絶対解きたくなる算数の本!「初級編:何人並んでいるの?」 

大人も思わず解きたくなる! 自分で考える力、最後まで考え抜く力、論理的思考力、応用力、予測する力がどんどん伸びる。

教育

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解説

答え8人、または、4人

え! 答えが2つあるの!?
私は8人だと思ったんだけど……
4人って、どういうこと?
8人はわかっていたんだね?
どう考えたの?
問題文に書いてある通りに、
図を書けばすぐにわかるよ!
小学生のけんたくんとはなこさんが1列に並んでいます。
①けんたくんの前には3人の子どもがいて、
②はなこさんの後ろには2人の子どもがいて、
③けんたくんとはなこさんのあいだには1人の子どもがいます。
並んでいる子どもは全部で何人いるでしょうか。

ほら、こうすれば8人だよ。式で書くと、こう。
3(①)+1(けんた)+1(③)+1(はなこ)+2(②)=8(人)
うん、ばっちりだ!
でも、4人はどういうこと?
みんな、問題文を読んで勝手に思い込んでしまっているということはない?
えっ?
勝手な思い込み?
うーん……あ! わかった!
けんたくんとはなこさんの位置は、
逆にもできるんじゃないかな?

ぼくら、けんたくんとはなこさんの位置を、けんたくんが前ではなこさんが後ろと勝手に決めてしまていない?
あ、そういうことか。問題に出てきた順でけんたくんが前だと決めつけていたけど、けんたくんが後ろの場合もあるってことだね。
じゃあ、はなこさんが前、けんたくんが後ろにして問題文(条件)に合うような図はかけるかな?

わ、4人になった!
図を見ると簡単だね!
思い込みに気づくと解けるんだね。
その通り!実はわたしたちは「問題に出てきた順番に並んでいるはず」って勝手に決めつけちゃうことがよくあるんだ。このような思い込みを「バイアス」って言うんだよ。算数の問を解くときは、「本当にそうかな?」「他の可能性はないかな?」って疑っていることが大切だよ。
「他の考え方もあるかな?」「ちがうパターンもためしてみよう!」と、自分に声をかけながら問題に向き合えるといいですね。
「けんたくんが前でしょ?」って、つい思い込んでしまった人も多いかもしれません。でも、よく問題文を読むと「はなこさんが前」という並び方だってありえたわけですね。算数の問題を解くとき、私たちは気づかないうちに「きっとこうだ!」と決めつけてしまうことがあります。少し立ち止まって色々な可能性を考えてみることが大事です。
PROFILE
長崎県出身。京都ノートルダム学院小学校、国立学園小学校を経て、現在は慶應義塾横浜初等部教諭。学校図書教科書「みんなと学ぶ小学校算数」編集委員や全国算数授業研究会幹事を務める。「できる」ことを過度に重視する教育に疑問を感じ、あえて子どもたちを困らせて「?(ハテナ)」を生み出す授業の必要性を訴える。その実践アイデアをXで定期的に発信しており、フォロワーは2万人を超える(2025年12月時点)。5年間の授業実践「牛乳パックは本当に1L入っているのか?」は、フジテレビ『Live News it!』やYahoo!ニュースなどで紹介され大きな話題となった。2023年2月に初の単著『しかける!算数授業』(明治図書)を出版、ほか共著や雑誌寄稿多数
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