東大生の家庭から学ぶ 子が進んで勉強する方法
現役東大生75人にアンケートを取り、その結果を元に考察を加えて、その秘訣を探ります!#03
教育
東大生の家庭から学ぶ 子が進んで勉強する方法
こんな「親の姿」を見ると、進んで勉強するようになる!
小さい子が自分から進んで勉強をすることは、なかなかありませんが、中学生になっても「勉強しなさい!」とは言いたくないですよね。
どうすれば自分から勉強する子に育つのでしょうか?
私たちが声を大にして言いたいのは、「親自身が勉強を楽しむ姿を見せてほしい!」ということです。
ほんの些細なことでかまいません。
例えば、教科書を一緒に読んで
「へえ、そういえばそうだったなあ」
「あ、こんなことまで小学校で習うんだ!なるほど、面白いなぁ」
なんて一緒に勉強を楽しんでくれたら嬉しいです。
現に、こんなふうに関わってもらった東大生たちは、親に「勉強しなさい」 と言われなくても、自然と自分から勉強するようになったと話しています。
「本を読みなさい!」と子どもに言うのではなく、
「あ、この本面白かったから、一緒に読まない?」
と言われたほうが、「読んでみようかな」という気持ちにもなるんです。
そういう接し方をしていると、今度は子どもの方から、
「ねえ、今日学校でこんなこと習ったんだけど、これ面白くない?」
「こんなことが本に書いてあったんだけど、びっくりするよね!」
と勉強の話をシェアしたくなります。
こんなふうに日常会話で勉強の話が当たり前に出てくるようになれば、子どもは親に言われなくても勉強するようになります。
勉強を好きになってほしい、という親御さんは多いと思いますが、みなさんは子どもの頃、「勉強しなさい!」と言われたことはありませんでしたか?
そのとき、やる気になりましたか?
本当は、どんなふうに関わってほしかったですか?
子どもは親の背中を見て育ちますよね。
だからこそ、少しでもいいので、子どもが勉強していることに関心を持ってあげてください。 また、親御さん自身が楽しめる分野を見つけて、打ち込んでいる姿を見せてあげてください。
すぐできるのは読書をすることではないでしょうか。
読書をしながら子どもと一緒に過ごすだけで「勉強は自発的にするもの、自分のためにやるもの」という意識づけにつながるのではないかと思います。
・子どもが勉強していることに関心を持つ
・親が勉強している姿を子どもに見せる
株式会社カルペ・ディエム
西岡を中心に、家庭の事情で週3日バイトしながら合格した人や地方公立高校で東大模試1位になった人など、多くの「逆転合格」を果たした現役東大生が集い、日々教育業界の革新のために活動中。
毎年300人以上の東大生を調査し、多くの画期的な勉強法を生み出している。そのほか「アカデミックマインド育成講座」と題した教育プログラムを中心に、全国20校以上でワークショップや講演会を実施。年間1000人以上の学生に勉強法を教えている。
記事の内容がよかったら「イイね!」ボタンを押してね