親の語彙力① かなづかい・送り仮名(わが子に「ヤバい」と言わせない 親の語彙力)
信用度を左右する!大人でも誤りが散見される「かなづかい」「送りがな」
親子関係
それでは、かなづかいのミスを防ぐポイントをお伝えします。
「は・へ・を」
たとえば、「わたしは高校生だ」「公園へ行く」「電車を利用する」のように助詞として用いられる「は」「へ」「を」は「ワ・エ・オ」と発音します。
先ほど指摘した「〜と言わざるおえない」の「お」は助詞ですから、「を」と書き表すのですね。
助詞以外のものとしては、「こんにちは」「こんばんは」「あるいは」「もしくは」「または」の「は」は「ワ」と発音します。
「あ・い・う・え」
長くのばす音(長音)のうち、「アー・イー・ウー・エー」と発音するものは、かなの下に「あ・い・う・え」をつけて書き表します。たとえば、「おかあさん」「おばあさん」「くうき」「おにいさん」などです。
「う・お」
長くのばす音(長音)のうち、「オー」と発音するものは、かなの下に「う」をつけて書きます。たとえば、「おとうさん」「おうさま」「こうえん」などがそうです。
ただし、以下のものは「お」と書き表すので注意が必要です。「おおかみ(狼)」「こおり(氷)」「とお(十)」「おおきい(大きい)」「とおい(遠い)」「とおる(通る)」「おおい(多い)」などがその一例です。
それ以外にも間違いやすいものとして、「たいいく(体育)」が挙げられます。「体育館」なんてつい「たいくかん」と発音してしまいますからね。
さて、「かなづかい」同様、大人であってもうっかり書き間違えてしまいがちなものに「送りがな」があります。
たとえば、「うけたまわる」「こころよい」を、送りがなを付して漢字で書いてみてください。
正解は「承る」「快い」となります。
勘違いしていた方がいるかもしれません。
中学受験指導スタジオキャンパス代表・国語専科博耕房代表
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