専門医が教える 子どものあざを治療できる最新技術!「一日も早くあざの悩みを手放そう」
子どものあざを安全かつ効果的に治療できる最新技術! 子どものあざから、おとなのしみ、ほくろまで、レーザー治療はここまで来た!主に子どものあざを取るレーザー治療の仕組みや効果、その手順や治療を受ける際の注意点などを、わかりやすく丁寧に解説します。
健康/病気
生まれつきのあざも、年齢とともに増えるしみも、「一生付き合うもの」と思っていませんか?
本書では最新の医療技術と症例をもとに、治療法や注意点をわかりやすく解説。悩みに光をあてる希望の実用書です。
西堀 公治著書『あざは取れる、しみはなくせる』から一部転載・編集してお届けいたします。
一日も早くあざの悩みを手放そう
「なぜ、うちの子には生まれつきあざがあるの?」
「まさか、あざが一生残るのでは?」
初めてクリニックに来院される患者さんやご家族のなかには、とても思いつめた様子でそんな不安や疑問を口にされる方が少なくありません。
私は今まで30年以上にわたってあざ治療に携わり、ここ15年の間だけでも19万件以上の、全国から来院される大勢の患者さんやそのご家族に向き合ってきました。それだけに、あざにお悩みのみなさんの切実な思いが痛いほどよくわかります。
本書でも、そんな方々からのあざのご相談にお応えするつもりでお話ししていきたいと思います。
「そもそも、あざはしみとどう違うの?」
という疑問をお持ちの方も多いと思います。
あざとしみは一見似ていますが、医学的にはまったく別の病態です。
違いをひと言でいうと、あざの多くは先天的なもので、しみは後天的なものです。
あざとは、皮ふの真皮や真皮と表皮の境目に、血管や色素の異常が起き、皮ふの色が周囲と異なった状態です。あざの多くは生まれつきありますが、成長過程で生じる場合もあります。
一方、しみは紫外線や加齢などが原因で、皮ふの表皮に色素が沈着した状態です。
「転んであざができた」などということもありますが、皮ふが内出血で赤くなったり青くなったりするのは、正確にはあざではなく打ち身(出血斑)です。
打ち身は内出血が治まれば、徐々に色が薄くなって自然に消えていきますが、あざの多くは自然に消えず、色がずっと残ってしまいます。
あざには見た目も性質もさまざまな種類がありますが、見た目の色あいによって「赤あざ」「青あざ」「茶あざ」「黒あざ」「白あざ」の5つに大きく分けられます。
あざという呼び名はそれらの総称で、医学用語では「母斑」や「血管腫」といった名称で分類されています。
なぜ生まれつきあざができるのかについては、最新医学でもまだ解明されていません。
ただ、たとえば赤ちゃんに多い赤あざのひとつ「血管腫」は血管が異常に増殖してできることや、青あざや茶あざや黒あざはメラニン色素が増えることにより生じるといったあざのメカニズムは解明されています。
また、特定のあざができやすい人種が判明しているものもあります。
たとえば赤ちゃんのお尻にできる青あざの一種である「蒙古斑」や「異所性蒙古班」は、みなさんもなんとなく聞いたことがあると思いますが、日本人をはじめとする黄色人種に多いことがわかっています。
「あざがあると、悪い病気になるのでは?」
と心配される方もいますが、多くのあざは、健康被害につながるような悪性のものではありません。
ただ、身体の成長に伴ってあざも大きくなりますし、濃くなることもあります。
また、あざがだんだん硬くなってきたり、隆起したりすることもあります。
関節や脇など、あざの場所によっては衣服などが擦れて出血したり、日常動作の妨げになる場合もあります。
放っておくと、一部の黒あざは悪性腫瘍化するケースもあるので、自分で判断せず、専門医に必ず診てもらうようにしましょう。
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