甘やかし=マザコン息子に? 子どもの行動がアッサリ変わる
やがて来る、ひとり立ちのために・上手に息子をコントロールし、伸ばす秘訣!#03
しつけ/育児
自分の体を使った、大いなる実験
私は常々自分の生徒たちに言っています。
「きみは弟と性格が違うね。顔も違うね。ものの考え方も、とらえ方も違うよね。同じ親から生まれた弟とだって、こんなに違うんだ。世間にそっくりな人間なんてひとりもいない。だから、たったひとりしかいないきみが、その心と精神と肉体を使って、最大限に人生をオモロくする人体実験をするのが、きみの仕事のはずだ」
そう、男の子の人生の目的は、「可能な限り、オモロく生きること」です。
「オモロイ」ことを常に探している子どもは、好奇心があり、人より多くの体験をしています。
ひとつのことに縛られず、同時にさまざまなことに興味を持ちます。
自分の体を使って、とことん「人体実験」をしています。
そうやって成長した人間は、30歳になったときに、ほとんどの人間より先にいます。
若い頃はバカばかりやって、遠回りしているように見えても、必ずその分成長しています。
今は便利な世の中です。
ボタンを押すだけで風呂が沸き、洗濯機もボタンひとつで動きます。
コーヒー豆すら自動でひいてくれます。
「ひねってお湯が出るのはおかしいぞ」なんて考える人はいないでしょう。
資本主義社会では、たいていのものがお金を出せば買えます。
ゲームやテレビなどはまさに、お金を出して買う娯楽、「与えられた楽しみ」です。
それは消費するもので、 創造性、心からの喜びはあまりありません。
一方、インフラが整備されていない国では、夜暗くなって何もすることがなくなったら、ギターを弾いたり、歌を歌ったり踊ったりします。
昼間にすることがなかったら、絵を描いたり、時間をかけて料理をつくったりします。
そうやって何かを生み出して表現して、誰かを喜ばせていれば、人生はずっと楽しくおもしろくなるでしょう。
記事の内容がよかったら「イイね!」ボタンを押してね