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どんな子育てにも「こころの余裕」が必要~こどもへの接し方に悩んだら

“良い” とされる子育てをしても、どんなに愛情を伝えていても、結ばれていないことはあるのです。 そんな子の困った行動が減り、困難を乗り越える力が育つ!

更新日:

米澤 好史
和歌山大学教育学部教授/臨床発達心理士スーパーバイザー/学校心理士スーパーバイザー/上級教育カウンセラー/ガイダンスカウンセラー・スーパーバイザー。

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発達障害?グレーゾーン? どんな子育てにも「こころの余裕」が必要

どんな子育てにも「こころの余裕」が必要

いかにこどもと気持ちよくかかわれているか

こどもと愛着の絆を育んでいくうえでもっとも大切なのは、思い入れの度合いでも、かかわる時間の長さでもありません。

こどもの気持ちやタイミングを察知するために必要なものは、あなたの感受性です。

親御さんのなかには、子育てにどっぷりのめり込んでいる方もいれば、もう解放されたくて仕方がないと嫌々子育てしているという方もいらっしゃいます。

両者はまるで正反対のタイプに思えるのですが、実は共通点があります。

それは、子育てをあまりにも大変なことだと思いすぎている、ということです。

子育てにはもちろん大変なことがたくさんあります。

ただ子育てには、大変なこと以上に喜びもあり、発見もあり、何より「ともに成長していける」すばらしさがあるものです。

でも、こころに余裕がなければ、大変さばかりを感じてしまいます。

疲れていたり、せっぱ詰まっていたりすれば、感受性の働きも鈍ります。

すると、こどもとの絆も結びにくくなって、よけいに愛着の問題が生じるという悪循環をまねくでしょう。

あなたは、どう感じているでしょうか?こころに余裕があるか否かを計るのに、とてもいい質問があります。

「今、あなたはお子さんと気持ちよくかかわれていますか?」

もし答えに迷いがあるのなら、こころの余裕が失われているかもしれません。

いかに親が気持ちよくこどもとかかわれているかとてもシンプルですが、この状態を意識することが、何よりも”いい子育て”の原点なのです。

「発達障害? グレーゾーン? こどもへの接し方に悩んだら読む本」

著者名
米澤 好史
出版社
 フォレスト出版

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