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きょうだいがいる場合も「1対1」を意識してる~こどもへの接し方に悩んだら

“良い” とされる子育てをしても、どんなに愛情を伝えていても、結ばれていないことはあるのです。 そんな子の困った行動が減り、困難を乗り越える力が育つ!

更新日:

米澤 好史
和歌山大学教育学部教授/臨床発達心理士スーパーバイザー/学校心理士スーパーバイザー/上級教育カウンセラー/ガイダンスカウンセラー・スーパーバイザー。

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発達障害?グレーゾーン? きょうだいがいる場合も「1対1」を意識して

きょうだいがいる場合も「1対1」を意識して

相性があるのは仕方ない

きょうだいがいる場合であっても、やはり1対1で一緒に何かをすることからはじめるのが基本です。

ただ、こどもによって、一瞬目を合わせただけで「一緒の活動をしている」と受けとめられる子もいれば、みんなの前で「ふたりだけ」を強調したり、多めにかかわってやっと「一緒」が伝わる子もいます。

ですから、かかわり方のタイミングや濃さを使い分けていく必要はあるでしょう。

人間関係は相性ですから、親子であっても合う合わないがあるの。

自分に似ているわが子の特徴を好きと思うか嫌いと思うかは、本人次第です。

家族をうまく回していこうと思ったら、相性のいい関係性のほうが心地いい。

結局は感情の問題ですから、人間ならあって致し方ない部分なのです。

では、何に気をつけたらいいのでしょうか。

答えはやはり「感受性を意識すること」です。

どの子の気持ちにも意識を向けて、あなたが気づけているのなら問題ないですが、気づかずに他のきょうだいばかりに意識が向いている状況はよくありません。

気づいていることをふまえて、何かひとつかかわりを増やしてみる。

そうした心がけが大切です。

「発達障害? グレーゾーン? こどもへの接し方に悩んだら読む本」

著者名
米澤 好史
出版社
 フォレスト出版

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