「うざい」の一言で済ませてしまう小学生必見!――12歳までに知っておきたい語彙力図鑑クイズ
楽しみながら学んで表現力アップ!大人も解けない!?言葉のクイズに挑戦!「えぐい」「かわいい」「うれしい」普段使っていることば、別の言葉で表現すると、さて、何でしょう?クイズで楽しく、言葉の引き出しを増やしていこう!
教育
齋藤孝先生の『12歳までに知っておきたい語彙力図鑑クイズ』から一部転載・編集してお届けいたします。
書籍から3問のクイズを紹介しますので、ぜひ挑戦してみてください。
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「えぐい」を意味する言葉
Q①②③に入る文字はなんだろう?
ヒント
「えぐい」も「やばい」と同じように、悪い意味合いと良い意味合いで使われるんだ。①②③がそれぞれどちらの意味なのか、動物の表情に注目して考えよう。
A
① ひどい
【意味】①思いやりがない。②激しい。③物事の状態がとても悪い。
【例文】練習をさぼっていたので、本番は我ながらひどい演奏だった。
【意味】①思いやりがない。②激しい。③物事の状態がとても悪い。
【例文】練習をさぼっていたので、本番は我ながらひどい演奏だった。
② どぎつい
【意味】人にいやな気持ちを抱かせる印象が強い。
【例文】あのキャラクターは悪役のせいか、どぎつい言葉を使うよね。
【意味】人にいやな気持ちを抱かせる印象が強い。
【例文】あのキャラクターは悪役のせいか、どぎつい言葉を使うよね。
③ かんぺき(完璧)
【意味】まったく欠点のないこと。
【例文】勝負を決めたのは、相手の完璧なサーブだった。
【意味】まったく欠点のないこと。
【例文】勝負を決めたのは、相手の完璧なサーブだった。
プラスワン!
半端ではない
【意味】物事の程度が普通ではない。度が過ぎている。
【例文】友達が作った粘土の恐竜は、 皮膚の細かさが半端ではない。
【意味】物事の程度が普通ではない。度が過ぎている。
【例文】友達が作った粘土の恐竜は、 皮膚の細かさが半端ではない。
解説
「えぐい」は春の山菜のように、あくが強くて喉を刺激するような味わいを表す言葉だよ。そこから転じて、ひどいやどぎついのように、人にいやな気持ちを抱かせる様子を表す意味合いも生まれたんだ。さらに最近では「やばい」と同じように、マイナスばかりではなくプラスの意味でも使われるようになってきたよ。相手をほめたいならば、完璧や最高と言い換えてみよう。物事の程度が普通をはるかに超えている様子なら、半端ではないや規格外があるね。
「うざい」を意味する言葉
Q①②に入る文字はなんだろう?
ヒント
ウサギさんの集団を前にして、カメさんは少し不満そうな様子だね。①が入る言葉は、雨や曇り空といったすっきりしない天気に対して使うときもあるよ。
A
① うっとうしい
【意味】なにかを邪魔に感じていやな気持ちになる様子。
【例文】前髪がうっとうしいのでヘアピンでとめた。
【意味】なにかを邪魔に感じていやな気持ちになる様子。
【例文】前髪がうっとうしいのでヘアピンでとめた。
② げんなり
【意味】疲れたり飽きたりして、同じことを続ける気力がないさま。
【例文】友達の自慢話にげんなりした。
【意味】疲れたり飽きたりして、同じことを続ける気力がないさま。
【例文】友達の自慢話にげんなりした。
プラスワン!
わずらわしい
【意味】厄介で気が進まないさま。また、複雑で面倒に思うさま。
【例文】何度も同じことを注意されると、わずらわしく感じる。
【意味】厄介で気が進まないさま。また、複雑で面倒に思うさま。
【例文】何度も同じことを注意されると、わずらわしく感じる。
解説
「うざい」は「うざったい」という言葉を省略した言い方なんだ。そして「うざったい」は、目の前のものを邪魔に思うさまを表すよ。たとえば、たくさんの羽虫や梅雨時の湿気を想像してみよう。ただの「いやだ」ではなく、そのしつこさに気持ちがかき乱されるよね。これこそが、うざったい。うっとうしいやげんなり、煙たいといった言葉でも言い換えられるよ。うざいもうざったいも否定的な言葉だから、人に対しては絶対に使わないようにしようね。
「すごい」を意味する言葉
Q①②に入る文字はなんだろう?
ヒント
陸上で最も速く走れるチーターさんに「程度が普通ではないこと」を意味する言葉を言っているよ。「け②違い」は数の位取りを間違えたときにも使うんだ。
A
① すさまじい
【意味】時にはおそろしさを感じるほど、普通の程度を超えているさま。
【例文】姉が推しているアイドルの人気はすさまじい。
【意味】時にはおそろしさを感じるほど、普通の程度を超えているさま。
【例文】姉が推しているアイドルの人気はすさまじい。
② けた違い(桁違い)
【意味】程度や大きさなどが比べものにならないぐらい違っていること。
【例文】あの子のピアノと歌の才能は桁違いだと思う。
【意味】程度や大きさなどが比べものにならないぐらい違っていること。
【例文】あの子のピアノと歌の才能は桁違いだと思う。
プラスワン!
圧倒的
【意味】ほかと比べものにならないほど、すぐれていること。
【例文】彼が所属するバスケットボールチームは、圧倒的な強さで優勝した。
【意味】ほかと比べものにならないほど、すぐれていること。
【例文】彼が所属するバスケットボールチームは、圧倒的な強さで優勝した。
解説
「すごい」は、とても便利な言葉だよね。驚いたり感動したり、心が動いて思わず「すごい」と感じたら、さらに一歩踏み込んで、どうすごいのかを表現してみよう。ほかと比べてすぐれていることを強調したいなら、桁違いや桁が違う、段違い、格が違う、並外れるといった言葉があるよ。感心して相手をほめたいときには、素晴らしいや立派などで言い換えてみよう。少し古風な表現には、あっぱれやお見事もあるよ。
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PROFILE
1960年静岡県生まれ。明治大学文学部教授。専門は教育学、身体論、コミュニケーション論。著書に『12歳までに知っておきたい語彙力図鑑クイズ』
『12歳までに知っておきたい言い換え図鑑』
『12歳までに知っておきたい読解力図鑑』
『12歳までに知っておきたい論理的思考力図鑑』(いずれも日本能率協会マネジメントセンター)、
『誰でも書ける最高の読書感想文』
『呼吸入門』
『呼吸入門』
『三色ボールペン活用術』
(以上、KADOKAWA)、
『大人のための読書の全技術』(KADOKAWA中経出版)、
『声に出して読みたい日本語』(草思社)、
『雑談力が上がる話し方』
(ダイヤモンド社)など。NHK Eテレ『にほんごであそぼ』総合指導。
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