子どもの成長は、足で決まる!――「うちの子、集中できない」それ、足のせいかも!?

長年にわたり幼児の発育に寄り添い、「子どもの足測定士」として多くの親子をサポートしてきた著者が、確かな経験にもとづいた〈足を守る知恵〉を一冊にまとめました。

発達/発育

医師、総合診療科・家庭医療専門医、産業医
一般社団法人チャイルドヘルスケア協会代表理事、こどもの発育・発達専門家、こども足測定士。
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子どもの才能を伸ばす鍵は「足」にありました。運動神経だけでなく、実は集中力や情緒の安定にも深く関わっている足裏のケア。本書は、1日3分でできる簡単なマッサージを通して、子どもの健やかな成長を支える秘訣を公開します。
柴田英俊著『子どもの成長は、足で決まる!』から一部転載・編集してお届けいたします。

0~6歳までの子どもの年齢別チェックポイント

子どもの足にさまざまな症状が出てしまう前に、変化に気づいてあげることがとても大切です。

幼児期の足のゆがみをそのままにしていると、成長とともに状態が進み、はっきりとした症状として現れてしまうことがあります。

最初はごくわずかな変化でも、骨の柔らかいお歳前後までの時期に気づき、ケアを始めることで改善が期待できます。

少しでも気になることがあればそのままにせず、無料相談なども活用しながら確認してみましょう。

足を健康に育てるうえで欠かせないのは、日ごろから足の状態をきちんと見てあげることです。

幼児期から小学生までの時期は、足の状態が、その後の体の発達に大きく関わります。

子どもの足をチェックするタイミングは、お風呂に入っているときや、足の爪を切るときがおすすめです。

足の様子を見られるようになると、

「もう少し外で体を動かしたほうがいいかな」

「色々な運動をする機会を作ってあげたほうがいいかな」

など、子どもの成長に合わせて必要なことが見えてくるようになり、結果、足だけでなく体全体の状態も、少しずつ良い方向へと変わっていきます。

今は、靴選びひとつ取っても、インターネットでさまざまな情報が簡単に手に入る時代です。「このブランドが良い」といった口コミを目にする機会もあるでしょう。

しかし、それが本当に「その子の足に合っている」とは限りません。

子どものゆび先は神経の発達途中にあるため、大人のように「靴がきつい」「足が痛い」とはっきり感じにくい傾向にあります。また、左右どちらか一方だけ靴のサイズが合っていないこともしばしばです。

ですから、大人がしっかりとチェックしてあげることが大切なのです。

0歳

□歩き出す前に、足の写真を撮っておく。

生まれたときの足は、その子が持って生まれた本来の形です。この写真は、

成長の過程で足の状態を見比べるための、大切な基準になります。

1歳

□歩きはじめてからの、足の形の変化を確認する。

まだ体幹が安定していないため、ふらつき転びやすい時期でもあり正しい

靴選びと日々のケアは、親の大切な役割です。

ファーストシューズは、

・足長

・足幅

・足囲

をきちんと測ってもらえるお店で、慎重に選びましょう。

また、子どもの足で最も緊張しやすいのは、ゆびです。

足のゆびがリラックスできるよう、1日2~3回を目安にやさしくマッサージをしてあげてください。

2歳

□歩く機会を増やす。

□正しい爪の切り方を実践する。

歩き方が徐々に安定してくる時期です。

2歳頃からは「年齢×1kmは歩いたほうがよい」と言われるほど、歩く機会を増やすことが重要になります。

また、足の成長に合わせて、爪も本格的に伸びはじめます。正しい爪の切り方を知り、実践していきましょう。

3歳

□ベビーカー卒業。

しっかり歩く経験を重ねることで、体の成長に欠かせない土踏まず(アーチ)が育っていきます。

□正しい靴の履き方を教える。

この頃から自分で靴を脱いだり履いたりするようになるので、足を痛めないように、本書で紹介している正しい靴の履き方を参考にしてください(付録参照)。

4歳

□足に合ったサイズの靴を選び、必要に応じてインソールで幅を調整する。

屋外の遊具で遊ぶ機会が増えてくる頃です。

幼児期の足は、半年で約5mmほどしか伸びません。靴を選ぶ際は、実寸に+1cm程度で十分です。

この頃から外反母趾や浮きゆびの兆候が見られることもあります。

足のゆびマッサージや足ゆび遊びを通じて、足のゆびが正常に使われているかチェックしてみてください。

5歳

□片足ケンケンや縄跳びなどの運動を取り入れて、左右のバランスを養う。

4歳時よりも動きが激しくなり、体の左右差が現れてくる時期です。

また、裸足で靴を履くことは、衛生面だけでなく、足の安定性や靴のフィット感の面からもおすすめできません。

裸足保育を行っているご家庭では、入学に向けて「靴下を履いてから靴を履く」習慣を、少しずつ身につけていきましょう。

6歳

□状況に合わせて靴を選ぶ。

小学校で上履きを使う地域では、一般的には外履きの3倍以上の時間履くことになるので、その選び方も重要になります。

上履きのまま体育を行う場合は、外履きと同じように足のゆびがゆったり使えて、マジックテープでしっかり固定できるものを選ぶようにしましょう。

PROFILE

一般社団法人チャイルドヘルスケア協会代表理事、こどもの発育・発達専門家、こども足測定士。

柴田 英俊

1958年生まれ、福岡県出身。幼児発育の専門家として40年以上にわたり、フリーで子どもの成長と発達に関する研究と実践を重ねてきた。2018年、オンライン足測定プログラムを開発、2019年に一般社団法人チャイルドヘルスケア協会を設立し全国各地で指導者を養成、日本の子育て文化に革命をもたらす活動を始める。また、子どもの「成長見える化プログラム」を開発し、保育施設法人と測定契約し追跡調査を実現。現在、子育て家族3000人が所属する「園児成長見える化」加盟園園長研修会を主宰し、全国の幼稚園・保育園・子ども園をはじめ、県・市単位での保護者、保育士、幼稚園教諭、養護教諭、栄養士、助産師など、子どもに関わる専門職向けの講座1500回以上実施。講演内容は専門性が高く、かつ実践的であることから、各地で高い評価を受けている。

PROFILE

医師、総合診療科・家庭医療専門医、産業医

丹慶 遥

東海大学医学部卒業。名古屋大学附属病院総合診療科にて家庭医専門医を取得、「19番目のカルテ」でもお馴染みの総合診療科の医師として通算17年間、後進の研修指導を毎年行いながら、勤務医として外来・病棟において健康指導を行っている。「病気になってからではなく、なる前に気づく大切さ」を伝えるため、日々診療に邁進し、今までの診療回数は10万回以上、健康診断後の保健指導・生活習慣病の改善指導は1万人を超える。
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医師、総合診療科・家庭医療専門医、産業医
一般社団法人チャイルドヘルスケア協会代表理事、こどもの発育・発達専門家、こども足測定士。

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