「うちの子、友達に偉そう…」小学生男子の上から目線な言い方、その理由と親の関わり方

「うちの子、友達に偉そう…?」小学生の子どもが友達に上から目線な言い方をするのはなぜ?元小学校教員が、強い言い方をしてしまう背景や友達関係への影響、親ができる声かけ・関わり方を紹介します。

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フリーランスWebライター/ワンオペ育児中の2児の母
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「うちの子、友達に偉そう…」小学生男子の上から目線な言い方、その理由と親の関わり方

参観日で我が子の言葉遣いを聞いて、「え、うちの子、こんな喋り方するの?」と驚いたことはありませんか?

「それ違うし」

「なんでそんなこともできないの?」

友達に向かって、どこか上から目線で話す我が子。家ではそんな話し方をしていないのに……と、「友達に嫌われない?」「学校ではいつもこうなの?」と心配になることもあるでしょう。

私は小学校教員として5年間、さまざまな子どもたちの友達関係を見てきました。そして今は、2児を育てる母でもあります。

友達に強い言い方をする姿を見ると心配になりますが、その言動の裏には、その子なりの気持ちや理由が隠れていることもあります。

この記事では、子どもが友達に偉そうな態度を取ってしまう背景と、親ができる関わり方を、元教員・母親としての経験を交えながらお伝えします。

友達に偉そうな子ども。なぜそんな言い方をするの?

友達への言い方がきついからといって、すぐに「性格の問題」と考える必要はありません。まずは、その言動の背景を考えてみましょう。

自分の意見を伝えたい気持ちが強い 

「自分はこう思う」「こうした方がいい」と、自分の意見をはっきり言えること自体は悪いことではありません。

ただ、相手の話を聞かずに自分の意見を押し通したり、言い方が強くなったりすると、周りからは「偉そう」に見えてしまうことがあります。

教員時代にも、班活動などで積極的にみんなを引っ張る一方、つい強い言い方になってしまう子がいました。

そんなときは、「自分の意見を言うこと」と「相手にどう伝えるか」は別のこととして考えることが大切です。伝えようとする気持ちまで否定せず、言い方を一緒に考えていきましょう。

「認めてほしい」が強い言葉になっていることも 

「すごいと思われたい」「自分のことを認めてほしい」。そんな気持ちが、友達への強い言葉として表れることもあります。

たとえば、テストやゲームの話をしているうちに、

「〇〇くんより僕のほうができる」「そんなこともできないの?」

と、いつの間にか相手と比べる言い方になってしまうことも。

すぐに「人を見下している」と決めつけるのではなく、「どうしてそんな言い方をしたんだろう?」と、そのときの気持ちにも目を向けてみましょう。

家で聞いた言葉を使っている可能性も

子どもは、身近な大人の言葉をよく聞いています。

兄弟への言い方や夫婦の会話、誰かについて話しているときの言葉など、大人にとっては何気ない一言を、子どもがそのまま使っていることもあります。

我が子の言葉遣いが気になったときは、子どもだけを注意するのではなく、「家ではどんな話し方をしているかな?」と、大人自身の言葉遣いを振り返ってみるのもひとつです。

もちろん、「親の言葉遣いが原因」と決めつける必要はありません。学校や友達、動画やゲームなど、子どもが言葉に触れる場所はたくさんあります。

だからこそ、誰かを責めるのではなく、まずは家庭でできることから考えてみましょう。

偉そうな態度が続くとどうなる?

友達への強い言い方が続くと、学校での人間関係に影響することもあります。一方で、注意の仕方によっては、子どもが必要以上に自分を責めてしまうことも。どちらも気をつけたいポイントです。

友達との間に距離ができることも 

「自分の意見ばかり押し通す」「相手の話を聞かない」といったやり取りが続けば、友達から距離を置かれてしまうこともあります。

教員時代にも、本人は悪気なく接しているのに、言い方の強さから友達とのすれ違いが起きてしまう場面がありました。

本人が自分の言い方に気づいていないこともあるため、「友達に嫌われるよ」と脅すのではなく、相手がどう感じたのかを一緒に考えることが大切です。

注意しすぎると「自分はダメ」と感じてしまうことも 

友達への言い方が気になると、つい「そんな言い方しないの」「もっと優しくしなさい」と何度も注意したくなります。

ただ、注意されることが続くと、子どもが「自分はダメなんだ」と受け取ってしまうこともあります。

大切なのは、子ども自身ではなく「言い方」に目を向けること。

「あなたは偉そうだからダメ」ではなく、「その言い方、どうしたらもっと伝わりやすくなるかな?」と、一緒に考えていきましょう。

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友達への言い方が気になったら。親ができる3つのこと

では、我が子の偉そうな言い方が気になったとき、親はどう関わればいいのでしょうか。家庭でできることを3つ紹介します。

「偉そうにしない」ではなく、相手の気持ちを一緒に考える

「偉そうにしないの」「もっと優しく言いなさい」と注意するだけでは、子どもは何をどう変えればいいのかわからないことがあります。

そんなときは、
「〇〇くんは、そう言われてどんな気持ちだったと思う?」
と、相手の気持ちを一緒に考えてみましょう。

すぐに答えが出なくても、焦る必要はありません。「わかんない」と言われたら、親が答えを押しつけるのではなく、少しずつ一緒に考えていけばいいのです。

家の中でも「相手の話を聞く」を大切にする 

子どもの意見を最後まで聞くことも、家庭でできることのひとつです。

「あなたはどう思う?」「お母さんはこう思うけど、どうかな?」

そんなやり取りを重ねながら、自分の意見を伝えるだけでなく、相手の意見も聞く経験を増やしていきましょう。

週末に何をするか、夕飯に何を食べるかなど、ちょっとしたことを親子で相談して決めてみるのもいいですね。

「ダメな言い方」で終わらせず、別の言い方を一緒に考える 

強い言葉が出たときは、注意するだけで終わらせず、「じゃあ、どう言えばよかったかな?」と一緒に考えてみましょう。

たとえば、

「なんでできないの?」ではなく、「ここ、一緒にやる?」

「それ違うし」ではなく、「私はこう思うよ」

など、同じ気持ちでも伝え方を変えることはできます。

「偉そうな子」と決めつけるのではなく、まだ伝え方を練習している途中と考えて、少しずつ言葉の選択肢を増やしていきましょう。

ほかの親や先生から「言い方が気になる」と指摘されたら 

周囲から指摘を受けたとき、親としてどう心を整えればいいかも見ておきましょう。

焦らず受け止めるための親の心の整え方

我が子の言葉遣いや態度を指摘されると、自分の子育てまで否定されたような気持ちになることもあるでしょう。

驚いたり、反論したくなったりするかもしれませんが、その場ですぐに答えを出す必要はありません。

まずは、「教えてくれてありがとうございます。家でも話してみます」と受け止めて、一度持ち帰るだけでも十分です。

そして落ち着いてから、子どもにも話を聞いてみましょう。大切なのは、指摘された言葉だけで「うちの子は偉そうなんだ」と決めつけるのではなく、どんな場面で、どんなやり取りがあったのかを確認することです。

先生からの指摘であれば、学校での普段の様子や友達との関わり方も聞いてみると、家庭では見えなかった子どもの姿がわかることもあります。

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「うちも同じ…」てつなぎ掲示板に寄せられた声 

友達への言い方が気になっているのは、自分だけではありません。てつなぎ掲示板にも、同じように悩む親から声が寄せられています。

掲示板に寄せられたリアルな体験談と変化のきっかけ

ケンママさん(40代)は、息子さんが学校で友達と話しているときや、一緒にSwitchで遊んでいるときの「偉そうな話し方」が気になっていると投稿しています。

幼稚園のころにも同じようなことがあり、一度は落ち着いたように見えたものの、再び気になるようになったそうです。

▶ 元の投稿を読む:息子が友達に対して偉そう

ケンママさんは、息子さんだけを責めるのではなく、自分が子どもを怒ったり、夫について悪く言ったりする姿を見せてきたことも関係しているのではないかと、自分自身の言動も振り返っていました。

コメント欄には、同じような経験をした親から、子ども本人と話したことや、担任の先生にも相談したという声が寄せられています。

その翌日、ケンママさんも、「昨日、息子と言い方について二人で話してみました。なかなかすぐには難しいけど、いい方向に行けば良いなと思います」と続報を寄せています。

友達への言い方が気になっても、一度話しただけですぐに変わるとは限りません。

まずは「偉そうな子」と決めつけず、どんな気持ちでその言葉を使ったのか、どうすれば相手に伝わりやすくなるのかを親子で話してみる。

すぐに答えが出なくても、まずは子どもの話を聞くところから始めてみてはいかがでしょうか。 

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PROFILE

フリーランスWebライター/ワンオペ育児中の2児の母

SYURI

ワンオペ育児中の2児の母。 小学校教員として5年間勤務したのち、妊娠・出産を機に退職。 「在宅で働きたい」という思いからフリーランスに転向し、現在はWebライターとして活動中。 教員経験や子育ての実体験をもとに、教育・働き方・ライフキャリアなどをテーマに執筆している。

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