道大学医学部講師、2000年より久留米大学医学部教授を歴任。2003年より、糖尿病をはじめとする生活習慣病、肥満治療のための「AGE牧田クリニック」を東京・銀座で開業し、延べ20万人以上の患者を診ている。雑誌、テレビにも出演多数
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AGE牧田クリニック院長。糖尿病専門医。医学博士。

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