専門医が教える 子どものあざを治療できる最新技術!「なぜ子どものときに早期治療したほうがいいの?」
子どものあざを安全かつ効果的に治療できる最新技術! 子どものあざから、おとなのしみ、ほくろまで、レーザー治療はここまで来た!主に子どものあざを取るレーザー治療の仕組みや効果、その手順や治療を受ける際の注意点などを、わかりやすく丁寧に解説します。
健康/病気
生まれつきのあざも、年齢とともに増えるしみも、「一生付き合うもの」と思っていませんか?
本書では最新の医療技術と症例をもとに、治療法や注意点をわかりやすく解説。悩みに光をあてる希望の実用書です。
西堀 公治著書『あざは取れる、しみはなくせる』から一部転載・編集してお届けいたします。
なぜ子どものときに早期治療したほうがいいの?
赤ちゃんのときにあざ治療を始めるのがベストだというお話をしましたが、
「まだ赤ちゃんなのに、レーザー治療をするなんてかわいそう‥‥‥」
「あざを痛がるわけではないし、もしかしたら消えるかもしれないし‥‥‥」
と思ってあざ治療に踏み切れない親御さんも少なくありません。
もちろん、すべてのあざを治療しなければならないわけではありません。
まずは、そのあざがどんな種類のあざで、治療が必要なのかどうかを専門医に診断してもらうことが大切です。
今はSNSなどで検索すると、さまざまなあざの写真などがあげられているので、見比べたり、そこに書かれたコメントなどを参考にしたりすることもあると思います。
しかし、インターネット上で見比べて、自己判断してしまうのは危険です。
あざのことはあざの専門医に診断してもらうことが必須なので、必ず診てもらいましょう。
あざはできるだけ早く受診して治療するほうがいいのは、次の5つの大きなメリットがあるからです。
子どもの早期治療の5大メリット
1 治療効果が高い
2 治りが早く、あとも残りにくい
3 心身の負担が少ない
4 治療期間が短い
5 治療費負担が少ない
なぜ子どもの早期治療はこんなにメリットがあるのかというと、その秘密は皮ふにあります。
私たちの皮ふは、表面から表皮→真皮→皮下組織とミルフィーユのような構造になっています。
ご存じの通り、私たちの肌の細胞は日々の新陳代謝によって、絶えず表皮の古い角質が剥がれ、新しい細胞に生まれ変わっています。
しかし、年齢とともにこの新陳代謝がだんだん滞っていきます。
すると、表皮の古い角質が厚くなってかさついたり、肌の透明感が失われてくすみがちになります。
おとなの肌と赤ちゃんの肌を比べてみると、赤ちゃんの肌は、うらやましくなるほどふっくらきめ細かで透明感がありますよね。
日々成長している赤ちゃんの肌は、おとなに比べて新陳代謝のサイクルが何倍も早いものです。そのため、表皮の角質層が薄く、おとなよりも肌が圧倒的に柔らかく透明感が高いのです。
透明感の高い肌は、あざ治療に使用するレーザー光線の透過率も高いという特性があるので、赤ちゃんのほうがあざに対する治療効果が高くなるというメリットがあるのです。
また、身体が小さいとあざも相対的に小さく、成長して身体が大きくなると、あざの面積も大きくなるので、成長してからのレーザー治療は、赤ちゃんのときの3~4倍も照射する必要があります。
身体が小さい赤ちゃんのうちに治療すれば、レーザーを照射する面積も最小限になるので、治療にかかる時間も身体への負担も軽減できるのです。
さらに、おとなになるとちょっとした虫刺されや切り傷でも、治りが遅かったり、あとがなかなか消えなかったりすることがありますが、新陳代謝の活発な赤ちゃんの肌は再生率が高いので、傷も早く治ります。
レーザー治療後も、肌の細胞が速やかに再生されるので、赤ちゃんのほうが治りが早く、傷あとも残りにくいというメリットがあるのです。
実際、赤ちゃんのときにあざ治療を行うと、「あれ、どこにあざがあったんだっけ?」とあとがわからなくなるほど、きれいに治るケースが少なくありません。
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