不調・不安・ストレスはこれでスッキリ!「夫婦ゲンカの原因は自律神経の乱れかも?」
自律神経は厄年 昇進後 産後 低気圧 木曜日に乱れます。驚くほど簡単に乱れるからこそ、「慌てずにすぐ整える」方法を自律神経のプロフェッショナルがお伝えします。ホルモンの乱れ 気分のムラ とれない疲れ。いちばん読みやすくてきちんとわかる自律神経の整え方。
健康/病気
自律神経が整えば血流がよくなり、血流がよくなればどんどん若返る
自律神経が乱れると、血液の流れが悪くなることはすでにおわかりだと思いますが、結局、血の巡りが悪くなれば、人間の体は老化するしかありません。
自律神経が整っている人は、交感神経優位=血管の収縮、副交感神経優位=血管の拡張という機能がスムーズに入れ替わっています。
すると、血液を通して体に届く栄養素はより届きやすくなりますし、排出しなければならない老廃物もまた、よく排出されるようになるわけです。
さらには自律神経が整うと、胃腸の調子がよくなることで、血液によって届けられる栄養素自体もよく吸収できるようになります。
自律神経が整っている人は、年齢にかかわらず、肌や髪につやが出ます。
脂肪が蓄積されにくくなり、見た目も美しくなれます。
病気にもかかりにくくなりますし、疲れも感じにくくなります。
精神的にもイライラすることが少なく、より穏やかな状態でいられます。
これらがトータルで働くことで、「昔と変わらない!」「あの人、本当に〇歳なの!?」と周囲から驚かれることが多くなるということです。
彼ら・彼女らのヒミツは、自律神経がよく整っていることだったのです。
また、笑顔が素敵な方は、印象がとてもいいですよね。
じつは、笑顔には呼吸を安定させる効果があります。
反対にしかめっ面は呼吸を浅くします。
呼吸が安定すると自律神経も安定して血流もよくなり、筋肉の状態が最適になるので、どんなときでも笑顔を忘れないことも、若々しさを保つうえで大切です。
自律神経が整っている地域、乱れている地域とは?
みなさんは、「自律神経が整っていそうな地域は?」と質問されたら、どの地域を思い浮かべるでしょうか。
温暖な気候と美しい海、開放的な空気が魅力の九州・沖縄地方、雄大な自然と豊富な食資源に象徴される北海道など、気候や自然と結びつけて思い浮かべる方が多いかと思います。
私たち研究チームは、自律神経の総合力を意味するトータルパワーをもとに、都道府県を8グループに分類して、多重比較を実施しました。
その結果、トータルパワーがいちばん高い地域は「四国」ということがわかりました。
このことから、四国が「日本でいちばん元気に過ごせる地域」であることがわかったのです。
四国は、中央部を東西に四国山地が走り、北と南のふたつの地域に分けられます。
北側の地域は年間を通じて降水量が少なく、南側の地域は太平洋の黒潮の影響で年間を通じて降水量が多いという特徴がありますが、どちらの地域も自律神経が乱されにくい温暖な地域であるということは共通しています。
また、警察庁が2017年に発表した、都道府県別刑法犯の検挙件数を地域別に見ても、いちばん少ないのは四国でした。
単純には結びつけられませんが、「安心して過ごせる」という部分も、自律神経の総合力が高くなっている一因ではないかと考えられます。
一方で、トータルパワーがいちばん低い地域はどこでしょうか。
答えは関東です。
関東はほかの地域と比べて、疲労気味の方がとくに多いということが、研究結果からわかっています。
これはほかの大都市圏にも見られる傾向ですが、高層ビルが立ち並ぶオフィス街が多く、仕事のスピードも速く、プレッシャーも多い日常にさらされている影響で、交感神経がつねに優位となり、その状態がキープされてしまっている方が多いからと考えられます。
その結果、トータルパワーが全国でいちばん低い状況を生み出してしまっているのでしょう。
日本人は総合的に見て交感神経優位の方がとても多いということは、これまで説明してきたとおりです。
そして、とくに大都市圏に住んでいる方ほど、残念なことに自律神経が乱されやすい環境がそろってしまっています。
だからこそ、整える術を早急に身につける必要があるのです。
順天堂大学医学部教授。日本スポーツ協会公認スポーツドクター。
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