8万人の親を指導した育児のプロが伝える!――「やるべき」の思い込みを捨てる
ちょっとずるしたほうが育児も人生もうまくいく!!がんばってもうまくいかない、報われないと思ってしまう育児はもう終わり!子どもも親も居心地のいい生活とは?ずるいマインドセット方法大公開!
しつけ/育児
「いいママでいなきゃ」と頑張り続けて疲れていませんか?
『ズルい親ほど子は育つ!』は、家事や育児の“やらなきゃ”から解放されたい親たちに、新しいマインドセットを提案します。“ズルい”ほど笑顔が増える、その理由をぜひ本書で確かめてください。
咲良ともこ先生の著書『ズルい親ほど子は育つ!』から一部転載・編集してお届けいたします。
「やるべき」の思い込みを捨てる
「今日は怒らない」と決めたのに、結局怒ってしまう。
そんな自分に落ち込んで、「私ってダメな母親かも」と自分を責めてしまう。
これ“お母さんあるある”ですよね。
でも、覚えておいてください。
子どもに怒ってしまうのは、あなたが未熟だからではありません。ただ、あなたに余裕がなくなっているだけなのです。
怒りはたいてい、疲れやキャパオーバーのサイン。
どんな人でもやることが多すぎて心も体もいっぱいいっぱいになると、小さなことでもイライラしやすくなるものです。
つまり、怒らないママになるためには、「やることを減らす」のが近道なのです。
子どもにとって必要なのは「完璧なママ」ではなく、「笑っているママ」です。
疲れ果てて怒っているママよりも、少し手を抜いてでもニコニコしているママのほうが、ずっと安心できるし、家庭の空気もおだやかになります。
子どもはママの笑顔から安心を受け取り、そこから伸び伸びと育っていくのです。
だからこそ、「やるべき」と思い込んでいることを見直さなければ、笑顔のママにはなれないのです。
「本当に掃除は毎日するべき?」「子どものためにごはんは手作りであるべき?」
ひとつひとつ、「本当にやるべきこと?」と問い直してみましょう。
そして、「やらない」と決める勇気を持ってみてください。
そんな「やらない勇気」こそが、あなたと家族を救います。
「やめられない」を本当にやめるには、今までのご自身が知っている知識では太刀打ちできないはずです。
だから、この本で本当に「やらないママ」になる方法をお伝えします。
怒らない「努力」より怒らなくなる「仕組み」
「自分自身がラクに楽しく生きているお母さん」を目指すには、繰り返しになりますが余白を作ることと自分自身を満たすことが大事です。
それらがなぜ必要なのか、くわしくお話ししていきましょう。
その人ができる「我慢」には、許容量があると捉えてください。
たとえて言うと、我慢をする度に「我慢のコップ」に水がどんどんたまっていきます。
そして「我慢のコップ」から水があふれると、ささいなことでも怒りやすくなってしまいます。
ですから「我慢のコップ」に水がたまらないよう、余白を作り出す必要があります。
「余白を作る」ためには、心と体にゆとりを持つことです。
たとえば朝の掃除や洗濯を、毎日じゃなくて1日とばしにする。
朝ごはんは、セルフで食べられるものに変える。
シリアルやバナナなど、好きなものを置いておく。
このように、眠いならママが遅くまでゴロゴロして大丈夫、たまには寝坊できる仕組みにします。
これは私たちの*脳の仕組みと、深い関係があります。
つまり睡眠不足だったり疲れがたまったりしていると、子どもを温かく見守る気持ちや「どうすれば楽しく過ごせるかな」というアイデアを考える脳の部分が動かなくなってしまうのです。
だから、すべてのお母さんに最初におすすめしたいのは「寝ること」です。
寝るためだったら洗濯機を回すのだって、掃除機をかけるのだって明日でいいのです。
*①前頭前野という部分の血流が悪くなり、倫理的思考や問題解決が苦手になり、イライラしやすく怒りっぽくなる
②扁桃体という部分が過敏になり普段なら流せることに過剰反応してしまう
③やる気に関わるドーパミンが不足し、集中力が低下したり無気力になりやすくなる
④ホルモンバランスが崩れ、ストレスホルモンのコルチゾールが上昇しやすくなる
母親向けマインド講座主宰。実業家。UNITE Inc. CEO。
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