8万人の親を指導した育児のプロが伝える!――「体の余白」と「頭の余白」
ちょっとずるしたほうが育児も人生もうまくいく!!がんばってもうまくいかない、報われないと思ってしまう育児はもう終わり!子どもも親も居心地のいい生活とは?ずるいマインドセット方法大公開!
しつけ/育児
「いいママでいなきゃ」と頑張り続けて疲れていませんか?
『ズルい親ほど子は育つ!』は、家事や育児の“やらなきゃ”から解放されたい親たちに、新しいマインドセットを提案します。“ズルい”ほど笑顔が増える、その理由をぜひ本書で確かめてください。
咲良ともこ先生の著書『ズルい親ほど子は育つ!』から一部転載・編集してお届けいたします。
「体の余白」と「頭の余白」
そもそも「余白」には2種類あると知っておいてください。
「体の余白」と「頭の余白」の2つです。
まず「体の余白」とは、体や時間についての余裕です。
体に余白がある状態とは、
・睡眠が十分に取れている
・体が疲れていない
・食事を落ち着いてとれている
・予定を詰め込みすぎていない
これまでお話ししてきた「やりたくないことをやめる」というのは、この体の余白を作るための方法です。
イライラの元になる疲れをためないように、掃除の回数を減らしたり、お弁当作りを手抜きしたり。自分の体と時間を大切にすることで、体の余白を作っていきます。
一方で「頭の余白」もまた大切な視点です。
頭の余白を保つことは、「頭の中のゴミをなくすこと」とも表現できます。
子どもの将来を必要以上に心配したり、「ちゃんと育てなければ将来困るかも知れない」と悩んでしまう。
こういった不要な考え事は、私たちの頭の中をいっぱいにしています。
「うちの子は、いい大学に行けるかしら」「この子は、このままじゃどうなっちゃうんだろう」という将来の不安・心配は、自分自身が過去に親や先生から言われたことの〝刷り込み”だったりします。
それを、今度は自分がわが子にも当てはめようとしているだけ。
でも、だからこそ気づいてほしいんです。
その当てはめが、ただの思い込みや常識の枠なだけで、その子が幸せになる方法ではないということを。
その子は自分の力で人生を切り開く力があります。
その力を心から信じてあげることで、勉強が出来なくても自分に与えられた能力や個性を使えば大丈夫だと自信がつき、見守られている安心感から笑顔が増えていきます。
怖くてもあなたの心配を手放すほうが親子が幸せになる近道なのです。
あなたの不安は、脳みそのゴミ
未来なんて誰にも予測できないんです。
例えばコロナが起きて、世の中に不安が広がりました。
世界が変わる毎日で不安な人がほとんどでしたが、コロナが不安だったのではなく、コロナによって「未来が最悪になったらどうしよう」という先取りが不安を作りました。
コロナを通じてそれまで学校や成績のことを悩んでいた毎日より、病気にかからな
いかを心配する親が増えました。
でも、私たちはなんとか対応できました。
ということは......。
将来のことを先取りして不安になっても、意味がないんです。
科学的にも97%の不安の予測は実際に起きないと説明されています。
明日、何が起きるかは誰にもわからないことをコロナは証明しました。
つまり、皆さんの不安は、脳みそのゴミです。
脳みそのゴミを捨てないと、子どもを観察したり、楽しいことを考える幸せな気持ちを作ることはできません。
興味深いのは、体と頭の余白はつながっていることです。
睡眠が足りないと心の余裕がなくなります(だから「寝なさい」というわけです)。
反対に、心がざわついている日は、たいてい体調も悪くなります。
どちらか一方だけでなく、両方の余白を作ることが大事です。
母親向けマインド講座主宰。実業家。UNITE Inc. CEO。
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