“「あと伸びする学力」をはぐくむ”お受験準備が参考になります

小学校入学後、学習や友だちとの活動に意欲的に取り組めるようになるために、家庭でできることをご紹介します。幼児期の成長は、驚くほどめざましいもの。子どもが興味を持って いることから、働きかけをしていきましょう。

教育

「花まる子育てカレッジ」ディレクター。
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言葉をたくさん覚えるためには?

「オノマトペ」を会話にとりいれてみて

雨の様子を「シトシト」「ザーザー」などで表現

幼児でも、とてもおしゃべりが上手な子どもがいます。

例えば「雪のように白いうさぎ」「恐竜みたいに強い力」のように、たとえを的確に使いこなします。

絵本をたくさん読んでもらったり、パパ、ママと普段からたくさんの会話をしているから、魅力的なおしゃべりができるようになるのだと思います。

子どもはまねをして学びますから、家庭内にたくさんの素敵な言葉が飛びかっていることが大切です。なにげないママの口ぐせが、そのまま子どもの口から出てくることもよくありますよね。

自然界の音や物事の様子、動きなどを音で表した言葉を「オノマトペ」と言います。

「オノマトペ」を使って「雨がシトシト降る」「雨がザーザー降る」というように、言葉の音を楽しみながら、様子を的確に表現するようにうながしましょう。「今日の雨は、どんなかな?」と子どもに聞いてみると、得意げに答えてくれるはずです。

料理をしながら「グツグツ煮えているね」「ジャージャー水を出して洗おう!」「トントントンときゅうりを切ってみよう」などオノマトペを使った言い方をするのもおすすめです。

わたしも大好きな五味太郎さんの絵本『言葉図鑑』は、楽しみながら語彙が自然とふえていくしかけになっているので、おすすめです。

話をよく聞いてあげると子どもの言葉が豊かに

また、日々の暮らしの中で気をつけたいのが、子どもの話を、目を見て聞いてあげること。

つい時間がないからと指示をする言葉ばかりになったり、あわただしく何かをしながら聞いてしまったりしがちですが、子どもの話を最後まで聞いてあげることを毎日1回、5分でもしてみると、子どもは話すことに慣れていきます。

子どもが気おくれせずに話ができるように笑顔で受けて、やりとりに楽しさを感じられるようにしたいものです。

言語の豊かさは学びの基礎でもありますから、読書も大切ですが、まずは、会話を楽しんでほしいと思います。

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