やり抜く力をつける!――努力できる子、 挑戦できる子の特徴
1000件超えの子育ての怒り、イライラ相談から考案。「発達心理学」「子育てコーチング」「NLP」に基づいた子どもの5つの能力を伸ばす109のフレーズを紹介。
しつけ/育児
なぜ、集中力が下がっているのか?
やり抜く力とは、目標に向かって計画を立て、それを実行し最後までやり遂げる力のことです。
この力があれば、子どもは困難に直面してもあきらめず、ねばり強く取り組むことができます。
一説には、現代の私たちの集中力は金魚以下とも言われるようになりました。
・発達心理学の視点
やり抜く力は、子どもが何か困難なことに直面したとき、あきらめずに挑戦し続ける力を育てます。
あきらめずに挑戦する経験が積み重なると、「次も、がんばればできる!」という気持ちが芽生えます。
小さな成功体験を積むことで、自分を信じる心が育ちます。
また、失敗を乗り越える力は、「挑戦してみよう!」という意欲や、「努力すれば報われる」という健全な心の基盤になります。
・子育てコーチングの視点
やり抜く力を育てるには、子どもが「自分でできた!」という、達成を感じられる機会を増やすことが大切です。
たとえば、難しいことに挑戦したとき、「がんばったね!」「よくやったね!」と認めてあげると、子どもは「自分には価値があるんだ」と感じることができます。
たとえ失敗しても、「次はどうする?」と声をかけてあげることで、また挑戦しようという気持ちが育ちます。
これが、子どもが自信を持ち続ける土台になります。
・NLPの視点
やり抜く力を伸ばすためには、達成したい目標を、わかりやすく具体的にすることが大事です。
たとえば、「大きな積み木の塔をつくる」という目標を一緒に立て、それを少しずつ完成させていく過程で「ここまでできたね!」と具体的にほめてあげます。
成功した経験が積み重なると、子どもは「次もやってみたい!」と思えるようになります。
そして、その成功体験が次の挑戦への自信につながります。
目標達成のために必要な8要素を高める!
やり抜く力があると、たくさんのメリットがあります。
①計画力が育つ
やり抜く力があると、目標を達成するために計画を立て、それを実行する力が身につきます。
たとえば、「毎日15分ずつ勉強する」と決めて実践すれば、目標を無理なく達成できます。
計画を成功させた経験が「やればできる!」という自信を育み、次の挑戦にも意欲的に取り組めるようになります。
②危機管理力がつく
困難に直面したときも、冷静に対処する力が育ちます。
学校の課題でトラブルが起きたとき、計画を修正しながら目標に向かう力が養われます。
このように失敗を恐れず柔軟に対応できる力は、子どもが安心して新しい挑戦を続けるためのベースになります。
③目標を達成する力が強化される
目標達成力が育つと、挫折せずに努力を続けられます。
たとえば、「逆上がりができるようになる」という目標に向かって練習を続けた経験が、自信ややる気を育みます。
この力は、将来の大きな目標を達成する原動力にもなります。
④効率良く行動できる
やり抜く力があると、効率的に作業を進められるようになります。
たとえば、宿題を早めに終わらせて遊ぶ時間をつくる、といった工夫ができるようになるのです。
この力は、生活を充実させるだけでなく、余裕を持った行動もできるようにしてくれます。
⑤期限を守れる
やり抜く力を育てることで、約束や締め切りを守る習慣が身につきます。
たとえば、宿題をきちんと提出することで、先生や友達からの信頼を得られます。
期限を守ることで達成感も得られ、次の目標に向かうモチベーションが高まります。
⑥責任感が育つ
責任感を持てるので、自分の役割をきちんと果たすことができます。
たとえば、グループ活動での約束を守ると、仲間からの信頼が深まります。
責任感がある子は、他者から頼られ、自分に自信を持てるようになるのです。
⑦自己効力感が高まる
やり抜く力を育てると、小さな成功体験を積むことができるので、「自分にはできる!」という自己効力感が高まります。
この自信が、次の挑戦を楽しむ力へとつながります。できなかったことが練習でできるようになることで、どんどん挑戦する意欲が高まります。
⑧自分を管理する力が身につく
やり抜く力は、自己管理能力を高めます。
自己管理ができると、日常生活が充実し、「自分をうまくコントロールできる」という自信が育ちます。
やり抜く力を伸ばすことは、子どもが自分を信じ、次々と新しい挑戦をしていく力を育てます。
一般社団法人sunnysmile協会代表。NLPマスタープラクティショナー。
※当サイトはアフィリエイト広告(Amazonアソシエイト含む)を掲載しています。
記事の内容がよかったら「イイね!」ボタンを押してね