「心のお医者さん」が名回答「家族の悩み」
大ベストセラー『学びを結果に変えるアウトプット大全』の精神科医樺沢紫苑と、『子どもが本当に思っていること』の精神科医さわの初タッグ。 子どもの話す・書く・行動する力を育む本です。
親子関係
家族の悩み
大人のほうがえらいわけじゃないけど、こどもより長く人生けいけんをつんできたことはたしか。「年の功」という言葉もあるとおり、長く生きて、いろんなことを見聞きしてきた分、こどもよりも正しくはんだんするかのうせいは高いと言えるだろうね。
でもあくまでも「かのうせいが高い」だけで、大人の意見がかならずしも正解ではないよ。もし、「ちがう」と思ったなら、自分の意見をぜひつたえてみよう。
あなたの意見が正しいか、まちがっているかはわからないけど、こどものがわから「こういう考えがある、こうしたい」とつたえることは、あなたにとっても、大人にとっても、多くの学びがあると思うよ。
家族の悩み
はだとはだをくっつけ合うと、「オキシトシン」というホルモンが出るんだ。なんだか安心するのは、このあいじょうホルモンのおかげ。オキシトシンが出るのはあなただけじゃなくて、お母さん、お父さんも、あなたとくっつくと安心するんだよ。
もうおぼえていない赤ちゃんのころから、きっと、お母さんやお父さんにたくさんだっこしてもらってきたよね。スキンシップは、親子のいい関係を育むのにかかせないもの。足りていないと成長にえいきょうが出ることもあるから、大きくなった今もどんどんくっついていこう。
家族の悩み
動物の中でも、人間はとくに不完全なじょうたいで生まれてくる。自立していない小さな生き物を守ろうとするのは動物の本能だから、手のかかる下の子にお母さんの目が向くのはしかたないことなんだ。
けっして、「あなたがかわいくないから」ではないから、安心してね。
だからといって、いつもお兄ちゃん、お姉ちゃんががまんしなきゃいけないということではないよ。
「さみしい、悲しい」というあなたの気もちも大切だから「私にもやさしくしてほしいな」とすなおにつたえてみたらどうかな。
人間は“不完全”なじょうたいで生まれてくる
人間の赤ちゃんは、何もできないじょうたいで生まれてきます。馬は生まれたその日に、犬は生後2〜3週間後には歩けるのに対し、人間の赤ちゃんは歩き出すまでにだいたい1年ぐらいかかります。
歩けるようになってからも、ひとりでなんでもできるようになるのはまだ何年も先のこと。そんな“不完全”なじょうたいの小さな子に親の目が向くのは当然のこと。反対に言えば、あなたもそうやって手をかけてもらって、ここまで大きくなってきたのです。
精神科医、作家
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