「伝説の育児講師」が伝える!――子どもがウソをついたとき

講座は、16年間常にキャンセル待ち! 「伝説の育児講師」による初著書 「初めて育児で幸せを感じる」「本当にやりたかった子育てができた」「なりたかったママになれた」など、反響殺到!

しつけ/育児

(株)mother ship代表。ピースフルコミュニケーション協会こども未来コーチング協会主宰(ベビーライフコミュニケーター・子育てコミュニケーター)。
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子どもがウソをついたとき

「逃げ道を持っていてもいいんだよ」

子どもがウソをつくときも、大人がウソをつくときも、そこには「不安」があります。

不安な未来から逃げようとウソをつくのです。

不安な未来というのは、「こうなったらイヤだな」という望まない未来。

それを、回避する方法として「ウソ」をつきます。

子どものウソに気づいたときは、子どもがそのとき抱えている「不安」に目を向けると、一概に「ウソはダメ」と否定することがなくなります。

誠実に人と関わることは、人間関係を育む上で大事なことですが、「ウソはダメ」と否定するばかりでは、またウソを重ねることがあります。

話し方や聞き方によってつくられる「その場の雰囲気」から、「この人には、本当のことを話しても大丈夫」と安心できたとき本当のことを話します。

「ウソをついたら絶対にダメ」という厳しい目より、「あなたの味方だよ」という温かいまなざしが、やがてウソをつかなくてもすむ環境をつくります。

子どもがウソをつくことに、許せない気持ちが残っているときには、「逃げ道を持ってもいいよ」とあなた自身を許してあげてください。

「心の逃げ道」を持ってもいいんです。

正義感が強く正直者であることは素晴らしいことだけど、同時に裁判官のようにすべてをジャッジしてしまいがち。

「良い・悪い」「正解・不正解」と2つだけの視点では、そこから続く道(未来)も、良い・悪いなど「どちらかの道(未来)」しか想像できません。

「ウソをつくなんてダメ。このままではダメな大人になってしまう」

「本当のことを隠すなんて、間違ってる。このままでは道を間違えてしまうのではないか」

「この子は正直者で良い子だから、良い人生を生きられる」というように。

その考えは、「間違い」ではありませんが、2つの視点だけでは、心が窮屈になってしまいそうです

心の逃げ道とは、3つ目の視点を持つこと。

さらに4つ、5つと視点の数を増やすことができたら、視野はぐんと広がります。

視野の広さは、そのまま心の広さにもつながります。

大人は子どものウソに気づかないこともありますが、子どもは大人のウソにすぐに気づきます。

言葉以外のものを感じ取るからです。

ついてはいけないウソは、自分に対してつくウソ、人を傷つけるためのウソです。

自分の思いをなかったことにしたり、自分の感情をごまかしたり......。

大人は自分に対して平気でウソを重ねていることがあります。

子どものウソに敏感に反応するときほど、自分のウソには鈍感。

正直者であろうとするよりも、自分に素直でいましょう。目指すのは「正しい私」より「私らしい私」。

PROFILE

(株)mother ship代表。ピースフルコミュニケーション協会こども未来コーチング協会主宰(ベビーライフコミュニケーター・子育てコミュニケーター)。

水田 結

「自分の人生を喜んで生きる子どもや大人を増やす」をテーマに、2008年より母親と乳幼児を対象にした教室を開講。開発した子育て講座は、「育児で初めて心から幸せを感じる」「本当にやりたかった子育てができた」「なりたかったママになれた」など大反響を呼ぶ。行政や学校・幼稚園・保育園から講演依頼、職員研修の依頼も多数

※子育て本のコラムは出版社様の許可をいただき掲載しております。当サイトの情報を転載、複製、改変等は禁止いたします。

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(株)mother ship代表。ピースフルコミュニケーション協会こども未来コーチング協会主宰(ベビーライフコミュニケーター・子育てコミュニケーター)。
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