公認心理師さんに聞いてみた!夫婦関係が悪いと子どもにどんな影響がある?(第2回)
―離婚・別居を考える前に知っておきたい“安全”の視点(公認心理師 / カウンセラー・田村俊作先生インタビュー)
インタビュー
公認心理師さんに聞いてみた!夫婦関係が悪いと子どもにどんな影響がある?(第2回)
夫婦の関係が揺らぎ始めると、その影響は思いがけない形で家庭の中に広がっていきます。大きな声を出していなくても、言い争いをしていなくても、日々の空気の張りつめ方や、ふとした沈黙――そうした“見えない変化”を、子どもは驚くほど敏感に感じ取ります。
てつなぎの掲示板では、夫婦関係の悩みに関する投稿が約1000件以上投稿されています。
「旦那に会話する話題がないって言われた」「夫婦喧嘩・すれ違いの原因と葛藤」「モラハラ旦那の顛末」など悩みの種類も多岐にわたります。
てつなぎでは、こうした声に寄り添いながら、専門家と一緒に考える連載「公認心理師さんに聞いてみた」シリーズコラムを展開しています。
本コラムは公認心理師さんに聞いてみた!夫婦関係が悪いと子どもにどんな影響がある?(第1回)の続編になります。
教育・福祉・メンタルヘルスの現場で約20年間支援を続ける、公認心理師・カウンセラーの田村俊作先生に、掲示板に寄せられたリアルな声をもとに、家庭や親子のテーマについてお話を伺いました。
親の心を守る“息抜き”の力
家庭の空気をよくしたいと思っても、“日常のストレス”で心がすり減ってしまうという声も多いですよね。“親の心の余裕”を保つには、どんな考え方や行動が効果的でしょうか?
無理を手放して、“自分のための時間”をつくる
お金とか時間とか、制約はいろいろあるだろうけど、無理のない範囲で“好きなことをする”“息抜き”をしてもらうことが大事かなと思います。ハーゲンダッツでもいいと思うし、少し誰かと話す、でもいいし。
そうやって、ちょっとずつでもいいから“自分のための時間”を取り戻すことが、結果的に家族の安心にもつながっていくのかもしれませんね。
がんばりすぎずに、ちょうどいい距離を保つ
やっぱり、“息抜き”とか、“ある程度距離をとる”とか、“頼み事をするタイミングを見直す”とか、「無理のない範囲でできる工夫」が大事なのかなと思います。
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