「ケアレスミス」にはパターンがある!――教科別トレーニング「国語」 

★精神科医樺沢紫苑氏推薦!★ ・ケアレスミスでの失点は、16%にも及ぶ。合否を分けるケアレスミスを防げば、簡単に得点が伸ばせる!・本書に掲載の診断を活用することでミスの傾向をつかみ、やってしまいがちなミスを防ぐための効果的なトレーニングができる!

教育

オンライン全国個別指導塾「E-School☆」代表
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ついうっかりやってしまいがちなケアレスミス。

中学入試の場合、おしい失点が合否を分ける可能性もあります。

「苦手で解けない問題」とは違い、ケアレスミスは「もともと解けるのに解けない」問題なのでちょっとの対策で大きな効果を得られる、とても効率的な対策でもあるのです。

実は、ケアレスミスには傾向があります。

自分のミスの傾向を把握しておけば、テストの際に見直しをするなど事前にミスをしそうな問題を注意することができます。

本書では、ケアレスミスタイプ診断により「思い込み型」「早とちり型」「ドキドキ型」「集中力不足型」「睡眠不足型」のどれに当てはまるか診断し、対策をすることができます。

また、ミスを防ぐためには、手を動かして実際の問題を解くことが欠かせません。

この本では、小学生が苦手とする算数・国語の単元ごとに、ミスを防ぐコツを伝授しており、練習問題で確認することができます。

国語でケアレスミスが発生しがちな問題について、トレーニングすることができます。

・書き間違いやすい漢字

・類義語・対義語のミス

・設問文の指示通りに答えない

・「○字以内で抜き出しなさい」が苦手

・選択肢問題をなんとなくで答える …など

字は丁寧にスピーディーに

字を丁寧に、早く書けるようになると、おしいミスを減らすことができます。

×

▶︎ 正しい答えを書いたはずが、採点者が読めずに×になることがある!

▶︎ 字を消したときに元の字が残っていると、正しく書いていても×になることがある。

▶︎ 読む相手のことを考え、採点する人が読みやすい字を書く。

▶︎ 角を意識して書く。

▶︎ 字と字の隙間を少し空けて読みやすく書く。

▶︎ 字を間違えたら、消しゴムできれいに消す。

はじめは、きれいな字を書くために時間がかかってもいいので、意識的に丁寧に書きましょう。練習すれば、早くきれいに字を書けるようになります。

問題用紙に書き込んで大丈夫

問題用紙に書き込んではいけないというルールはありません。問題用紙に、印をつけたりメモしながら読むと、見返すときに大事なことが探しやすく、時短になります。

×

▶︎ 問題用紙に書き込みを入れない。

▶︎ 主人公の気持ち、文章によく出てくる「キーワード」に線・波線を引きながら読む。

▶︎ 設問文で問われている部分に線を引く。

▶︎ 逆接の言葉、「しかし」には、「△」をつける。

例題

 自分ばかり地獄から抜け出そうとする、犍陀多の無慈悲な心が、そうしてその心相当な罰をうけて、元の地獄へ落ちてしまったのが、御釈迦様の御目から見ると、浅間しく思召されたのでございましょう。
しかし極楽の蓮池の蓮は、少しもそんな事には頓着致しません。

(芥川龍之介『蜘蛛の糸』)

主人公の気持ちを答える問題が多いので、心情を表す言葉には注意しましょう。

うれしい、悲しい、怒りに震える、いぶかしむ など

読んだつもりに注意

早く問題を解き終えたいと、設問文を最後まで読まずに答えようとしていませんか?

読むスピードが速いだけでは、大切な部分を読み飛ばしてしまうことがあります。

×

▶︎ 答えにかかわる大切な部分を読み飛ばす。

▶︎ 設問文で、「〇〇ではないものを答えなさい」と書いてあるのに、「〇〇」を探してしまう。

▶︎ 設問文を丁寧に読む。

▶︎ 解答したあとに、問いの見直しをする。

▶︎ ひっかけ問題で間違えないように設問文をしっかり読む。

例題

次の選択肢から、四字熟語ではないものを一つ選び、記号で答えなさい。
ア 大同小異 イ 理不尽 ウ 四苦八苦 エ 右往左往

答え

写し間違いを防ぐ方法

国語では「抜き出し問題」がよく出題されます。文中に書いてある言葉を、そのまま抜き出して書く問題です。該当箇所がわかれば、得点源になります。もったいないミスを防ぎましょう。

×

▶︎ 抜き出し問題は適当に答える。

▶︎ 書いたら安心して見直しをしない。そのまま解答時間終了。

▶︎ 簡単な問題ほど慎重に。

▶︎ 「、」や「。」などの句読点、文字を抜かさず書き写す。

▶︎ 必ず再度読み直す。

▶︎ 書き写した文字を数えて、文字数をメモする。

授業中に、黒板などの文字を書き写すこともいいトレーニング。書いたあとの文字と黒板の文字をよく見比べましょう。

例題

次の文をノートに書き写してみましょう。
トロッコの上には土工が二人、土を積んだ後にたたずんでいる。

(芥川龍之介『トロッコ』)

問題の全体を把握する

勉強以外の別のことが気になって、勉強に集中できないということはありませんか。

宿題・課題を早く終わらせたいと思っていると集中できません。また、試験の残り時間が短くて焦っていたりするときに、ミスは起こります。

×

▶︎ 文字を目で追うだけの読み方をする。

▶︎ 時間配分を気にせずに解く。

▶︎ 「〜ではないものを答えなさい」のようなひっかけ問題に気をつけて設問文を最後まで読む。

▶︎ 大切なところに線を引きながら、問題を最後までしっかり読む。

問題文のキーワードをつかみながら丁寧に読みましょう。読解力が上がると、全教科の成績も上がります。

わからない言葉は調べる

理解があやふやな漢字や言葉はそのままにせず調べましょう。

×

▶︎ わからない言葉が出てきても、そのままにする。

▶︎ 教科書に出てくる読めない漢字、意味があやふやな言葉は、調べてノートに取る。

▶︎ 問題に取り組む中で読めなかった漢字は、全て解き終わってから、辞書で調べる。

▶︎ わからない言葉を見つけたらふせんを貼り、あとで見返す。

例題

次の言葉の意味を辞書で調べ、違いを答えましょう。
●「力不足」と「役不足」

答え

「力不足」その人の能力に対して役割が重すぎること。

「役不足」その人の能力に対して役割が軽すぎること。

PROFILE

オンライン全国個別指導塾「E-School☆」代表

野 英利香

勉強を習慣化するためのオンラインスクールを全国で運営。東京と山形を拠点にオンラインで小学生から高校生まで全国の子どもたちを指導。家庭教師から口コミで評判が広がり塾経営16年目。中高数学・理科の教員免許取得。塾講師としての経験は20年を超え、3000人以上の指導実績がある。日常の勉強の習慣づけ、勉強のやり方から、有名私立中学受験まで幅広くサポート。保護者とも距離が近く、子育ての困り事や声かけの方法などの相談にも応じている。子どもたちのキャリア教育について国立大や高校での講演実績多数。各自の持っている能力を最大限活かせるようにサポート中。教師向けにも教育委員会などを通じて講演実績あり。
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