親の語彙力② 故事成語(わが子に「ヤバい」と言わせない 親の語彙力)
ストーリーに現れる本質の理解!ショートストーリーで覚える「故事成語」
親子関係
親の語彙力② 故事成語
故事成語
ショートストーリーで覚える「故事成語」
①あと一歩で甲子園出場の夢を絶たれた相手に勝つために、ぼくは来夏に向けて自らに厳しいトレーニングを課している。
②わたしの父は写真家で夏はヨーロッパに、冬は南アメリカ大陸にと忙しく動き回っている。
③あの人の言動は許せないが、ああいう人になってはいけないのだと学ぶきっかけにもなった。
ア 他山の石
イ 朝三暮四
ウ 背水の陣
エ 南船北馬
オ 四面楚歌
カ 臥薪嘗胆
「故事」とは、主に中国の古典や口承などによって昔から伝えられてきた、いわれのある事柄や語句のことで、このような表現を「故事成語」と総称します。
「故事成語」の問題は中学入試でよく登場しますが、ほとんどが、「慣用句」や「ことわざ」と同列に並べられてその知識が問われる形式であり、故事成語の単独問題は管見の限り存在しません。冒頭の問題をオリジナルにしたのはそういう理由です。中学入試で出題される故事成語は比較的限定的なのです。
また、先に述べたように、故事成語は中国の古典や口承から生まれたことばです。そう考えると、それらのストーリーとあわせて故事成語を覚えると、わが子の頭の中にしっかり定着するのではないでしょうか。
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