「先生、ぼくは宇宙人じゃないよ?」1万部突破記念! 古内しんご先生へ独占インタビューVOL.2

小学校教員たちを悩ます「縦」の連携とは?

絵本

子育て教育コミュニティ『つみき』代表/教育コーディネーター/小学校教員(東京都)
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てつなぎ
ボランティアから生まれたきっかけだったのですね。

そこから保育士と小学校の教員の資格を取得して今に至るわけですが、今は非常勤として働きつつ子育て教育コミュニティ「つみき」の活動で年間200回の講演会を行われています。すごいご活躍です。
古内先生
ありがたいことに多くの機会を頂いています。中には自分で企画したイベントもあります。
てつなぎ
差し支えなければですが、直近ではどのような企画をされたのですか?
古内先生
直近では「ママパパの背中を押す」というテーマの下、ほのぼのした会をやりました。

前後するのですが、私が運営している子育て教育コミュニティ「つみき」のコンセプトは「つなぐ、みんなを、教育で」になります。
色々なジャンルや立場と教育をつなぐことをコンセプトにしたイベントを今後も行っていきたいと思っています。
てつなぎ
素敵です!参加される方は教育リテラシーもそうだし、語弊があるかもしれないですけれども、熱心な方が多いですよね。
古内先生
そうですね。熱心だし、そして皆様優しい方ばかりです!
てつなぎ
素敵なコミュニティです。

続いて絵本「先生、ぼくは宇宙人じゃないよ?」についてお聞きします。幼稚園を卒園して小学生になった少年の心境とそれを取り巻く環境を描いたお話です。 絵本を出そうと思ったきっかけは何だったのですか?
古内先生
日本の教育課程は、保育園、幼稚園、小学校、中学校といった縦の連携があるのですが、この縦のつながりを現場で意識できるような何かを作れないかなと思ったときに思いついたのが絵本でした。現役の先生たちがこのつながりを意識していないということはまずないと思いますが、業務過多で仕事に毎日追われて、報告書上の交流や引継ぎなどはあるのですが、この縦のつながりを意識する余裕がなくなっていくんですね。

保育士さんがどんな思いで保育をやっているのか、小学校の先生がどんな思いで日々授業をしているのかといったことを保育園側も小学校側も知らないから、保育園側も何を出口にして小学校に送り出せばいいのかが分からない。
こういう状況を変えたいというメッセージを込めて絵本を作りました。

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子育て教育コミュニティ『つみき』代表/教育コーディネーター/小学校教員(東京都)
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