子育てに疲れているときはどうしたら...?
「親も子もラクになる ゆるめる子育て」子どもとの時間が楽しくなる!気疲れが消える!
親子関係
子育てに疲れているとき
「子どもがかわいいと思えなくてもいい」僕はそのように考えています。
どの育児書を読んでも、
「子どもを無条件に愛しましょう」
「宝物のように育てましょう」
と、書かれています(もちろん僕の著書にも)。
子どもの欲求を満たし、愛情を注ぐことで、
「自分は望まれて生まれてきた」
「自分は自分のままで受け入れてもらえる」
という自己肯定感や自己価値感が育まれていくからです。
しかし、子育ての現場では子どもをかわいいと思えないことが毎日のように起こります。
イヤなことがあれば泣きわめき、場所関係なしに騒ぎたて、「うるさい!あっち行って!」と汚い言葉を投げつける。
どれだけきっちり段取りをしていても、想定外のことが起きて崩れてしまい、自分のペースで生活ができない。
時間にも心にも 余裕がなく、イライラがたまって頭ごなしに叱ってしまう。
子どもを肯定するどころか、自分のことすら肯定できない。
そんな状態では、子どもに対してネガティブな気持ちを抱いても仕方がありません。
子育てがイヤになる気持ちもわかります。
子ども時代に「いい子」だった親は、自由の象徴である子どもに嫌悪感を持ちやすいです。
「私は親の言うことをちゃんと聞いて我慢してきたのに、なんでこの子はこんなにわがままなの」と。
自分が我慢して育ってきた分、周りのペースをかき乱す我が子に怒りや憎しみを感じてしまうのです。
どうやって子どもを愛したらいいかわからない、という方もいます。
子どものときに、親に話を聞いてもらえなかったり、いつも後回しにされたりしていた。
自分の気持ちを否定されて、抱きしめてもらった記憶がない。
愛された経験がないから、愛情の注ぎ方がわからない。
気づいたら、 自分の親と同じことを子どもにしてしまっている。
子どもとの関わりに自信が持てず、いつも不安や焦りを感じて心が休まらない。
そのような苦手意識から、子どものことが嫌いになってしまうことも多いです。
ここであなたにお伝えしたいことは、子どもを嫌ってはいけないと思うから心が苦しくなるということです。
どんな感情も大切な自分の気持ち。
ありのままのあなたが感じた声であり、本当のあなたそのものです。
嫌ってはいけないと思うことは、「本当の自分」 ではいけないと自分を縛りつけてしまうようなもの。
ありのままの自分で生きていいし、ありのままの気持ちを感じていい。
「子どもがかわいいと思えない」と感じている自分を責める必要はありません。
自分の正直な気持ちを許しましょう。
自分の気持ちを感じることで、子どもへの嫌悪感もスーッと薄まっていきます。
感情に振り回されずに、落ち着いて子どもと向き合えるようになるのです。
その上で、親の価値観を子どもに押しつけていないか、期待しすぎていないか、完璧を求めていないかを点検してみましょう。
子どもは血のつながった他人です。
最低限の社会のルールやマナーを教えることは大切ですが、「子ども=自分」になると、子どもの気持ちが見えなくなり、知らず知らずのうちに自分の生き方を押しつけてしまいます。
親子の間で支配し支配される共依存関係が生まれてしまうのです。
「子どもが自分から離れることが怖い」
「親がいないと生きていけない」
となると、親も子も自立できなくなります。
子どもの全部を好きにならなくてもいいし、子どもの嫌いな部分があってもいい。
子どもも親と違う価値観を持っていいし、親と同じように生きなくていいのです。
子どもと親は違う人間だということを受け入れて、生活を共にする家や外出先の空間で、お互いが心地よく過ごせる決めごとやルールをつくりましょう。
次のように、決めごとが守れなかった場合にどうするのかも子どもと対話して決めておくことがオススメです。
・7時に起きる
守れなかった場合・・・寝る時間を30分早くする
・兄弟でケンカにならないようにおもちゃで遊ぶ時間を決める
守れなかった場合・・・ おもちゃを1週間没収する
子どもへの感情をそのまま認める!
ライフスキルコーチ
<著書>
『やり抜く子と投げ出す子の習慣』(明日香出版社)2021年5月発売 『親も子もラクになる ゆるめる子育て』(明日香出版社)2023年7月発売
<受賞歴>
2013年 ファーストティーコーチ優秀賞を受賞 2016年 創業支援ビジネスプランコンテスト入賞 2017年 NICe全国ビジネスプランコンテスト奨励賞 2018年 アゼリア賞(和歌山で地域を活性化している団体に贈られる賞) 2019年JCI JAPAN TOYP 2019 会頭特別賞
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