“「あと伸びする学力」をはぐくむ”お受験準備が参考になります

小学校入学後、学習や友だちとの活動に意欲的に取り組めるようになるために、家庭でできることをご紹介します。幼児期の成長は、驚くほどめざましいもの。子どもが興味を持って いることから、働きかけをしていきましょう。

教育

「花まる子育てカレッジ」ディレクター。
  • このお題をXでシェア
  • このお題をLINEでシェア
  • このお題をfacebookでシェア
  • コメントを見る

このコラムに関連する書籍はこちら!

言葉をたくさん覚えるためには?

「オノマトペ」を会話にとりいれてみて

雨の様子を「シトシト」「ザーザー」などで表現

幼児でも、とてもおしゃべりが上手な子どもがいます。

例えば「雪のように白いうさぎ」「恐竜みたいに強い力」のように、たとえを的確に使いこなします。

絵本をたくさん読んでもらったり、パパ、ママと普段からたくさんの会話をしているから、魅力的なおしゃべりができるようになるのだと思います。

子どもはまねをして学びますから、家庭内にたくさんの素敵な言葉が飛びかっていることが大切です。なにげないママの口ぐせが、そのまま子どもの口から出てくることもよくありますよね。

自然界の音や物事の様子、動きなどを音で表した言葉を「オノマトペ」と言います。

「オノマトペ」を使って「雨がシトシト降る」「雨がザーザー降る」というように、言葉の音を楽しみながら、様子を的確に表現するようにうながしましょう。「今日の雨は、どんなかな?」と子どもに聞いてみると、得意げに答えてくれるはずです。

料理をしながら「グツグツ煮えているね」「ジャージャー水を出して洗おう!」「トントントンときゅうりを切ってみよう」などオノマトペを使った言い方をするのもおすすめです。

わたしも大好きな五味太郎さんの絵本『言葉図鑑』は、楽しみながら語彙が自然とふえていくしかけになっているので、おすすめです。

話をよく聞いてあげると子どもの言葉が豊かに

また、日々の暮らしの中で気をつけたいのが、子どもの話を、目を見て聞いてあげること。

つい時間がないからと指示をする言葉ばかりになったり、あわただしく何かをしながら聞いてしまったりしがちですが、子どもの話を最後まで聞いてあげることを毎日1回、5分でもしてみると、子どもは話すことに慣れていきます。

子どもが気おくれせずに話ができるように笑顔で受けて、やりとりに楽しさを感じられるようにしたいものです。

言語の豊かさは学びの基礎でもありますから、読書も大切ですが、まずは、会話を楽しんでほしいと思います。

言葉づかいで注意したい点は?

「あのさ~」「そうそう!」という口ぐせにご注意

くせになる前に直しておきたい

小学生になったからといって、子どもは急に言葉づかいを変えられません。

先生という立場で子どもたちと接していた時、「その口ぐせを直すと素敵になるのに!惜しい!」と思うことがありました。

その口ぐせは、絶対に直す必要があるというものではありません。

好みの問題かもしれませんし、むしろそれを子どもらしいと思われる方もいることでしょう。

ですが、くせになってしまうとなかなか直すのは難しいので、気になる家庭では早めに対応をすることをおすすめしたいと思います。

親の口ぐせも点検してみて

1つは、お話をする時に「あのさ~」「○○でさ~」と「さ~」という語尾をつける口ぐせです。この「さ~」は、みんなの前で話す時によい印象を与えないので、できれば早いうちに直したいところです。

考えながらお話をしていて、間を持たせるために語尾を伸ばしているのかな、と思います。

「あのね~」「○○でね~」のほうが、印象がよいかもしれません。

普段から「言葉づかい」では、語尾を気にしてみるのがポイント。

子どもに何度も注意していても、なかなか直らない時は、無意識にママ自身が「あのさ~!」と言っているのかもしれません。

また、子どもの理解をうながすために「○○でさ~」と、強調しているのが、そのまま子どもに定着してしまうこともあるようです。

「○○でさ~」という口ぐせが出てしまうと、素敵な会話も台無しになってしまうように、わたしは感じます。

もう1つは、「そうそう!」や「そうね!」という口ぐせ。パパやママの言葉を、そのまままねてしまっているのかなと思います。

これも先生などの目上の方に向けて使うと、ちょっとおかしな印象になりますよね。

お友だち同士ならば、気にしなくてもいいかもしれませんが、この「そうそう!」や「そうね!」には、相手に対して上から認めるようなニュアンスもありますので、使い方には気をつけたほうが良いと思います。

先生などの目上の方には、「そうです!」「その通りです」など、ていねいに言えるようにしていけるようにうながしていきたいですね。

PROFILE

「花まる子育てカレッジ」ディレクター

井坂 敦子

雑誌「オレンジページ」編集部を経て、公式サイト初代編集長。 出版社勤務のかたわら、長女を難関私立小学校に合格させる。受験対応型保育園の立ち上げに加わり、生活の中で学ぶカリキュラムを立案、初代園長を務める。その後、 小学校受験の個人指導でも実績を上げ、現職に。 子育てに悩む親が、自らの価値観に沿って子どもに向き合う手助けをすることを信条としている。
※コラムは出版社様の許可をいただき掲載しております。当サイトの情報を転載、複製、改変等は禁止いたします。
※当サイトはアフィリエイト広告を掲載しています。
※Amazonのアソシエイトとして、てつなぎは適格販売により収入を得ています。

記事の内容がよかったら「イイね!」ボタンを押してね

「花まる子育てカレッジ」ディレクター。

このコラムに関連する書籍はこちら!

  • このお題をXでシェア
  • このお題をLINEでシェア
  • このお題をfacebookでシェア
  • コメントを見る

コラムに関連している掲示板

  1. 子育て本
  2. 教育
  3. “「あと伸びする学力」をはぐくむ”お受験準備が参考になります

ログインありがとうございます。1ポイントゲット!

ログインありがとうございます。0ポイントゲット!