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テレビの見方で変わる子どもの想像力

質問のしかたを変えれば想像力はみるみる伸びる 「子どもの言語水準を決めるのは親の質問の深さです」#02

更新日:

キム・ジョンウォン
人文教育専門家。

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テレビの見方で変わる子どもの想像力

「作文力」がどんどん伸びるテレビの見方

言は心の声なり、書は心の画なり。言は心の声なり、書は心の画なり。

 ――― 法言

読書によって知識を積み上げることも大切ですが、読書というものは「書く」ことでようやく完成します。自分の言葉で文章に残してこそ、自分のものになるのです。

親御さんたちにはよく、「子どもたちはどうして、書くことを嫌がるんでしょうか?」と聞かれます。

しかし、書くのが嫌いなのは本当に子どもだけでしょうか?

「書く」というのは誰にとっても難しい作業ですから、大人でも避けたくなります。私たちが書くのを嫌がる理由は、口があるからです。つまり、話す方が簡単なので、書くことから遠ざかってしまうのです。子どもに一方的に書くことを強要するというのは筋が通りません。

私たちも幼い頃は親から何度も作文を書けと言われましたが、書きませんでした。こういうときは別のアプローチが必要です。

作文というのは、姿勢を正してかしこまって書くのではなく、日常生活の中で自然に取り組むのが理想です。そうすれば、リラックスして良質の文章が書けるのです。

このような心構えを忘れずに、さっそく実践法に進みましょう。

「書く」ときに必要なことは、集中力、書こうという意志、そして中身です。そこで私がお勧めするのは、親子で一緒にテレビを見て感想を書くという方法です。

ステップ①番組を選ぼう

興味のない題材では書く気が起きませんから、子どもが好きな番組を選びましょう。

題材が面白ければ書くことに対する意欲も湧いてきますし、その題材について頻繁に考えますから、ユニークなアイデアが浮かびやすくなります。

ですから、子どもが常に見ているものについて考えさせるのがお勧めです。

番組の長さは1時間以内が望ましいでしょう。

番組が長すぎると内容が盛りだくさんで書きにくくなります。

ステップ②感想を短くまとめよう

ノートと鉛筆を用意しましょう。

大切なのは、親も楽しく取り組むことです。

子どもはどんなに大変でも親と一緒なら楽しく取り組みます。

そして、親は番組を見ながらメモを取りましょう。

子どもが聞いてきたら、「後でまとめるときの参考になるように、思いついたことを今のうちに書いておくのよ。そうすれば書くのがずっと楽になるから」と答えましょう。

初めは番組に集中していた子どもも、しばらくすると親のまねをしてメモを取るようになるはずです。

これは「子どもが自分の日常を記録し始める」という大切な変化の始まりです。

番組が終わったらすぐに、感じたことを親子でそれぞれのノートに書いてみましょう。

「子どもの頭がよくなる 魔法の質問100」

著者名
キム ジョンウォン
出版社
 文響社

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