潜在的な生きる力を体系的にはぐくむ子育て法、「マミーメソッド」®︎の提唱者高松ますみ先生にインタビューVOL.03
日本の子育ては30年遅れてる!?
親子関係
潜在的な生きる力を体系的にはぐくむ子育て法、「マミーメソッド」®︎の提唱者高松ますみ先生にインタビューVOL.03
潜在的な生きる力を体系的にはぐくむ子育て法「マミーメソッド」®の提唱者高松ますみ先生にインタビュー
#01 高松先生インタビューVOL.01”自己肯定感を高めるために”
#02 高松先生インタビューVOL.02”放任と放置は違う。自主性の育て方”
#03 高松先生インタビューVOL.03”日本の子育ては30年遅れてる!?”
日本の子育ては30年遅れてる!?
てつなぎ
今後の目標としては、どんなことを考えていますか?
高松先生
日本は子育てに対する感覚が30年ほど遅れていると思っています。
日本の家庭の中では、感情が先立って子どもに怒鳴ることがあります。それが変わっていくのはこの先30年だと思っています。5年から10年以内のうちに改革できればと考えています。
本書にあるメソッドを誰にでも当たり前に受けられる講座形式で広く社会全体に向けて発信して、社会を変えていく活動ができればと思います。
日本の家庭の中では、感情が先立って子どもに怒鳴ることがあります。それが変わっていくのはこの先30年だと思っています。5年から10年以内のうちに改革できればと考えています。
本書にあるメソッドを誰にでも当たり前に受けられる講座形式で広く社会全体に向けて発信して、社会を変えていく活動ができればと思います。
てつなぎ
私も昔は歳の離れた弟のおしめを換えたり、鼻水を吸ってあげるみたいな経験はあるんですが、でもそれから先のことは全然わからないんですね。
たとえばうちの会社では男性は2週間の育休を取れる制度になっているんですけど、妻に言わせればせめて1ヶ月ぐらいあった方がいいよねと。こんなふうに、男性の育児に対するリテラシーは決して高くはないと思っています。
たとえばうちの会社では男性は2週間の育休を取れる制度になっているんですけど、妻に言わせればせめて1ヶ月ぐらいあった方がいいよねと。こんなふうに、男性の育児に対するリテラシーは決して高くはないと思っています。
高松先生
オムツを変えたり、ミルクをあげたりっていうのは、子育てというよりは「お世話」なんですよ。子ども育てるっていうのは、また別枠です。
お世話の領域については、日本ではけっこうしっかりとした情報が得られると思います。子どもの心を育てる、自主性を育てるところに注力していきたいと思っています。
お世話の領域については、日本ではけっこうしっかりとした情報が得られると思います。子どもの心を育てる、自主性を育てるところに注力していきたいと思っています。
てつなぎ
この本を読みながら、「これ、やっちゃうな」みたいなことがいくつもありました。でも、なぜやっちゃうのかがちゃんと書いてあるので、そばで教えてくれているような感覚で読み進められるんです。
「こういうふうに伝えてあげるといいんだな」とか、「こういう気持ちでいるといいんだな」っていう。
この本を執筆されるにあたって、苦労されたこととか、裏話みたいなことはありますか?
「こういうふうに伝えてあげるといいんだな」とか、「こういう気持ちでいるといいんだな」っていう。
この本を執筆されるにあたって、苦労されたこととか、裏話みたいなことはありますか?
高松先生
もう苦労しかなかったですね(笑)
自分の考えを文章に起こしていくのが難しくて、伝えたいことと文章がうまく繋がらなかったのがとてもつらかったです。
言いたいことは自分ではわかっているんですが、同じ話ばかり書いてしまい、一向に進まないなんてこともありましたね。
嘘のない本にしたかったので、子どもと確認しながら書いていました。
自分の考えを文章に起こしていくのが難しくて、伝えたいことと文章がうまく繋がらなかったのがとてもつらかったです。
言いたいことは自分ではわかっているんですが、同じ話ばかり書いてしまい、一向に進まないなんてこともありましたね。
嘘のない本にしたかったので、子どもと確認しながら書いていました。
てつなぎ
なるほど、だからちゃんと伝わるというか、心に残るんだと思います。
最後に、どういった方に読んでもらいたいということと、これからこの本を読まれる方への高松さんからのメッセージをお願いします。
最後に、どういった方に読んでもらいたいということと、これからこの本を読まれる方への高松さんからのメッセージをお願いします。
高松先生
子育てはピラミッドだと思っています。たとえば宿題をしてほしい、自分のことは自分でしてほしい、 部屋を片付けてほしい……そういう親の希望がピラミッドの頂点なんです。
でも、その力を育てること、パっと行動できる関係を作るのはピラミッドの底辺の部分で、 親子の信頼関係を築く日々の生活が大切です。
なかなかその頂点の目標がうまくいかない方に本書を読んでいただいて、理由を探ってもらえればと思います。
子育本を何冊も読んだ方も、この本を通して、子育ての基礎になる信頼関係ができてないんだなとか、子どもの力を伸ばせてないんだなとか、 そういうことに気づいてほしいなと思っています。
でも、その力を育てること、パっと行動できる関係を作るのはピラミッドの底辺の部分で、 親子の信頼関係を築く日々の生活が大切です。
なかなかその頂点の目標がうまくいかない方に本書を読んでいただいて、理由を探ってもらえればと思います。
子育本を何冊も読んだ方も、この本を通して、子育ての基礎になる信頼関係ができてないんだなとか、子どもの力を伸ばせてないんだなとか、 そういうことに気づいてほしいなと思っています。
てつなぎ
本当に探れる本だと思います。
本日はお時間をいただきまして、ありがとうございました。
本日はお時間をいただきまして、ありがとうございました。
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PROFILE
株式会社スパークリングキッズ代表取締役
◎――株式会社スパークリングキッズ代表取締役。元夫の赴任先、米国・バージニア州で出産と子育てを経験。アメリカのハイクラス家庭が実践する「子どもを尊重する子育て」に感銘を受け、その考え方を学び体系化する。帰国後は協調性や自制心が重視される日本社会でも通じるよう、アメリカ式の子育てをアレンジした独自の子育てを実践。その結果、英才教育をいっさい施すことなく、長女は単身でアメリカの高校に留学し、2年連続で「全米優秀生徒賞」を受賞。その後全米No.1の公立大学「カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)」に特待生として進学。長男は早稲田大学入学後、交換留学生としてUCLAで学ぶかたわら、バックパッカーとして世界中を旅した。
◎――自身は、長男6歳、長女2歳のときに離婚を経験。以来20年間シングルマザーとして、英会話教室経営や元F1ドライバー片山右京氏主催のチャレンジスクールのマネージャーなどの仕事をしながら女手ひとつで2人の子育てを行ってきた。
◎――一方で、仕事を通じて多くの親子と関わりができ、自身の子育て法をもとにしたアドバイスを行うようになる。それが評判となったことがきっかけで、潜在的な生きる力を体系的にはぐくむ子育て法、「マミーメソッド」®️を確立。2020年にそのノウハウをより多くの人に役立ててもらおうと、株式会社スパークリングキッズを設立。SNSと口コミだけで評判が広がり、国内外から多数の受講者が殺到。これまで延べ1万人以上の親子の悩みを解決してきた。
◎――自身は、長男6歳、長女2歳のときに離婚を経験。以来20年間シングルマザーとして、英会話教室経営や元F1ドライバー片山右京氏主催のチャレンジスクールのマネージャーなどの仕事をしながら女手ひとつで2人の子育てを行ってきた。
◎――一方で、仕事を通じて多くの親子と関わりができ、自身の子育て法をもとにしたアドバイスを行うようになる。それが評判となったことがきっかけで、潜在的な生きる力を体系的にはぐくむ子育て法、「マミーメソッド」®️を確立。2020年にそのノウハウをより多くの人に役立ててもらおうと、株式会社スパークリングキッズを設立。SNSと口コミだけで評判が広がり、国内外から多数の受講者が殺到。これまで延べ1万人以上の親子の悩みを解決してきた。
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