産婦人科医・重見大介先生へインタビュー VOL.02

妊娠中の不安から10年後20年後の健康まで考えよう

妊娠/出産

産婦人科専門医
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「病院では聞けない最新情報まで全カバー! 妊娠・出産がぜんぶわかる本」の著者。産婦人科医・重見先生へインタビュー


VOL.01   重見大介先生インタビュー「妊娠前に知っておきたい大切なこと」

VOL.2   重見大介先生インタビュー「妊娠中の不安から10年後20年後の健康まで考えよう」

妊娠中の不安から10年後20年後の健康まで考えよう

てつなぎ
妊娠中の不安や疑問は多くありますよね。
妊娠初期、中期、後期に分けて妊婦さんに知っておいて欲しいことや妊婦さんが知りたい情報が分かりやすく書かれているのは本当にありがたいですし、担当の先生の意見を聞きつつ、セカンドオピニオンのような感覚でも読めますよね。
重見先生
担当の先生の意見を大事にしつつ、不安や疑問に感じたときにすぐに手に取ってもらえるような存在であって欲しいと思います。
また、出産後のことも書籍内で触れているのですが、妊娠・出産をきっかけに10年後、20年後、30年後といった健康まで目を向けてもらえる機会になるとうれしいなと思っています。
てつなぎ
まさに女性の一生をサポート!
もっと前にこちらの書籍に出会えれば良かったなと思いました。

今後、どういったことにより強く取り組んでいきたいなどございますか。
重見先生
プロフィールや書籍の冒頭にも記載していますが、産婦人科医というバックグラウンドはあるのですが、それにプラスして「公衆衛生」というものを大学院で学びました。
その際に病院の中にいるだけでは手が届かないような女性の健康課題を解決する必要があると強く思うようになりました。
例えば、今回の書籍にも関係していますが、妊娠中の不安やかかりつけの先生とうまくコミュニケーションが取れない、パートナーと良い関係性が構築できていない、産後鬱になってしまったなど良く耳にする課題もそうですし、近年分かってきたことなのですが「赤ちゃんを産んだ妊婦さんの死亡原因の1位が自殺である」と判明しつつあるんです。
出血や感染という、いわゆる身体的な合併症による死亡を減らせてはいるのですが、メンタル関連の死因が増えてきているとなると、そこにはしっかりと向き合っていかなくてはならないと思うんです。
てつなぎ
全く知らなかったので今驚いています。
1人1人と向き合うのも大切だし、先生のように社会課題に向き合っていくのも大切だなと今の話を聞いて改めて思いました。
重見先生
未然に防げる課題はたくさんあると思います。
未然に防ぐための一つとして「性教育」も大切ですよね。
教育対象はもちろんお子さんになりますが、保護者の方にも性教育の重要性を伝える必要があると思います。
てつなぎ
性教育で悩まれている親御さんは多いですよね。
子どもにどう説明したらいいのか、どこまで説明すればいいのかなど・・・。

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