睡眠の大切さがよくわかる!「小学4年生:睡眠の脳への影響について考えることができる」

睡眠にくわしくなって、睡眠の大切さがよくわかる! 学年に応じて学びやすい!自分の睡眠を見直す「睡眠票」「チェックリスト」付き!

健康/病気

堺市立鳳中学校教頭、日本眠育推進協議会評議員、上級睡眠健康指導士。
久留米大学学長、日本睡眠学会理事長。
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よい眠りがしやすい体になるために

どんなことに気をつけると、からだが良い眠りをしやすい状態になるのでしょうか。

★ここがポイント!

光をあびない

・寝る前に強い光を浴びないようにしましょう。光は脳を興奮させます。
・寝る前や寝る時は室内の光を暗くしましょう。白っぽい光よりも、オレンジ色の光のほうが眠りを邪魔しません。特にゲーム、スマホ、テレビにはブルーライトという強い光が含まれ、脳を興奮させるので、寝る前はやめましょう。


健康的な食事

・朝ごはんは体内時計をスタートさせ、一日元気に過ごすために大切なものです。
・朝ごはん、昼ごはん、晩ごはんの時間を同じにすることで、体内時計が安定します。
・寝る直前の食事は眠りを邪魔してしまいます。


適度な運動

・昼間に運動することで、後に寝やすくなります。
・寝る前のはげしい運動は眠りにくくさせます。
・寝不足などは運動中のケガにつながります。


リラックス

楽しみなことや、反対にいやなことを考えてしまい、なかなか寝られないという経験をした人はいませんか? これは、脳が「緊張」「興奮」「不安」を感じると、なかなか寝られなくなってしまうからです。寝るためにはリラックスし、脳が「安心」を感じることが大切です。悩みがある人は一人で悩まずに、周りの人に相談して、少しでも「安心」を感じてください。寝る前はぼーっとリラックスできるのがいいのです。

よい眠りの環境づくり ①温度

よい眠りのためには、寝室の温度にも気をつけることが大切です。

寝室環境~温度(夏場)~

・27℃ぐらいが最適です。
 28℃を超えると睡眠の質が悪くなります。

・夜は適度に頭が冷えないと、質のよい睡眠になりません。
(手足が暖かくなるのも、熱を発散して体温を下げるためです)

・エアコンをうまくつかって、自分が快適に感じる室温を維持すると、いい睡眠がとれます。

寝室環境~温度(冬場)~

・20℃前後(19~22℃)が最適です。18℃より低くなると、睡眠の質が悪くなります。

・寒い部屋でがまんして眠ると、よい睡眠がとれません。
 全身を温めすぎるとかえって眠れなくなるので要注意です。

・寝る前に暖房器具などで寝床を温めておいて、寝るときに電源を切るようにするといいでしょう。

寒すぎず、暖かすぎない、適度な環境がいいんだね。

 よい眠りの環境づくり ②湿度、布団

温度だけでなく、部屋の湿度や布団にも気をつけてみましょう。

寝室環境~湿度~

・理想の湿度は50%前後です。

・室内の湿度を保ちやすくするために観葉植物を置くとよいでしょう。
(緑の癒し効果も期待できます)

・加湿器を使うときはこまめに掃除をして、カビの繁殖に注意しましょう。

寝室環境~布団~

・夏場は、むれにくい薄手の素材がよいでしょう。

・冬場は掛け布団は軽いままでマットレスの上(体の下)に毛布をしくなどして、保温性を高めます。
(冬場はマットレス側に熱が逃げやすいため)

・目安としては、布団の中が体温より2~3℃低い33℃で、湿度50%が、寝やすい状態です。

からだからマットレスに熱が逃げないように工夫しましょう。

良い眠りの環境づくり ③音と光

大きな音やまぶしい光は、睡眠をじゃまします。どんなふうに気をつければよいでしょうか。

寝室環境~音~

40デシベル以上の音は眠りを妨げる。

memo

★身の回りの色々な音

〈70デシベル〉 ステレオ、さわがしい事務所の中、騒がしい街の中
〈60デシベル〉 静かな乗用車、普通の会話
〈50デシベル〉 静かな事務所、クーラー (屋外機・つけはじめ)
〈40デシベル〉 市内の深夜、図書館、静かな住宅の昼
〈30デシベル〉 郊外の深夜、ささやき声
〈20デシベル〉 木の葉のふれあう音、置き時計の秒針の音 (前方1m)

・波音など、変化の少ないものの方が眠りをじゃましない。

寝室環境~光~

・寝る前は、できるだけ光を暗くして過ごすと寝やすくなる。

・白っぽい光よりも、オレンジ色の光の方が睡眠をじゃましない。

・直接光源が目に入らないように、フットライトなどの間接照明がよい。

・特に、テレビ、ゲームなどは目から入る光は、睡眠をじゃまする。

PROFILE

久留米大学学長、日本睡眠学会理事長。

内村 直尚

健康づくりのための睡眠指針の改定に関する検討会座長、日本精神神経学会代議員、日本時間生物学会評議員他。平成17年日本で初めて県立高校に導入した昼寝タイムは、センター試験の成績向上、保健室の使用減少など成績アップおよび健康維持につながった。国内トップレベルの睡眠医療チームを率いる睡眠研究の第一人者

PROFILE

堺市立鳳中学校教頭、日本眠育推進協議会評議員、上級睡眠健康指導士。

木田 哲生

大阪教育大学教職大学院修了。中学校保健体育科教員として採用され、24歳で「日本一若い生徒指導主事」に。その後、堺市教育委員会主任指導主事として市全体での「みんいく」を展開するほか、全国への普及にも取り組み、現職。平成28年度読売教育賞最優秀賞受賞、平成28年度国際学会「Higher Education Forum」Best Paper Award(2位)受賞など
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堺市立鳳中学校教頭、日本眠育推進協議会評議員、上級睡眠健康指導士。
久留米大学学長、日本睡眠学会理事長。

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