潜在的な生きる力を体系的にはぐくむ子育て法、「マミーメソッド」®︎の提唱者高松ますみ先生にインタビューVOL.02
放任と放置は違う。自主性の育て方
しつけ/育児
高松先生
アメリカではみんなコロコロ変えていて、それが私にとっても衝撃でした。学校自体もコロコロ変えます。
我慢する力だったり、その中で育まれることもたくさんあるし、頑張って我慢を超えてこそ見えてる世界があると思うんです。
うちの息子は野球を9年、娘はチアダンスを何年も続けていました。好きなものは続くんです。
ただ、別世界を見たいという興味関心が湧いた時に、新しい経験値を積ませてあげるためには、大事なんじゃないかなと思います。
ただ闇雲に挑戦させるのではなく、なぜやりたいのかというプレゼンテーションをしてもらいます。自分はこういうことを学んでみたいというのを、しっかり調査する。そしてそのためにはどうしたらいいのか、誰の援助を受けるのか、そこまで話し合って、プレゼン力も鍛えていきました。
我慢する力だったり、その中で育まれることもたくさんあるし、頑張って我慢を超えてこそ見えてる世界があると思うんです。
うちの息子は野球を9年、娘はチアダンスを何年も続けていました。好きなものは続くんです。
ただ、別世界を見たいという興味関心が湧いた時に、新しい経験値を積ませてあげるためには、大事なんじゃないかなと思います。
ただ闇雲に挑戦させるのではなく、なぜやりたいのかというプレゼンテーションをしてもらいます。自分はこういうことを学んでみたいというのを、しっかり調査する。そしてそのためにはどうしたらいいのか、誰の援助を受けるのか、そこまで話し合って、プレゼン力も鍛えていきました。
てつなぎ
プレゼンテーションについては、高学年ぐらいからOKだと書かれていたと思いますが、子どもたちはそれに対して特に抵抗はありませんでしたか?
高松先生
プレゼンテーションは小さい時からさせています。バービー人形、遊戯王カードが欲しいという出発点からはじまり、なぜほしいのか威圧感を与えずに引き出します。「だったら買ってみようか」と。
「その言い方じゃイマイチだね」とか、「まだ買ってあげたいっていうところまでいかないね」とか、「こんなこと言われたら買ってあげたくなっちゃうわ」と親の反応も様々です。
塾に行かせてほしいや、留学させてほしいというのも、元をたどればポケモンやバービーから始まっているんです。
「その言い方じゃイマイチだね」とか、「まだ買ってあげたいっていうところまでいかないね」とか、「こんなこと言われたら買ってあげたくなっちゃうわ」と親の反応も様々です。
塾に行かせてほしいや、留学させてほしいというのも、元をたどればポケモンやバービーから始まっているんです。
てつなぎ
そこのコミュニケーションについては、早い段階から育むということだったんですね。
高松先生
自分の欲しいもの、やりたいことを、どう相手に伝えるかということは、自分だけがWINになるのではなく、相手のWINも考えてあげるということ。上手にWINWINの関係を成立させるプレゼンテーションを考えられるように導いてあげます。このコミュニケーション術も、家庭の中で育まれたことだと思っています。
てつなぎ
日本の多くの家庭では、わーって子どもが泣くものだから、それを静かにさせるために買うみたいになっていますよね。そういうロジカルな考えを持った上で、お互いが自分軸じゃない考え方も持った上で説明をするというところが必要になってくるんですね。
高松先生
そこで言いなりになってしまうと、両方何も育ちません。計画性、自制心、継続力だったりが育たないんです。
今買ってあげたらお互い楽ですが、親もブレずに、子どもの夢を叶えてあげて、「じゃあ3週間頑張って、 プールが終わった後にやれるようにしよう」とすれば、子どももダダをこねることがほとんどなくなります。
ちゃんと買ってもらえる保証もあるし、努力することで手に入れられるものがあるとわかれば、努力を惜しまなくなります。自分の努力が形になるという喜びも感じられていれば、だんだんとやっていくようになりますよ。
今買ってあげたらお互い楽ですが、親もブレずに、子どもの夢を叶えてあげて、「じゃあ3週間頑張って、 プールが終わった後にやれるようにしよう」とすれば、子どももダダをこねることがほとんどなくなります。
ちゃんと買ってもらえる保証もあるし、努力することで手に入れられるものがあるとわかれば、努力を惜しまなくなります。自分の努力が形になるという喜びも感じられていれば、だんだんとやっていくようになりますよ。
てつなぎ
プロセス、努力、成長という流れが、そこにぐっと詰まっているんですね。
高松先生
ちゃんとゴール設定をして、そこにお互いに向き合ってほしいです。
てつなぎ
娘さんから「留学したい」という話があった時も、そういうやりとりだったんですか?
高松先生
最初は「プロム」というドラマの、高校生がドレスを着てパーティーに行く姿に憧れていただけなので、そんなに大したプレゼンテーションではありませんでした。
最初は「いいんじゃない?ピンクのドレスが着られたら可愛いね」と話で盛り上がって。とにかく、子どもたちが興味を持ったことにはすぐ「いいね」と言うようにしています。
プレゼンテーションするようになったのは、小学校の高学年ぐらいです。
最初は「いいんじゃない?ピンクのドレスが着られたら可愛いね」と話で盛り上がって。とにかく、子どもたちが興味を持ったことにはすぐ「いいね」と言うようにしています。
プレゼンテーションするようになったのは、小学校の高学年ぐらいです。
PROFILE
株式会社スパークリングキッズ代表取締役
◎――株式会社スパークリングキッズ代表取締役。元夫の赴任先、米国・バージニア州で出産と子育てを経験。アメリカのハイクラス家庭が実践する「子どもを尊重する子育て」に感銘を受け、その考え方を学び体系化する。帰国後は協調性や自制心が重視される日本社会でも通じるよう、アメリカ式の子育てをアレンジした独自の子育てを実践。その結果、英才教育をいっさい施すことなく、長女は単身でアメリカの高校に留学し、2年連続で「全米優秀生徒賞」を受賞。その後全米No.1の公立大学「カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)」に特待生として進学。長男は早稲田大学入学後、交換留学生としてUCLAで学ぶかたわら、バックパッカーとして世界中を旅した。
◎――自身は、長男6歳、長女2歳のときに離婚を経験。以来20年間シングルマザーとして、英会話教室経営や元F1ドライバー片山右京氏主催のチャレンジスクールのマネージャーなどの仕事をしながら女手ひとつで2人の子育てを行ってきた。
◎――一方で、仕事を通じて多くの親子と関わりができ、自身の子育て法をもとにしたアドバイスを行うようになる。それが評判となったことがきっかけで、潜在的な生きる力を体系的にはぐくむ子育て法、「マミーメソッド」®️を確立。2020年にそのノウハウをより多くの人に役立ててもらおうと、株式会社スパークリングキッズを設立。SNSと口コミだけで評判が広がり、国内外から多数の受講者が殺到。これまで延べ1万人以上の親子の悩みを解決してきた。
◎――自身は、長男6歳、長女2歳のときに離婚を経験。以来20年間シングルマザーとして、英会話教室経営や元F1ドライバー片山右京氏主催のチャレンジスクールのマネージャーなどの仕事をしながら女手ひとつで2人の子育てを行ってきた。
◎――一方で、仕事を通じて多くの親子と関わりができ、自身の子育て法をもとにしたアドバイスを行うようになる。それが評判となったことがきっかけで、潜在的な生きる力を体系的にはぐくむ子育て法、「マミーメソッド」®️を確立。2020年にそのノウハウをより多くの人に役立ててもらおうと、株式会社スパークリングキッズを設立。SNSと口コミだけで評判が広がり、国内外から多数の受講者が殺到。これまで延べ1万人以上の親子の悩みを解決してきた。
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