「学童に落ちたらどうする?」仕事は辞めるしかない?元小学校教員が考える、預け先と働き方の選択肢

学童に落選したら、まず何を確認すればいい?二次募集や民間学童などの預け先から、時短・在宅勤務など働き方の選択肢まで、落選後にできることを順番に整理します。

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フリーランスWebライター/ワンオペ育児中の2児の母
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「学童に落ちたらどうする?」仕事は辞めるしかない?元小学校教員が考える、預け先と働き方の選択肢

「学童落選」の通知を見た瞬間、頭が真っ白になった。

「仕事はどうすればいい?」「小1の子を一人で留守番させる?」「ほかに預けられる場所はある?」と、これからの生活が一気に不安になった方もいるのではないでしょうか。

保育園までは何とか仕事と子育てを両立してきたのに、小学校入学を前に、今度は放課後の預け先が見つからない。「小学校に上がれば少し楽になる」と思っていたのに、まさかここでつまずくとは...。いわゆる「小1の壁」を、学童の落選によって突然実感する家庭もあります。 

私自身、ワンオペで2人の子どもを育てながら働いています。小学校教員として5年間働いた経験もあり、子どもが安心して過ごせる放課後の居場所の大切さを感じてきました。また、子育てと仕事をどう両立するかは、決して他人事ではありません。

では、学童に落ちたらどうすればいいのでしょうか。

学童に落選しても、できることは一つではありません。この記事では、落選後にまず確認したいこと、学童以外の預け先、仕事や働き方について考えられる選択肢を、順番に整理していきます。

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学童に落ちたら、まず確認したいこと

学童に落選すると、「4月からどうしよう」と焦ってしまいますよね。ただ、落選の通知を受け取ったからといって、すぐに学童を諦める必要はありません。まずは、自治体の選考基準や現在の待機状況、今後の募集予定を確認してみましょう。

学童の選考基準を確認する

学童の入所基準は自治体によって異なり、保護者の就労状況や家庭の状況などをもとに、利用の必要性が判断される場合があります。

まずは自治体の案内や窓口で、どのような基準で選考されているのかを確認しておくと、今後の見通しを立てやすくなります。

自治体によっては、選考方法や待機となった場合の取り扱いなどをWebサイトで公開していることもあります。仕組みが分かれば、「空きを待つのか」「ほかの預け先を探すのか」など、次の行動を考えやすくなります。

二次募集・随時募集がないか確認する

一度落選しても、その後に入所できる可能性がなくなったとは限りません。自治体や施設によっては、二次募集や年度途中の募集が行われたり、空きが出た際に待機している家庭へ案内されたりする場合があります。

落選通知を受け取ったら、

・今後、二次募集や追加募集があるか
・待機扱いになっているのか 
・空きが出た場合、どのように案内されるのか
・再度申し込みが必要なのか

などを確認しておくと、次にどう動けばいいのか判断しやすくなります。

募集方法や待機の仕組みは自治体によって異なるため、自治体のWebサイトや窓口で最新の情報を確認しましょう。

学童以外の預け先にはどんな選択肢がある?

二次募集や空きを待っている間にも、4月は近づいてきます。公立学童に入れなかった場合は、「学童以外に子どもが放課後を過ごせる場所はないか」という視点でも探してみましょう。

民間学童

まず候補になるのが、民間企業などが運営する学童です。

施設によって、学習や英語、スポーツなど独自のプログラムが用意されていたり、学校や自宅への送迎サービスがあったりと、内容はさまざまです。

一方で、公立学童と比べて費用は高くなる傾向があり、月額3〜5万円以上かかるケースが一般的とされています。ただし、地域や利用日数、サービス内容によって料金は大きく異なり、入会金や送迎、延長利用、食事などに別途費用がかかる場合もあります。

検討する際は料金だけでなく、預かり時間、送迎の有無、長期休み中の対応、食事の提供、子どもが過ごす環境なども確認し、自分たちの生活に合うか比較してみましょう。

自治体によっては、民間の放課後児童クラブなどを対象とした助成制度が設けられている場合もあるため、利用できる制度がないか確認してみるのも一つです。

ファミリーサポートやベビーシッター

自治体などが行うファミリー・サポート・センター事業や、民間のベビーシッターサービスを利用する方法もあります。

毎日の放課後すべてを任せるのではなく、「週に数日だけ」「親が帰宅するまでの数時間だけ」など、ほかの方法と組み合わせて利用することも考えられます。

ファミリー・サポート・センターは、利用前に会員登録や打ち合わせなどが必要な場合があります。いざというときの選択肢を増やすためにも、住んでいる地域ではどのような仕組みになっているのか、早めに確認しておくとよいでしょう。

一つの預け先だけで解決しようとせず、夫婦の勤務調整や親族の協力なども含め、複数の方法を組み合わせることで対応できるケースもあります。

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学校内や地域にある放課後の居場所

地域によっては、学童とは別に、学校施設などを活用した「放課後子供教室」などの取り組みが行われています。

ただし、こうした居場所は学童(放課後児童クラブ)とは目的や仕組みが異なり、利用できる曜日や時間、見守り体制なども地域によってさまざまです。

「学校にあるから学童と同じように預かってもらえる」と考えず、利用できる時間、対象学年、利用条件、長期休み中の対応、保護者のお迎えが必要かなどを確認しておきましょう。

まずは学校から配布されている案内や、自治体のWebサイトなどで、利用できる放課後の居場所がないか探してみてください。

預け先が見つからないときは、働き方を見直す選択肢も

学童以外の預け先を探しても、どうしても仕事の時間と合わないこともあります。そんなときは、今の職場で働き方を調整できないか考えてみることも一つの方法です。

時短勤務や時差出勤について職場に相談する

まずは、勤務時間を調整できないか職場に相談してみましょう。

すでに時短勤務をしている場合でも、出退勤の時間をずらせないか、フレックスタイムなど利用できる制度はないか、人事や上司に確認してみる方法があります。

相談するときは、「学童に入れず困っている」という状況だけでなく、「〇時までに退勤できれば対応できる」「週〇日であれば通常勤務ができる」など、希望する働き方を具体的に伝えると、会社側も検討しやすくなります。

会社によって利用できる制度や条件は異なるため、まずは就業規則や社内制度を確認し、自分の場合にどんな選択肢があるのか聞いてみましょう。

在宅勤務という選択肢

在宅勤務が可能な職場であれば、出社と在宅を組み合わせたり、放課後の時間帯に自宅で働けないか相談したりする方法もあります。

ただし、在宅勤務だからといって、仕事をしながら子どもを十分に見守れるとは限りません。子どもの年齢や性格、仕事内容なども考えながら、無理なく続けられる方法かどうかを考えることが大切です。

私自身、小学校教員を退職したあと、「子育てをしながら在宅で働きたい」という思いからフリーランスに転向し、現在はWebライターとして働いています。

もちろん、フリーランスになればすべて解決するわけではありません。収入や仕事の安定性など、会社員とは違った不安もあります。それでも、子どもの生活に合わせて働く時間を調整しやすくなったことは、私自身が感じているメリットの一つです。

働き方を大きく変えることだけが答えではありませんが、今の職場での調整が難しい場合には、長い目で見て「自分たち家族に合った働き方は何だろう」と考えてみることも選択肢の一つです。

「仕事を辞めるしかない」と思ったとき

学童にも入れない、ほかの預け先も見つからない、会社でも働き方を変えられない。そこまで重なると、「もう仕事を辞めるしかないのかな」と考えてしまうこともあるでしょう。

ただ、学童に落ちたからといって、すぐに「退職しかない」と結論を出さなくてもいいかもしれません。

まずは今の職場で調整できることを確認し、それでも難しければ、転職を含めて別の働き方を探してみる。家計への影響や、子どもが成長したあとにどう働きたいかも含めて考えてみましょう。

転職サイトで求人を見てみる、転職エージェントに相談してみるなど、今の仕事を続けながら情報を集めることもできます。「辞める・辞めない」の二択ですぐに結論を出さず、まずは選択肢を増やすところから始めてもいいのではないでしょうか。

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同じ悩みを持つママたちの声

学童に落ちて、「これからどうやって仕事を続ければいいの?」と悩むママ・パパは少なくありません。てつなぎ掲示板にも、まさに「小1の壁」に直面したママから、切実な声が寄せられています。

てつなぎ掲示板に寄せられたリアルな声

香るブラック(小1ママ)さん(30代)は、時短勤務の正社員として働き、子どものお迎えに合わせて勤務時間を9:30〜17:00に変更してもらったそうです。職場では、基本的に在宅勤務は認められていません。

小学校入学後、しばらくは12:30ごろに子どもが帰宅する生活が続き、その後は学童を利用しようと考えていたものの、まさかの落選。投稿では、時短勤務が理由だったと綴っています。

「小1の子どもを一人でお留守番など怖すぎてできない」。一方で、夫も在宅勤務は難しく、民間の預け先やファミリーサポートは費用面が気になるといいます。

そして、仕事を辞めることや在宅でできる仕事を探すことまで考えた末に出てきたのが、

「結論、仕事するのって無理じゃないですか???」

という言葉でした。

学童に入れない。でも、小学1年生を一人で留守番させるのは不安。民間のサービスを利用すれば費用がかかり、働き方を変えることも簡単ではない...。この投稿からは、「どれかを選べば解決」とはいかない、小1の壁のリアルが伝わってきます。

学童に落ちても、できることは一つではない

学童に落選した直後は、「仕事を辞めるしかない?」「子どもを一人で留守番させるしかない?」と、選択肢がなくなったように感じるかもしれません。

でも、二次募集や空きを確認する、学童以外の居場所を探す、いくつかの方法を組み合わせる、職場に働き方を相談するなど、できることは一つではありません。

すべてを一度に解決しようとせず、まずは今使える制度やサービスを一つずつ確認しながら、子どもが安心して放課後を過ごせて、自分自身も無理なく働き続けられる方法を探していきましょう。

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PROFILE

フリーランスWebライター/ワンオペ育児中の2児の母

SYURI

ワンオペ育児中の2児の母。 小学校教員として5年間勤務したのち、妊娠・出産を機に退職。 「在宅で働きたい」という思いからフリーランスに転向し、現在はWebライターとして活動中。 教員経験や子育ての実体験をもとに、教育・働き方・ライフキャリアなどをテーマに執筆している。
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