モンテッソーリ式!「子どもの意志を尊重する」
モンテッソーリ教育に基づく子どもの自立を促す子育てアドバイス!子どもの自己肯定感が上がる声かけ事例、ネガティブな状況をプラスに転じる「プラ転」などすぐに実践できて子育てが楽しくなるアイデア満載!
親子関係
「子どもの意志を尊重する」って?
子どもを丁寧に観察し、耳を傾ける。間違ったときは、どうしたらよいかまで教える。
すると、子どもは主体的に生きるようになります。
主体的になると、自分で考えて動いてくれるから親は楽ですよ。
自立への第一歩です。
子どもの意志を汲まない声かけになっていませんか?
同時に、年齢が上がるにつれ、自分自身の意志をはっきり示すようになります。
親としては「会話ができる」と手ごたえを感じる反面、「イヤだと言われてしまう」と戸惑う場面も増えます。
そんなときに、子どもの思いや意志をくまず、赤ちゃん時代の延長で親が勝手に決め、頭ごなしに命令すると「イヤーー!!」がさく裂します。
どんなに幼くても、子どもの意志を尊重したいところです。
とはいえ、まだものを知らない、経験が浅いうちは、突拍子もないことを言い出すことも。
判断に迷ったら、この三原則を思い出しましょう。
≫親が介入し、叱るときの三原則
①命の危険にかかわるとき
②人に迷惑をかけるとき
③人が見て不快に思われるとき
ここを取り違えると、子どもが怪我をしたり、周りとトラブルになったりして大変。
また、あまりにも子どものやりたい放題に合わせて親が我慢をすると、子どもはわがままになってしまいます。
小さいときは、「ママのものは僕のもの」で、ママのお菓子まで当たり前に食べてしまったり、人に分けることができなくても仕方ありません。
でも、言葉で伝えてわかる年頃になれば、きちんと「ママと半分こしようね」「お友達と分けようね」と教えてあげて。
そうすれば、家から外に出たとき、素敵な親子だなと受け取られます。
子どもにすべて与え、親が我慢するのを"愛情""尊重"だと考える方がいれば、それは違います。
イヤなときはお母さんだって、子どものお願いを断っていいのです。
□ 危険、迷惑、不快は親が介入して、正しく叱ること
0~3歳これだけはやっちゃだめ
ここで、年齢別にこれだけは気を付けてほしいポイントをまとめます。
赤ちゃんを迎えて、いきなり育児が始まる大忙しの0~3歳。
お世話だけでやること満載なので、これだけはやらないで!というポイントを3つお伝えします。
① 感情で叱る
0~3歳は自己肯定感をぐーんと上げる時期なので、成功体験だけで十分です。
失敗も、叱ることもいりません。
だから、どうやって叱らずに済むか、環境を整えて考えてあげることが大切です。
たとえば、子どもが家の中でいつもどこかに登ってつい親が叱ってしまうなら、登っていいところを登らせればいいだけ。
無意識で同じ所に登るなら、そこは環境を見直し家具の配置を変更したらいいだけです。
お母さんの工夫のしどころです。
② やりたいことをやらせない
0~3歳はなんでもやりたい爆発期。
ここで子どものやりたいことを思いっきりやらせないと、いつもやらせてもらえないと思ってしまい、中間反抗期以降子どもが自発的にやりたいという気持ちが薄れて、あとあとお母さんが苦労することになります。
③ 集中力を妨げる
熱中しているときに横から声をかけるのはNG。
たとえば、塗り絵をしているとき、よかれと思って「この赤色はりんごの赤だね」「丸いのはボールと一緒だね」と、教育ママになっていませんか?
これをやると子どもの集中力がなくなってしまいます。
この時期に、子どもは集中する練習をしているのです。
そして、最後まで集中してやることで、やりきった!やり抜いた!の経験を積んでいるのです。
親勉チビーズ協会代表
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