東大生の家庭から学ぶ 効果的な褒め方

現役東大生75人にアンケートを取り、その結果を元に考察を加えて、「どうしたら子どもがやる気になるのか?」「どうしたら自分から勉強するようになるのか?」、その秘訣を探ります!#02

教育

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東大生の家庭から学ぶ 効果的な褒め方

この褒め方で「自己効力感」が増す

子どもって、簡単にやる気をなくすことがありますよね。 

「やる!」と言った次の日にはもう「飽きた!」と言ったりして......。

やる気を持続させるためには、どうすればいいのでしょうか?

悩み些細なことで、やる気をなくします

こんな

解決策

1日1回、子どもを褒める
ボクらにはコレが効いた!
頑張りを認めてもらえると、嬉しくて頑張れる

「子どもを褒める」というのが1つのポイントです。 

下の棒グラフを見ていただくと わかるのですが、小学生のときの勉強のご褒美は「言葉で褒めてもらう」が50%で最多でした。

東大生への取材でも、ちょっとした頑張りを認めて褒めてもらえることで、「頑張ろう!」という思いが持てたと答える人が多く見られました。 

小学生のときの勉強に関する褒美は?東大生アンケート(75件の回答)

テストの点数といった目に見えるものだけでなく、2階乗を暗唱したり電車の停まる駅を覚えたことなど、日常のちょっとしたことでも褒められたことを覚えている東大生も多いようでした。

私たちもそうでしたが、小学生の間は 「親が喜んでくれるから、勉強を頑張ろう」と思うものです。

まずは、勉強をすることは喜ばしいことだとお子さんに 「刷り込む」ことから始めて、勉強への抵抗感を軽減するのはいかがでしょうか。

褒められると、子どもは頑張れる!

どうして効いたのか?
自己効力感が育まれ、粘り強くなる

東大に合格する人というのは、

「自分ならできる」

「きっとうまくいく」

と思える「自己効力感」がある人が多いと思います。

例えば受験の途中、模試の成績が良くなくてE判定を取ってしまったとしても、

「きっと次は大丈夫なはずだ」

と受験勉強を続けられる精神力がないと東大には合格できません。

試験当日に問題が解けず、不利な状況に追い込まれても、「何か打開策があるはずだ」 と粘り強く考えるためには、「自己効力感」が必要なのです。

子どものときから、どんなに些細なことでもいいので「できた!」という経験を積み重ねてきた人は有利です。

その体験が、「次もきっとできるはずだ」という自信に繋がっていくからです。

まとめ

・些細なことでも褒めるポイントを見つける

・「自分で何かを成し遂げること」に対する成功体験を育てる

PROFILE

株式会社カルペ・ディエム

東大カルぺ・ディエム

2020年6月、西岡壱誠を代表として株式会社カルペ・ディエムを設立。
西岡を中心に、家庭の事情で週3日バイトしながら合格した人や地方公立高校で東大模試1位になった人など、多くの「逆転合格」を果たした現役東大生が集い、日々教育業界の革新のために活動中。
毎年300人以上の東大生を調査し、多くの画期的な勉強法を生み出している。そのほか「アカデミックマインド育成講座」と題した教育プログラムを中心に、全国20校以上でワークショップや講演会を実施。年間1000人以上の学生に勉強法を教えている。

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