不登校が解消できる 親の「働きかけ方」!「不登校・引きこもりの根本原因」
再登校までにかかる時間は3週間。子どもの気持ちに寄り添いながら、もう一度、学校に行くために親がしてあげられること。
学校
1歳半までの時期は子どもにとって、「世のなかでたったひとりのお母さん」は「何があっても自分を受け入れて守ってくれる存在」だという絶対的な信頼関係を築く大切な時期です。そしてお母さんと健全な愛着関係が築けると、他者ともいい関係を築けるようになります。
逆の言い方をすれば、この時期にお母さんと健全な愛着関係を築くことができないと、まわりの人といい関係を築くことが苦手になりやすく、人の輪のなかに入るのが苦手になったり、不登校や引きこもりにもつながりやすかったりするのです。
愛着形成にとって一番重要な時期に、物理的に母子で過ごす時間が短いというだけでも、愛着障害になりやすいのです。
もちろん、「子どもが1歳になる前にお母さんが働き始めたすべての家庭」で不登校が起こるわけではありません。
いまの時代、共働き家庭も多く、育児休業の取得期間は基本、子どもが1歳になる誕生日の前日まで。1歳より前に働き始める方も少なくないでしょう。
とはいえ、もしその時期に子どもとの触れあいが著しく少ないなどの状況があれば、オキシトシンの分泌が足りずに、愛着障害につながる可能性が高いということは、心に留めておいていただきたいと思います。
ちなみに、専門書などでは、「愛着の対象はお父さんやその他の養育者も含まれる」と書いてあることが多く、「母親以外でも正しく愛着関係を築けたら愛着障害にならない」と言われていたりもしますが、「おなかのなかにいるときからつながっているお母さんの代わりはいない」というのが私の経験上、現時点での結論です。
もちろん、愛着障害自体は安全基地の役割をしてくれる人がいれば克服も可能ではありますが、実際には「お母さん以外で愛着を正しく築ける人」は稀ですし、そういう相手に恵まれることは偶然でしかないでしょう。
ここまでお話ししてきたように、私は「お母さんとの正しい愛着関係」を重視していますが、たとえば、共働きで家事も育児もお母さんがひとりでがんばらなければならない状況だと、安定した気持ちで子どもに向き合うことができません。
ですから、お父さんや他の家族は、お母さんが子どもと向き合う時間をとれるよう、時間的にも精神的にも、お母さんを支えることが必要なのです。
愛着が健全に形成されていると「心の安全基地」が育つ
それまでの愛着の形成が健全であれば、1歳半くらいから、お母さんが「心の安全基地」として機能します。
具体的には、お母さんがそばにいれば、少し離れて外の世界を探索しては戻るという行為を繰り返します。
「安全基地」とは、何かあったときにいつでも戻れる、いつでも受け止めてもらえる「心のよりどころ」であり、心の支えになるものです。
たとえば公園デビューのとき。最初は不安でお母さんにぴったりとくっついていますが、安心すると砂場や遊具に触ってみたり、はじめてのお友達にちょっかいを出したりと、探索を始めます。
しばらくそうしているとまた不安になり、お母さんのところに戻ります。戻ろうと思えばいつでも戻れる、お母さんがいつでも見える状態であれば、子どもは不安を感じなくなります。
3歳くらいになると、一定の時間お母さんから離れていても大丈夫になります。
幼稚園や保育園に行くなど、子どもにとっては長い時間をお母さんから完全に離れた状態でも、安全基地が機能していればさほど不安を感じなくなり、他人とも適度に関わり、信頼関係を築けるようになります。
こういったことの繰り返しで愛着が健全に形成されると、大人になったときにも、自分にとって最適な選択をし、安心して生きていけます。
反対に、とくに3歳までの養育のなかで「安全基地」が持てない場合、愛着障害が起きやすくなります。
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