受験生の親と子どもに!「スマホ等で6割の小中学生が寝不足に」

スマホに振り回されて後悔しないために受験期に備えて親子で知っておきたいことをエビデンスとともに1冊にまとめました!

教育

成蹊大学客員教授、ITジャーナリスト。
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スマホには、「ブルーライト」が入っています。

杏林大学医学部古賀良彦名誉教授の『ブルーライトと生体リズム』(ブルーライト研究会)によると、体内時計の睡眠と覚醒のリズムが乱れ、睡眠の質が下がるそうです。

メラトニンは睡眠を促すホルモンで、分泌されると睡眠が促され、抑制されると覚醒します。

昼間にブルーライトを含む明るい光を浴びると、メラトニンの分泌が抑制されて覚醒します。一方で夜に浴びてしまうと、眠れなくなってしまうというわけです。

事実、ニフティキッズの前述の調査でも、睡眠時間が足りていないことで、「朝起きられない」(68.7%)、「あくびが出る」(65.5%)、「集中できない」(40.9%)、「いらいらする」(32.6%)、「元気が出ない」(30.9%)、「居ねむりをしてしまう」(24・4%)、「体調が悪い」(23.9%)、「食欲がわかない」(22.0%)など、子ども達に大きな悪影響が出ていることが分かっています。

夜中まで長時間スマホを利用し、睡眠時間を削っても、何のメリットもありません。

スマホの利用時間をコントロールしないと、子ども達の健康や学習に悪影響が出てしまうのです。

受験とは関係なく、子どもの夜間におけるスマホの利用時間はコントロールすべきなのです。

自分だけで制限できるなら問題はありませんが、そんな子は決して多くありません。

たとえば、前述のようにその子に合わせた可処分時間を計算して、今のスマホの利用時間と照らし合わせ、適切な利用時間の長さを導き出してみましょう。

利用時間の長さを決められたら、それに合わせてスクリーンタイムなどで利用時間を制限すると守りやすくなります。

夜間は利用できないようにした上で、居間で充電する決まりにしたり、保護者がスマホを預かる仕組みにしたりすると、このような問題は避けられます。

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成蹊大学客員教授、ITジャーナリスト。

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