“「あと伸びする学力」をはぐくむ”お受験準備が参考になります
小学校入学後、学習や友だちとの活動に意欲的に取り組めるようになるために、家庭でできることをご紹介します。幼児期の成長は、驚くほどめざましいもの。子どもが興味を持って いることから、働きかけをしていきましょう。
教育
「あのさ~」「そうそう!」という口ぐせにご注意
くせになる前に直しておきたい
小学生になったからといって、子どもは急に言葉づかいを変えられません。
先生という立場で子どもたちと接していた時、「その口ぐせを直すと素敵になるのに!惜しい!」と思うことがありました。
その口ぐせは、絶対に直す必要があるというものではありません。
好みの問題かもしれませんし、むしろそれを子どもらしいと思われる方もいることでしょう。
ですが、くせになってしまうとなかなか直すのは難しいので、気になる家庭では早めに対応をすることをおすすめしたいと思います。
親の口ぐせも点検してみて
1つは、お話をする時に「あのさ~」「○○でさ~」と「さ~」という語尾をつける口ぐせです。この「さ~」は、みんなの前で話す時によい印象を与えないので、できれば早いうちに直したいところです。
考えながらお話をしていて、間を持たせるために語尾を伸ばしているのかな、と思います。
「あのね~」「○○でね~」のほうが、印象がよいかもしれません。
普段から「言葉づかい」では、語尾を気にしてみるのがポイント。
子どもに何度も注意していても、なかなか直らない時は、無意識にママ自身が「あのさ~!」と言っているのかもしれません。
また、子どもの理解をうながすために「○○でさ~」と、強調しているのが、そのまま子どもに定着してしまうこともあるようです。
「○○でさ~」という口ぐせが出てしまうと、素敵な会話も台無しになってしまうように、わたしは感じます。
もう1つは、「そうそう!」や「そうね!」という口ぐせ。パパやママの言葉を、そのまままねてしまっているのかなと思います。
これも先生などの目上の方に向けて使うと、ちょっとおかしな印象になりますよね。
お友だち同士ならば、気にしなくてもいいかもしれませんが、この「そうそう!」や「そうね!」には、相手に対して上から認めるようなニュアンスもありますので、使い方には気をつけたほうが良いと思います。
先生などの目上の方には、「そうです!」「その通りです」など、ていねいに言えるようにしていけるようにうながしていきたいですね。
「花まる子育てカレッジ」ディレクター
出版社勤務のかたわら、長女を難関私立小学校に合格させる。受験対応型保育園の立ち上げに加わり、生活の中で学ぶカリキュラムを立案、初代園長を務める。
その後、 小学校受験の個人指導でも実績を上げ、現職に。
子育てに悩む親が、自らの価値観に沿って子どもに向き合う手助けをすることを信条としている。
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