医学的に正しい食事法!「栄養を最大限に摂る知恵」
診察数20万人以上、生活習慣病の専門医が教える、生化学×最新研究から導き出した、医学的に正しい食事法。
食事
トマトは「オリーブオイル+加熱」で栄養が増す
トマトは、切るだけで1品になる手軽さや、あるだけで彩りが加わるなど、食卓への登場回数の多い野菜なのではないでしょうか。
しかもトマトには、βカロテン、ビタミンC、カリウムなど多様な栄養成分が含まれています。
なかでも色素成分のリコピンが持つ抗酸化作用によって、がんなどの生活習慣病を予防してくれる、すばらしい野菜です。
じつは、リコピンの吸収は生で食べるよりも加熱したほうが良いことがわかっています。
いつも生で食べている桃色系のトマトであっても、炒め物などの加熱調理もしてみましょう。また、油脂と合わせることでもリコピンの吸収率は上がります。
健康に良いとされる地中海料理ではトマトとオリーブオイルを多用しています。
これはどんどん取り入れたい相性バツグンの組み合わせなのです。
トマトは1年中、どこでも売られています。
しかし、栄養成分を考慮すると、栄養価が最高になる旬の夏に積極的に摂りたい野菜です。
冬から春にかけて多く出荷される「フルーツトマト」は、高糖度に仕上がるように品種改良されており、その名の通り果物として捉えたほうが良いでしょう。
健康のために食べるなら、フルーツトマトではなく、野菜としてのトマトにこだわりましょう。
日本では生でトマトを食べることが多く、皮が薄く糖度の高い「桃色系(ピンク系)」と呼ばれる品種が出回っています。
私たちの目から見ると、桃色どころか十分に赤いのですが、桃色系なのです。
一方、加熱してトマトソースなどをつくるのに適したものが「赤系」で、さらに皮が赤く、酸味や香りが強くなります。
イタリアやスペインなどでは、このタイプが頻繁に用いられていますが、日本ではホールトマト缶として流通しているくらいです。
加えて、最近は「黄色系」や、紫色に近い「黒系」に属するプチトマトを見かけることも増えました。
切らずに使えるプチトマトは、水分が出ないのでお弁当に向いています。
大小のトマトやトマト缶など、あらゆる品種を使って、トマトの出番を増やすと良いでしょう。
ちなみに、トマトのお尻に星のような薄茶色の模様が出ているのは、実が詰まっている良い品の証拠です。
トマトを選ぶときは星を目印にトマトを探してみてください。
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