大勢のママたちの問題を解決!――“孤独感”で悩むぼっちママの特徴
子育て特有の“孤独感”で悩んでいるぼっちママたちのために、実際に私自身も体験し、これまで大勢のママたちの問題を解決してきた方法をお伝えします。子育て中ならではの“孤独感″を知る。
人間関係
ぼっちママの特徴
ぼっちママあるある……①
一番わかってほしい夫に自分の思いが伝わらない
さあ、ここからは、ぼっちママが抱えている“寂しさ”がどんなものなのかを、いろいろな例を交えながらお伝えしていきますね。
私が毎日のように接しているクライアントさんや講座の受講生さん、ブログやコミュニティのママさんたちの中には、子育てをしながら孤独感を抱えているぼっちママが、驚くほど大勢います。
そんなママさんたちからの相談で、最も多いのはなんと旦那さんに関するものなのです。
子どもが小さいときは特に、パートナーである旦那さんに求めたくなることがたくさんありますよね。
ぼっちママの場合は、毎日新しいことやわからないことの連続の中、ひとりで悩みも家事も育児も抱え込んで、常にいっぱいいっぱいの状態。
そこで、同じ親であるはずの旦那さんが、ママの大変な状況を理解していないように感じたり、育児に積極的に参加しなかったりすると、すごく寂しいですよね。
もし旦那さんが、
「僕も何か手伝おうか?」
と言ったとしても
「手伝うって、同じ親なんだから、あなたもメインになってやってよ」
と、イライラしたり、ガッカリしたりするママもいます。それくらい必死で子育てをしているのです。
たとえ旦那さんが積極的に育児や家事に関わってくれているとしても、やることを毎回イチから説明しなくてはならなかったり、やってくれたことが雑だったりすると、ママにとってはありがたいと思う反面、違うストレスを感じるのですね。
だから結局、
「説明するのが大変すぎる!もう頼むより自分でやったほうがラクだわ!」
とママが全部ひとりで抱えてしまうのです。
「子どもができる前はあんなに楽しく過ごせて、私のことをわかってくれてたのに……」産後から急激に変わってしまった夫婦関係に戸惑うママたちが大勢いますが、みなさん、忙しい子育ての中で、一番理解してほしい人に、自分の思いがきちんと伝わっていないのですね。
そして、
「子育てに関しては、夫はもういらない」
と心の距離を置き、ますます孤独を感じてぼっちママになってしまいます。
以前、私のもとに離婚の相談に来られた方もそうでした。
彼女には双子の男の子がいるのですが、出産後の子育てが大変すぎて、あるとき旦那さんに、
「ひとりではとてもできそうにないから、一緒に子育てをしてほしい」
と訴えたそうです。
けれども旦那さんは、
「仕事が忙しいから、これ以上頼らないで。家のことは自分で頑張ってくれないか」
と言って、何も変わらなかったとのこと。
それで彼女は仕方なく心を殺し、もう旦那さんはいないものとして産後の大変な状況をひとりで乗り越えたのだそうです。
そして、子どもも成長して少しずつ手が離れ出したときに、離婚の相談に来られたのですね。
あなたは、「さすがにこれは極端な例」と思われるでしょうか。
けれども、旦那さんと会話レスになったり、イライラが止まらなかったり、爆発して一時的に家を出てしまったりするケースも、みんな同じなのです。
この相談者さんも、産後の大変なときに旦那さんとの会話を諦めて、心を閉ざしたから、「離婚したい」と思うほど問題が大きくなってしまったのですね。
何か小さな問題が起きたあとも、子育てはずっと続きます。
あなたが、
「私は孤独だな.......」
と感じている今だからこそ、諦めずにこのあと紹介していく方法を実践して、今よりもっと自分らしい人生を送れるように、一緒に向き合っていきましょう。
ぼっちママあるある........②
頑張って「いい子」になろうとする
大切な存在である子どもに向き合うようになることで、親としての自分を見つめざるを得なくなって、苦しんでいるぼっちママたちも大勢います。
私のコミュニティのママさんたちの話を聞くと、自分が子どもの頃から「いい子」だったママほど、孤独感をもちやすい傾向にあるみたいです。
成長していく過程で反抗期をちゃんと経験した上での、いい子であるのなら、ほとんど問題はないかもしれません。
けれども、親に反抗することさえ思い浮かばなかったようないい子は、子育てに直面すると、ぼっちママになるケースがよく見られます。
そうしたいい子出身のママたちは、子どもの頃に親にわがままを言ったり、自己主張をしたり、親に甘えてスキンシップを求めたりしたことのない人が多いのですね。
だから、いざ自分の子どもに自我が芽生え、イヤイヤ期や反抗期がくると、
「子どものわがままが許せない」
「自分にベタベタと甘えてくるのが、すごくイヤ」
という反応が強く出てしまいがちです。
また、自分が子どもの頃にやっていた「いい子」を、どうしても自分の子どもに押しつけてしまうこともあります。
子どもは自分とはまったく別の存在だと頭ではわかっていても、その境界線がわからなくなってしまうのですね。
でもそうなると、子どもはますますかんしゃくを起こすとか、自分の殻に閉じこもり、人と関わらないといったことになりかねません。
そのときの自分の悩みを誰かに伝えられていたら、問題の深刻化を防げると思うのですが、いい子出身ママであるほど、
「こんな私の気持ちを聞いてもらうと、みんなに迷惑をかけてしまう……」
と考えて、ひとりで悩みを抱えて、余計に“心の傷”が深まっているのです。
そこまで深い悩みは抱えていなくても、ママたちは子育てに奮闘している中で、子どものことが心配でつい、
「みんなと仲良くして、お友だちはたくさん作りなさい」
「学校には何としてでも行きなさい」
「ゲームは1日1時間までよ!」
と、自分の考えを押しつけてしまったり、子どもの状況をまるで自分のことのように捉えることで、過干渉や威圧コントロールがやめられなかったり、
「ああ、どうしてこうなるんだろう........」
と思いながらも、問題が大きく膨らんでしまったりすることもあるでしょう。
子どもという大切な存在を育てていく中で、ぼっちママたちは、誰にも言えない寂しさを抱えているのです。
ぼっちママあるある……③
ママ友との距離感に悩む
私のコミュニティのママさんたちからよく聞く話なのですが、子どもを介したママ友とのお付き合いは、距離感に悩み、ひとりぼっちに感じていることが多いようです。
過去の自分が自由に選んで作ってきた気の合う友だちと違って、ママ友は、子どもが保育園や学校などでたまたま一緒になった友だちのママや、子どもの幼稚園のバス停で出会ったママなど、子どものつながりの中でできた関係ばかり。
どう付き合っていけばいいのかとまどって、ついつい受け身に構えてしまい、相手との距離感がわからなくなってしまうのですね。
私も経験しましたが、つながりが子どもを介してとなれば、
「どのくらいフランクに付き合ってもいいんだろう?」
「いつ敬語からタメ語にするの?」
「ママも下の名前で呼んでいいの?」
などと、相手との距離感がわからなくなってしまうことも。
「自分がうまく付き合えないせいで、子どもまで仲間外れにされたらどうしよう」
など、自分で作ってきた友だち以上に慎重に気を遣ってしまうのですね。
そのため、ママ自身がリラックスした状態ではなく、どこか緊張した感じで相手と接していたり、頑張って相手に合わせて一緒に行動してきたつもりなのに、ある日突然、子ども同士のお誕生日会にうちの子だけ呼ばれなかった、習い事の体験会に声をかけてもらえなかった、といった事件がたびたび起きたりして、
「なんか私、あの人たちから距離を置かれている?」
と心がぼっちを感じてしまう……という話もよく聞きます。
みなさんは、いかがでしょうか。
「ああ、私もそんな感じでぼっちママになっているんだな」
と思っている方も、きっと少なくないでしょう。
ママなら誰でも、子どもという自分とはまったく別の存在がすぐ側にいて、子育てというこれまで足を踏み入れたことのない世界に身を置くことになったのですから、何か初めてのことに出遭うたびに、不安を感じて右往左往してしまう――。
そうした状況の中で自分を責めて、言葉にできないような“孤独感”を抱えているママたち。
「そんなママ特有の孤独感は、誰にでもあるものなんだ」
と、まずはママ自身が自分のことをわかってあげてほしいのです。
そしてこのあと、その孤独感の理由を理解していきながら、ママだけの今の孤独感を、少しずつ小さくしていきましょう。
公認心理師・Bigsmileカウンセラーコーチ。株式会社ビッグスマイルマザージャパン代表取締役、Big smile mamaコミュ主宰、元精神科・小児科看護師。
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