【掲示板の声×公認心理師】実家に帰るとつらいのはなぜ?「毒親かも?」親との関係に悩む大人へ
大人になっても苦しい親子関係と“ちょうどいい距離”の話
親子関係
【掲示板の声×公認心理師】実家に帰るとつらいのはなぜ?「毒親かも?」親との関係に悩む大人へ
親との関係は、子育てに影響するのか|“連鎖してしまうかもしれない”と感じる不安
こうした「連鎖してしまうかもしれない」という怖さは、どこから生まれるのでしょうか。
「同じことをしてしまうかもしれない」という怖さ
そういうことができる人って、すごいお母さんだと思うんですよね。自分やられてきたってことをすごくよく考えているし、「これって虐待じゃない?」「不適切な養育だったんじゃない?」って、親自身が気づけてることは、とても大事なところなのかなっていうのは思います。
そういう人は、「子どもとどういう関わり方がいいのか」ってことを、すごく学べる人ですから。
「自分の性格は、あの親に育てられたからこうなったのでは」などと悩む声もありますが、田村先生は、そうした相談を受けたとき、どんなふうにお話しされることが多いのでしょうか。
親と会う機会が避けにくいとき|行事・冠婚葬祭という現実
「完全に会わずに生きていく」という選択が、現実的には難しいと感じている人も、少なくないように思います。
たとえば、こんな投稿がありました。
最後の運動会、みんな見に来たがっているんだけど、母がやばいので、全員を鉢合わせしたくないんだよねー…母は父への執着もいまだにやばいし、空気読めないから、そもそも来てほしくない。義両親も引くだろうし。はー…
(やだなーやだなー/毒親のムスメ さん/40代)
会わない、という選択が取れないとき、どうやって自分の心を守ればいいのでしょうか。
「会わない」が選べない場面で、どう自分を守るか
ただ、終わったあとのケアはすごく大事です。
親とのすれ違いは、どこから生まれるのか|変わる時代と変われない価値観
ただ、どんな理由があったとしても、受け取る側が傷ついてしまう関わりは、やっぱりしんどいものだなとも感じます。
だからこそ、親自身も「昔のやり方のまま」でいいわけではなくて、関わり方をアップデートしていかなくちゃいけないんでしょうね。
親との関係に悩むあなたへ|その苦しさは、向き合ってきた証
自分が親から受けてきた「愛」とか、自分の理想とする「温かい家族像」っていうものを一生懸命に考え続けてきたからこそ、簡単に答えを出しきれずに今も悩んでる、葛藤している、という方が多いんだろうな、と思います。
それは、親を一方的に切り捨てることもしないでいようとする、その人なりの“優しさ”や“愛情”だったりもすると思います。
「自分が親になって、初めて気づくこともある」ってよく言われますけど、結婚して、妊娠して、子どもをもって、そのタイミングで改めて気づいた、というのは、とても大きかったんでしょうね。
ただ、愛し方って人それぞれだし、子どもの愛の受け取り方もそれぞれだから。常に一緒にいたり、ベッタリするだけが「愛」じゃないだろうし。
やっぱり、気をつけなくちゃいけないのは、「傷つけ合わない存在」であること。
海外の言葉で、「スープの冷めない距離」なんて言い方もありますよね。物理的な距離でもあるし、心の距離感の話でもあると思うんだけど、そういった、“ある程度の距離”をとっていく、ってことは大事なんだと思います。
おばあちゃん自身も、「親と子は別物なんだ」って感じなくちゃいけないし、だからこそ、同じように、自分自身もね、お子さんに対して「別の存在なんだ」という意識を持つことが必要なんだと思います。
結局ね、親のできることって、実はそんなに多くないから。全部を全部、担いで育てなくちゃいけない、って思わなくてもいいんじゃないかなと思いますよ。
本日は、ありがとうございました。
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