「先生、ぼくは宇宙人じゃないよ?」1万部突破記念! 古内しんご先生へ独占インタビューVOL.3

多様性時代を生きる教育のあり方とは?

絵本

子育て教育コミュニティ『つみき』代表/教育コーディネーター/小学校教員(東京都)
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「先生、ぼくは宇宙人じゃないよ?」1万部突破記念! 古内しんご先生へ独占インタビュー


多様性時代を生きる教育のあり方とは?

古内先生
振り返ってみても教員になりたての頃の私はめちゃくちゃ未熟な授業をしていました。今でも未熟ですが今以上です。
子どもたちもつまらない授業なのによく逃げなかったなと思います。

もしかしたら未熟だけど頑張っている姿勢が何かしら子どもたちに伝わったのかもしれない。
てつなぎ
「伝える」授業ではなく「伝わる」授業だったわけですね。私も先生の授業受けたいな。
古内先生
ありがとうございます。
話が脱線しますが、若いころは心が折れそうになっている先生に対して「もっとがんばれよ」と思っていました。

そんな態度で子どもと向き合っても子どもたちはついてこないし、そんな先生を好きになるはずないと。
ただ、最近思うのが「先生にもそうなる理由」があるということです。最初は夢や希望を持ってるんです。
それが、色んなことが積み重なって心が折れていくんです。
てつなぎ
色んなこと?
古内先生
例えば、学習指導要領という教育業界の法律のようなものがあるのですが、それに基づいて授業をしないと不適切な指導と思われる。

先日もとある小学校で長年にわたって不適切な指導を子どもたちに行っていたというニュースが報道されていました。内容を見ると「教科書を使わなかった」「独自のプリントで授業を行った」といったことが悪いように、悪いと思わせるように書かれていました。

その先生は熟考して教科書を使わないし、独自のプリントもご用意されたと思います。子どもたちにとっていいと思って取り組んだのにその先生が一方的に悪いように書かれる。正直、教科書通りの授業をただやるというのは子どもの実態を考えないで授業を行えるので楽なんです。ただ、それだと子どもたちのためにもならない。
目の前の子どもたちのために一生懸命考えるから、ワークシートも作るし、個別の合理的配慮も行うわけです。

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子育て教育コミュニティ『つみき』代表/教育コーディネーター/小学校教員(東京都)
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