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子どもがやらかしてしまう...効果的な言葉とは!?

世界初!?「子ども目線」による褒め方と叱り方のコツ#01

更新日:

吉村 直記
社会福祉法人みずものがたり理事・おへそグループ統括園長。公認心理師・保育士・幼稚園教諭・中学高等学校教諭。

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子どもがやらかしてしまう...効果的な言葉とは!?

子どもは楽しむ天才である

困らせたいわけじゃなくて、「楽しそうだから」やってるだけなんだ。
子どもがやらかしてしまう理由

「ちょっとちょっと!なんでそんなことするの?!?」

時に、大人がびっくりするようなことを、子どもたちはやってのけます。

たとえば、

・スパゲッティで遊んじゃう

・スーパーで思いきり走っちゃう

・ソファでガンガン飛び跳ねちゃう

・公園に行ったら帰りたくなくなる

・花火をふり回しちゃう

・・・・・・などなど。

するとつい、「それって私を困らせようとしてやってるの!?」なんて言いたくなってしまうかもしれないのですが、ちょっと待ってください。

子どもは、親を困らせようとなんかしていません。ほとんどの場合、純粋に「楽しい」「おもしろい」と感じてやっているだけなんです。

水たまりがあったらすぐに入りたくなり、高いところからはジャンプしたくなるなど、危ないことでもなぜかワクワクしてしまいます。また、水があれば水遊びをずっとできますし、土があれば泥だらけになっても遊べます。 段ボールがあればすぐに切ったり貼ったりを始めます。

「高いところから飛び降りて遊んだ」

「秘密基地をつくって遊んだ」

「川でザリガニ釣りを した」

など、子どもが夢中になる遊びには、ちょっぴり危なかったり、ドキドキ・ワクワクするような要素が入っています。みなさんも子どものときには同じようなことをしていたはずです。子どもは、楽しむ天才です。

ですから、そのような行動を目にしたとき、まっさきに

「そんな常識外のことをしたらいけない!」

「危ないからやめなさい!」

と注意するのではなく、まずは「今、この子はすっごく楽しんでいるんだ。幸せを感じているんだ〜」と思うようにしてみてください。

遊びを一所懸命楽しんでいる子どもは、たくさんの幸せを感じています。目の前のことだけに集中し、こちらがいくら声をかけても気づかないくらい全力で楽しんでいます。まさに、「今この瞬間を生きる」というマインドフルネスの域です。瞑想なんかしなくたって 子どもは今を全力で生きることができます。そして、そんな楽しい経験の中から、たくさ んの気づき、多くの学びを得ているのです。

「どうせならもっと上手に叱ってくれない?」

著者名
吉村 直記
出版社
 すばる舎

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