小学生の性教育とは?親が迷いやすいポイントと家庭でできること(第1回)
性教育、小学生の今だから、できること
教育
小学生の性教育とは?親が迷いやすいポイントと家庭でできること(第1回)
小学生が知っておきたい 身体の変化と発達:誕生から思春期へ
自分の体がどう変わっていくのかを知ることは、 安心して毎日を過ごすための、大切な土台になります。
赤ちゃんとして生まれてから、思春期を迎えるまでの間、子どもは体だけでなく、心の面でも少しずつ大きくなっていきます。小学生の時期は、その基礎がつくられていく時期。「成長の話」というと少し身構えてしまいがちですが、体のつくりや成長の流れを知ることも、自然な学びのひとつだと思います。
体の成長に「早い・遅い」はあっていい
小学生になると、クラスメイトの体つきや変化にふと気づく場面も増えてきますよね。そんなときに、体の成長には個人差があること、早い子もいれば、ゆっくりな子もいることを知っているだけで、「自分だけおかしいのかな」という不安は、少し和らぐかもしれません。
また、命の誕生や成長について知ることは、自分の体だけでなく、周りの人の体を大切にする気持ちにもつながっていきます。小学生のうちから、体の変化を前向きに受け止める視点を持てることは、これから先の人間関係や、自分自身との付き合い方にも影響していくような気がしています。
赤ちゃんが生まれるしくみを学ぶ
赤ちゃんが生まれるしくみを伝えるとき、「どこまで話せばいいんだろう」と迷うこともありますよね。私も、「赤ちゃんはどうやって生まれるの?」と聞かれた瞬間に、なぜか頭の中が変な方向に走ってしまって(笑)、一瞬フリーズしたことがあります。
でも、細かい説明をしようとしなくても、まずは全体の流れが伝われば、それで十分なんじゃないかなと感じています。
たとえば、「お母さんのお腹の中で、赤ちゃんは大切に育って、準備が整ったら、この世界に生まれてくるんだよ」そんなふうに、子どもが思い浮かべやすい言葉で話すだけでも、意外と落ち着いて受け止めてくれることが多いんですよね。
赤ちゃんの誕生って、とっても不思議で、あたたかい出来事ですよね。命がどうやって育ち、生まれてくるのかを知ることは、自分の存在や、家族とのつながりを感じるきっかけにもなっていく気がしています。
無理に詳しく説明する必要はありません。ただ、子どもから質問が出たときには、「聞いてくれてありがとう」という気持ちで向き合えたらいいなと思っています。言葉に迷うときは、絵本や動画を一緒に見ながら話すのも、ひとつのやり方かなと思います。
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前思春期・思春期に向けて知っておきたい心と体の変化
小学生の後半から中学生にかけての時期は、一般的に「前思春期」と呼ばれることがあります【※1】。目安としては10歳前後から12歳ごろで、ちょうど小学校中学年から中学1年生くらいに重なる時期です。
この頃から、体の成長が始まる子もいれば、気持ちの揺れを先に感じる子もいて、そのあらわれ方は本当にさまざま。早い、遅いと比べるものではなく、成長のタイミングには大きな個人差がある、まずはそこを前提にできると、親の気持ちも少し楽になるように感じます。
実際には、子ども本人よりも、「え、もう?」「まだ?」と親のほうが内心そわそわしてしまうこともあったりしますよね。
気持ちが揺れやすくなったり、体の成長に戸惑ったりすることもありますが、そんなときに、「変わっていくのは自然なことだよ」と伝えてもらえるだけで、子どもの安心感は、ずいぶん違ってくると思います。
月経や精通についても、何か特別で恥ずかしいものとして構えるより、体の働きのひとつとして知っておけると、必要以上に不安を抱えずにすみますからね。
前思春期から思春期にかけては、友だちとの関係や、人との距離感も少しずつ変わっていきます。この時期に、「自分も周りも大切にしていい」という感覚を育てていくことが、その後の成長を支える土台になっていくのだと思います。
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