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英才教育なしで、超優秀な子どもを育てる「ナイストライ!」

英語が話せないのに 15歳でアメリカ留学 全米優秀生徒賞!2年連続受賞!UCLA特待生に!家庭でできる最高の子育て#03

更新日:

高松 ますみ
株式会社スパークリングキッズ代表取締役。

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「ナイストライ!」子どものポテンシャルを伸ばす

「失敗しても大丈夫」は 言ってはいけない!

そもそも「チャレンジ慣れ」していない子どもが新しいことにチャレンジするには、高いハードルがあります。

「怖くないよ。大丈夫よ」

「失敗してもいいからやってごらん」

「下手でもいいからやってみなよ」

「○○ちゃんならできるよ」

あなたは、お子さんにこんなことを言っていないでしょうか?

「失敗を恐れず、チャレンジしてほしい」という親の思いが透けて見える言葉ですが、実はこれ、子どもの挑戦意欲を削いでしまうNGワードです。

言葉のなかに「怖い」「失敗」「下手」といったネガティブワードが入っているせいで、子どもが悪い妄想を掻き立てて動きづらくなることがあるのです。

また、「○○ちゃんならできるよ」という声かけもやめたほうがいいでしょう。

「できる」という結果重視の言葉を使うことで、失敗が許されないという意識が芽生え、「もしできなかったらどうしよう」と不安な気持ちになってしまうからです。

ネガティブな言葉を避けるべきなのは、習い事など大きな挑戦のときだけではありません。日々のちょっとした挑戦についても同じです。

たとえば、1人でコップに牛乳を注ごうとして、全部こぼしてしまったときも、「何やってんのよ! しっかり持たないからよ!」とガミガミ責めたり、

「あぁ〜、もう!」 など、感情をそのまま大きな声に出したり、

「失敗しちゃったね」

「もったいなかったね」

「服が汚れちゃったね」

など、ネガティブな言葉を発してしまうと、再チャレンジするのを嫌がるようになります。

ネガティブワードよりも「ナイストライ!」

では、どのような声かけをすればいいのでしょうか?

まず親自身が、子どものチャレンジはすべて「将来、自分でできるようになるための練習」と考えましょう。

 そのうえで、練習には失敗体験の繰り返しがつきものだと覚悟することです。

そして、失敗に対しては「OK、大丈夫!」と冷静に対応し、挑戦しようと思ったことを「ナイストライ!」と褒め、何度でも子どもの「やってみたい!」につき合うことで、チャレンジを怖がらない子に育つのです。

また、「チャレンジさせることをゴール」にするのではなく、「新しい経験を1つ増やすことをゴール」にすることも大切です。

私は子どもたちに、

「新しい挑戦のチャンスが巡ってきたときは、自分に新たな経験をプレゼントしてあげられるタイミングだから、積極的につかみにいくことが大切だよ」

とよく言い聞かせていました。

親の失敗談を話して聞かせる

もう1つのポイントは、親の失敗談を話して聞かせることです。

「失敗してもいいよ」という声かけはやめましょう、とお伝えしましたが、多くの親御さんが「失敗しても問題ない」ことを伝えたいと思っているはずです。

そんなときは、ご自身の失敗体験をお子さんに披露してみましょう。

特に、小学生くらいまでの子どもは、「大人は失敗しない生き物」だと思っていますから、実際はそうではないことを教えるだけでも、失敗へのハードルは下がります。

 私の父は、精密機器の会社を経営していたのですが、会社設立当時の苦労話をよくしてくれました。

私はそれがとても好きだったので、私も同じように、過去の話や今取り組んでいる仕事、人間関係についても子どもたちに話すようにしていました。

ポジティブな話だけでなく、困ったこと、悲しかったこと、辛かったこと、失敗したことなどを、愚痴っぽくならないよう、ユーモアを交えながら披露してきました。

このように、大人もたくさん失敗するし、弱い面やネガティブな感情もあるということを普段から話しておくことで、徐々に失敗を怖がらなくなります。

その結果「勇気を出してチャレンジしてみよう」という感情が醸成されるのです。

PROFILE

株式会社スパークリングキッズ代表取締役。

高松ますみ

◎――株式会社スパークリングキッズ代表取締役。元夫の赴任先、米国・バージニア州で出産と子育てを経験。アメリカのハイクラス家庭が実践する「子どもを尊重する子育て」に感銘を受け、その考え方を学び体系化する。帰国後は協調性や自制心が重視される日本社会でも通じるよう、アメリカ式の子育てをアレンジした独自の子育てを実践。その結果、英才教育をいっさい施すことなく、長女は単身でアメリカの高校に留学し、2年連続で「全米優秀生徒賞」を受賞。その後全米No.1の公立大学「カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)」に特待生として進学。長男は早稲田大学入学後、交換留学生としてUCLAで学ぶかたわら、バックパッカーとして世界中を旅した。
◎――自身は、長男6歳、長女2歳のときに離婚を経験。以来20年間シングルマザーとして、英会話教室経営や元F1ドライバー片山右京氏主催のチャレンジスクールのマネージャーなどの仕事をしながら女手ひとつで2人の子育てを行ってきた。
◎――一方で、仕事を通じて多くの親子と関わりができ、自身の子育て法をもとにしたアドバイスを行うようになる。それが評判となったことがきっかけで、潜在的な生きる力を体系的にはぐくむ子育て法、「マミーメソッド」®️を確立。2020年にそのノウハウをより多くの人に役立ててもらおうと、株式会社スパークリングキッズを設立。SNSと口コミだけで評判が広がり、国内外から多数の受講者が殺到。これまで延べ1万人以上の親子の悩みを解決してきた。

「高卒シングルマザーがわが子をUCLA特待生に育てた45の方法」

著者名
高松 ますみ
出版社
 かんき出版

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