ベストな声かけが見つかる!――表現を変えると親の怒りも子の成長に
1000件超えの子育ての怒り、イライラ相談から考案。「発達心理学」「子育てコーチング」「NLP」に基づいた子どもの5つの能力を伸ばす109のフレーズを紹介。
しつけ/育児
私が子どもより先にごはんを食べる理由
子育てのなかでは、自分を犠牲にしてしまうことが多いかもしれません。
子どもが寝ている間に急いでごはんを食べたり......。
自分の服を買いに行きたいのに、子どもと公園に出かけたり......。
眠くて昼寝がしたいのに、子どもの面倒を見るために眠れなかったり......。
そんなふうに「本当はこうしたい」ということがあっても、子どもを第一に優先して、自分を犠牲にしているのではないでしょうか。
もしそうであれば、まずは自分を大切にすることから始めましょう。
自分を大切にすることで、心に余裕が生まれ、子どもに対しても優しく接することができるようになります。
そんなこと言われても、「自分を大切にするってどうすればいいの?」って思うかもしれませんね。
自分を大切にする方法は、人それぞれ違います。
たとえば、好きな本を読む時間をつくる、友達とおしゃべりをする、ゆっくりお風呂に入るなど、自分にとって心地良いことを見つけてください。
私がよくやる方法をご紹介します。
私は、お腹が空いたとき、子どもより先にごはんを食べます。
これは息子が0歳の頃からやっていることです。
まずは自分を満たす。
私がお腹いっぱいになって満足した状態で子どもにごはんを与える、ということをやっていました。
今でもお腹が空いたときや、食べたい物があるときは、自分がその欲求を満たすことを優先しています。
他にも、私がどうしても眠いときは、私のほうが子どもより先に寝ていました。
1歳頃、動き回ってなかなか寝てくれないときも、先に寝ていました。
そうすると子どもは、ママの様子を見て意外とすんなり隣で寝たりするんです。
子どもを優先に考えて、あれこれしてあげようと思うと、どんどん疲れてしまいます。
自分を優先して自分がやりたいことから満たしていくと、子どもも自分を大事にできる子に育っていきます。
毎日少しでも自分のための時間をつくることを意識してみましょう。
それが子育てでのイライラやストレスを軽減する第一歩になります。
子育ては己育て
子育てとは、子どもを育てることだけではありません。
この期間は親自身が成長する期間でもあります。
子どもと一緒に過ごす時間の中で、新しい発見や学びがあります。
子どもが成長するのと同じように、親も成長していくのです。
子育てを通じて己を育てるためには、まず自分が全力で育児を楽しんでいる必要があります。
子どもは日々の生活のすべてが初めての体験で、すべてが新しい発見で、ワクワクドキドキしながら生きています。
そんな子どもたちと同じように、子育てを通じて全力で人生を楽しみ、新しい発見、気づき、学びを得ていくと、自分自身を育てることにつながります。
子どもとの関わりの中で、自分自身の新しい一面を発見することがよくあります。
たとえば、子どもが同じ質問を何度もくり返すとき、最初はイライラしてしまうかもしれません。
でも、「どうしてこんなに何度も聞くんだろう?」と考えてみると、子どもの純粋な探求心に気づき、自然と忍耐力が育まれます。
こうした瞬間に、「自分はこんなに忍耐強くなれるんだ」と感じることでしょう。
また、子どもが転んで泣いているとき、「どうして泣いてるの?痛かったの?」と声をかけてみると、ただ痛かっただけではなく「怖かった」と感じていることがわかる場合もあります。
そんなとき、人の気持ちに寄り添う力、つまり共感力が磨かれていきます。子育てを通じて、自分が思っていた以上に人の気持ちに敏感であることに気づけます。
さらに、子どもは突然「このおもちゃを使って、宇宙をつくる!」というような突拍子もないことを言い出します。
こんな予想外の発想に触れることで、自分の中に柔軟な思考を持つことができます。
「そんなの無理だよ」ではなく、「じゃあ、どうやったらできるかな?」と一緒に考えるうちに、子どもに負けないくらい自由な発想ができる自分に気づけます。
子どもと一緒に過ごす時間は、自分自身を見つめ直し、新しい自分を発見する貴重な時間です。
その中で「こんなことができるようになった」「こんなふうに考えられるようになった」と自分の成長を感じることは、子育ての醍醐味の一つです。
一緒に成長していく過程を楽しみながら、親子で過ごす時間を大切にしてください。
私はママがイライラしたときは、子どもが成長しようとしているときだと考えています。
一般社団法人sunnysmile協会代表。NLPマスタープラクティショナー。
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