小学生男子!マンガやテレビ、ゲームは...
やがて来る、ひとり立ちのために・上手に息子をコントロールし、伸ばす秘訣!#02
しつけ/育児
マンガやテレビ、ゲームには制限が必須
男子は中毒になりやすい
男の子は目の前の「オモロイこと」に流されやすいので、マンガやテレビ、ゲームなどの娯楽にもすぐにハマってしまいます。
このご時世なので、マンガやゲームを禁止しろとは言いません。ただ、付き合い方はコントロールしてほしいものです。
日本には、マンガやテレビ、ゲームが大好きな男性がとても多いのです。20年ほど前の話ですが、新幹線に乗ったら、とあるプロ野球チームと遭遇しました。
選手たちはみなマンガを読んでいて、「いい大人が......」と思ったのを覚えています。
今ならきっと、みなスマホでゲームをしているのでしょう。
現代の小学生の父親は、バリバリのテレビっ子、ゲーム世代です。
休日に夫に「外で子どもと遊んできて」と言ったら、子どもを遊ばせながら自分は携帯でゲームをやっている・・・・・・と言う母親がいました。
父親がビールを飲みながらダラダラとテレビを見たり、スマホでゲームをしたりしていれば、子どもだって真似をするでしょう。
いくらお金のかからない娯楽だと言っても、せめて子どもが見ていないところでやればいいのに、と思います。
奥さんのいら立ちもよく理解できます。
大人が付き合い方をコントロールできていないのですから、子どもはなおさら、何時間でもマンガを読んだりゲームをしたりしてしまいます。
だからこそ、親は子どもに、マンガやゲームとの付き合い方を教えるべきです。
とくにゲームに関しては、いろいろなメディアで指摘されているように、長時間の使用がさまざまな弊害をもたらします。
また、高校生のスマホの平均利用時間が5時間を超え、そうした子たちはほとんど家で勉強しないというデータもあります。
一般に、スマホやゲームをある程度の時間やると、その前に学習したことが何であったか、よくわからなくなるか、きれいさっぱり忘れてしまう傾向があります。
また、スマホやゲームをするときの頭の集中のさせ方が、学習をするときのそれと同一方向線上にあり、机に向かって勉強するのが億劫になってしまう人が多いとのことです。
私自身、ゲームからエネルギーをもらうことはできないと、長年の経験から感じています。
他の遊びで暇を与えないようにする
親自身が「ラクだから」、スマホやゲームの使用を子どもに許しているという背景もあります。
雨で外に遊びに行けない日や、外出先で静かにしてほしいときに、無制限でテレビを見させたり、スマホやゲームを与えたりしてしまいがちです。
雨で外に遊びに行けないなら、パズルなどの遊べるものを用意してあげます。
いろいろと試すうちに、 ハマるものが必ず見つかります。
親もテレビを見ないヒマつぶしを考えましょう。楽器などいじってみせるのは、子どもにいい影響を与えます。釣り道具の手入れでもいいです。語学の勉強でもかまいません。何か自分からすることを見つけましょう。
あるゲーム中毒の男子がいました。
彼は普段は7時間、夏休みは毎日12時間以上、 食事以外はほとんどゲームをしていました。
彼をたき火に連れていったら、最初は手持ち無沙汰にしていましたが、そのうちに竹の棒を削ることにハマりました。
無心になって竹の節を落とすことは、一見無意味な行為に見えますが、彼にとってはたまらなく「オモロイこと」になったのです。
学校や宿題のストレスをゲームで解消するというのは言い訳です。せっかく確保した時間をゲームでつぶすのはもったいない。それに、ゲームをしすぎると、かえってリフレッシュにならないと思います。
外でたくさん遊んでいて、エネルギーの吸収・発散ができている子は、少々ゲームをやっても大丈夫です。
外で3時間くらい遊んで、家で30分ほどゲームをやるくらいなら、相殺されるでしょう。
問題なのは、外でほとんど遊ばずに、ネットやゲームばかりやっている子です。
テレビやスマホの画面を見続けると、言語が発達する箇所が伸び悩んで、学習能力が下がるという説もあります。
ゲームが蔓延する世の中は仕方ないのですが、問題は時間です。
ゲームには臨界点があります。
賢い子は、ギャンブルと同じで、いつかバカバカしいことだと気づきます。
しかし、子どものうちは気づくのは難しいでしょう。
やはり、親が助言しつつ、時間をコントロールさせることが肝要です。
松永暢史公式サイト
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