LDの子が見つけた「書き」への困り感への工夫・勉強法
多数派とは学び方が異なる LD当事者(Learning Difference)の工夫、学校での配慮を紹介します。
発達/発育
LDの子が見つけた 「書き」への困り感への工夫・勉強法 #01
パソコンやコピー機を活用してノートをまとめる
● 聞くことと書くことを同時にできない。
● 頭の中でまとめるのが苦手。
● 書き写すのに時間がかかる。
● 書く速度が考えていることに追いつかない。
① パソコンであらかじめ下書きをしておき、紙に清書する
② 絵や図などはコピーしてノートに貼る
③ 友人からノートを借りる
手書きで清書して提出する
書く速度が考えていることに追いつかないため、高校生のときからさまざまな工夫をするようになりました。
作文はパソコンで下書きをした後に、紙に清書していました。
紙に書いて間違えると消しゴムで消さなければなりませんが、パソコンならあっという間に消せます。
また、文章構成もパズルのようにさまざまな組み合わせを考えて書くことができます。
今は印刷して提出できる学校もありますが、私は提出用に手書きで紙に清書していました。
手書きは苦痛でしたが、消しゴムで消す手間は省けるので気が楽になりました。
ノートを書くのもとても苦手でしたが、一度友達に「ノート見せて」と言われてから、「私も借りたらいいんだ」と思い、ノートをまとめるのが上手な人に借りるようになりました。
また、生物の授業では、ノートも授業の評価につながるため、絵や図を書かなければなりませんでしたが、教科書のコピーをして貼って提出しました。
先生には「書くことが大事」だと注意されましたが、図を覚えることに意味があるなら、いろんなやり方があっていいのではと思っています。
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